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Symfoware Server V12.1.x アプリケーション開発ガイド(JDBCドライバ編)
FUJITSU Software

2.5.5 ResultSetの機能について

ResultSetインタフェースを使用することで、JDBC規約に定められている以下のResultSetの機能が利用できます。

参照

ResultSetインタフェースについては“Java APIリファレンス”を参照してください。

2.5.5.1 ResultSetの同時複数操作

getMoreResultsメソッドを使用すると、SELECT文の実行後に返される複数のResultSetを同時に操作することができます。

以下の例では複数のResultSetを同時に操作しています。

図2.1 同時に複数結果セットの利用

(1)更新行の確認

(2)TBL1の結果セットを取得

(3)現在の結果セットを閉じずに次のカーソル位置に位置づけ

(4)TBL2の結果セットの取得

(5) 2つの結果セットを同時に利用

参照

getMoreResultsメソッドについては“Java APIリファレンス”を参照してください。

2.5.5.2 ResultSetの更新

ResultSet更新機能を使用することで、カーソルで位置づけている行に対してSQL文を利用せずにデータベース操作を行うことができます。

以下の例ではResultSetインタフェースを使用し、データを更新しています。

(1) ResultSetによる更新を可能にする設定を行います。

(2) SQL文を実行して、ResultSetオブジェクトを生成します。

(3) カーソルの位置を最終行まで1行ずつ移動します。

(4) 位置づけている行の“価格”列の値を取得します。

(5) 位置づけている行の“価格”列の値を更新します。

(6) データベースを更新します。