操作手順
行識別子を取得する場合、以下の手順で行います。
この例では、スキーマ名“GENERAL”、表“EMPLOYEE”の情報を参照します。
備考) 行識別子は、24バイトで表されるByte配列データで構成されています。
記述例
データベースの行識別子を取得する場合の記述例を以下に説明します。
Statement stmt = con.createStatement(); (1) ResultSet rs = stmt.executeQuery("SELECT ROW_ID,ID,NAME FROM GENERAL.EMPLOYEE"); (2) RowId rowid = null; (2) ArrayList arraylist = new ArrayList(); while(rs.next()) (3) { rowid = rs.getRowId(1); (4) arraylist.add(rowid); } rs.close(); (5) stmt.close(); (5) con.commit(); (6)
(1) SQL文を実行するためのオブジェクトの生成
(2) ResultSetオブジェクトの生成
(3) カーソルの位置づけ
(4) ResultSetオブジェクトからのデータ取得
(5) オブジェクトのクローズ
(6) トランザクションのコミット
以下に各項目の設定方法を示します。
ConnectionインタフェースのcreateStatementメソッドを使用し、Statementインタフェースのオブジェクトを生成します。
問合せ式の選択リストに行識別子を指定します。
StatementインタフェースのexecuteQueryメソッドを使用し、ResultSetオブジェクトを生成します。
ResultSetインタフェースのnextメソッドを使用し、カーソルの位置づけを現在の位置から1行下に移動します。
ResultSetインタフェースのgetRowIdメソッドを使用し、ResultSetオブジェクトからデータを取得します。
参照
getRowIdメソッドの詳細については“Java APIリファレンス”を参照してください。
生成した各オブジェクトをクローズします。
ResultSetインタフェースのcloseメソッドと、Statementインタフェースのcloseメソッドを使用します。
トランザクションをコミットします。
Connectionインタフェースのcommitメソッドを使用します。