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Symfoware Server V12.1.x アプリケーション開発ガイド(埋込みSQL編)
FUJITSU Software

6.1.5 コンパイル時のコネクション先の指定

アプリケーションは、一般的にはアプリケーションでコネクションを操作して、データベースをアクセスしますが、以下の方法により、アプリケーションにコネクション操作を記述しなくても動作することが可能となります。この場合、以下の注意が必要です。

コンパイル時にデータベースを指定する

アプリケーションをコンパイル(sqlcc、sqlfccまたはsqlcobol)するときに、アプリケーションで利用するデータベース名を指定します。このオプションを指定すると、アプリケーションの実行時に自動的に指定したデータベースと結合されます。このため、アプリケーションからのCONNECT文は実行できません。

例1

データベース名を“DB01”とした場合の指定方法(Cプログラムの場合)

sqlfccを利用する場合は、sqlccをsqlfccに置き換えたものになります。

cd  /home/rdb2/application/src
sqlcc    -d DB01  demo08.sc -o ../bin/demo08
            ↑
    データベース名を指定する

例2

データベース名を“DB01”とした場合の指定方法(COBOLプログラムの場合)

cd  /home/rdb2/application/src
sqlcobol   -d DB01  demo09main.scob -M -o ../bin/demo09 demo09sub.o
              ↑
      データベース名を指定する