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Symfoware Server V12.1.x アプリケーション開発ガイド(JDBCドライバ編)
FUJITSU Software

2.9 通信データを暗号化する場合の設定

通信データの暗号化機能を使用してリモートアクセスを行う場合は、以下の設定を行ってください。

通信内容を暗号化してサーバに接続する設定

通信の暗号化は、システム用の動作環境ファイルのSSL_USEパラメタにONが指定されている場合にのみ使用できます。クライアント側では、以下のいずれかの方法で通信方法を指定します。

  • JDBCデータソース登録ツールのデータソースの情報設定画面で、プロトコルとしてRDB2_TCPSを指定

  • クライアント用の動作環境ファイルのSERVER_SPECパラメタにRDB2_TCPSを指定

サーバ認証を行う場合の設定

サーバのなりすましから守るために、サーバ認証を行う場合は、データベース管理者が配布するCA証明書ファイルを格納し、格納先のパスを以下のいずれかに指定します。

  • ctuneparamオプションのCLI_SSL_CLI_CA_CERT_FILEパラメタに指定

  • クライアント用の動作環境ファイルのSSL_CLI_CA_CERT_FILEパラメタに指定

注意

  • 通信内容を暗号化してサーバに接続する設定を行わずに、CLI_SSL_CLI_CA_CERT_FILEパラメタまたはSSL_CLI_CA_CERT_FILEパラメタを指定した場合は、エラーになります。

  • サーバとクライアントで暗号化の指定が矛盾している場合は、エラーになります。通信内容を暗号化してサーバに接続する設定を行った場合は、システム用の動作環境ファイルのSSL_USEパラメタにONを指定してください。

  • データベース簡単運用では、通信データの暗号化はできません。