Symfoware/RDBには、表の設計変更による列の変更によって、アプリケーションに影響があるか否かをチェックする機能があります。あらかじめ以下の方法でチェックしておくことを推奨します。
アプリケーションのコンパイル時にチェックする
アプリケーションに埋め込まれたSQL文をチェックします。アプリケーションのコンパイル・リンク時に、Kオプションを指定します。このオプションを指定すると、選択リストに“*”を指定したカーソル宣言または単一行SELECT文や、挿入列リストを省略したINSERT文が存在する場合に、アプリケーションのコンパイルがエラーになります。
アプリケーションの実行時にチェックする
アプリケーションで実行するSQL文をチェックします。実行時のチェックはコンパイル時のチェックと異なり、アプリケーションで動的SQL文を実行するときにもSQL文をチェックします。選択リストに“*”を指定したカーソル宣言または単一行SELECT文や、挿入列リストを省略したINSERT文を実行した場合、SQL文の実行がエラーになります。SQL文のチェックを有効にするためには、クライアント用の動作環境ファイルの実行パラメタに、ALTER_CHECK = (YES)を指定します。
詳細については、“7.4.1 クライアント用の動作環境ファイルによる定義”を参照してください。