non-global zoneが存在する場合、すべてのnon-global zoneが正常に設定されていないとインストール/アンインストールに失敗する場合があります。すべてのnon-global zoneが以下の状態でないことを確認してからインストール/アンインストールを実行してください。
zonecfg(1M)でゾーンを定義したが、zoneadm(1M)でnon-global zoneをインストールしていない状態
zoneadm(1M)でnon-global zoneをインストール後、non-global zoneをブートしただけで、初期設定(パスワードやホスト名の設定など)をしていない状態
non-global zoneのインストール中または削除中の状態
non-global zoneが存在する場合、すべてのnon-global zoneを起動させた状態(zoneadmコマンドですべてのnon-global zoneが"running" と表示されている状態)でインストール/アンインストールを実行してください。ただし、インストール/アンインストール中は、non-global zoneでなにも操作を行わないでください。
サーバパッケージをインストールするnon-global zoneは、完全ルートゾーンとしてください。non-global zoneを作成する場合、inherit-pkg-dirは設定しないでください。
non-global zone作成後はrootのパスワードは作成されていません。「zlogin -C」でzloginすることで、zoneの環境設定をしてください。
なお、non-global zoneが完全ルートゾーンであるかは、global zoneで以下のコマンドを実行することで確認できます。
# /usr/sbin/zonecfg -z ゾーン名 info inherit-pkg-dir |
inherit-pkg-dirの設定が表示されます。なにも表示されなければ完全ルートゾーンと判断できます。
サーバパッケージをクラスタ運用する場合は、global zoneにインストールしてください。