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Symfoware Server V12.1.x アプリケーション開発ガイド(JDBCドライバ編)
FUJITSU Software

2.5.3 ストアドプロシジャの実行について

ストアドプロシジャを実行する場合は以下の流れで行います。

ストアドプロシジャとは

クライアント側にあるアプリケーションをサーバで実行する形態の場合は、クライアントからサーバにSQL文を送信し、サーバ側の実行結果をクライアント側で受信して処理を行っています。このとき、SQL文単位で送信・受信を繰り返すため、クライアント側に通信負荷がかかります。大規模なアプリケーション開発の場合、このようなクライアント側の性能限界を解消し、開発および保守の生産性を向上させるためにはプロシジャを利用します。プロシジャとは、サーバに登録する処理手続きのことです。プロシジャをサーバに登録しておいて、クライアント側からプロシジャのルーチンを呼出し、サーバ側で一連のトランザクション処理を実行します。

ストアドプロシジャの登録

サーバ環境にストアドプロシジャを登録します。ストアドプロシジャはCREATE PROCEDURE文で登録します。

参照

ストアドプロシジャの詳細は、“SQLリファレンス”を参照してください。

SQL文の指定

SQL文はConnectionインタフェースのprepareCallメソッドに指定します。CALL文にサーバ環境に登録したプロシジャ名を指定します。

注意

定義長が32KBを超えるBLOB型の列を含むストアドプロシジャは、CallableStatementインタフェースで指定することはできません。

SQL文の実行

executeUpdateメソッドによりSQL文(CALL文)を実行します。