データベースに格納されたXMLデータの形式に関する留意事項は以下のとおりです。
XMLデータの妥当性検証は実施しません。
XMLデータの内部実体展開、および、外部実体の展開は行いません。
XML宣言に記述された文字コードは無視され、UTF-8の文字コードとして扱います。
XMLデータの属性値の正規化(連続する半角空白、復帰コード、改行コード、タブを半角空白で置き換えること)を行います。
また、XMLEXISTS述語におけるXMLデータの検索では、以下に分類される整形式でないXMLデータを、正しいXMLデータと許容して動作する場合があります。
UTF-8形式以外のデータ
XMLデータがUTF-8の形式であるか否かの検証をしていないため、UTF-8形式でなくても許容する場合があります。
制御コードを含むデータ
XMLデータ中に存在する制御コードが、整形式の条件で認められているか否かの検証は行っていないため、整形式の条件で認められていない制御コードを許容する場合があります。
整形式の条件に一致していないデータ
以下のように整形式の条件に一致していないXMLデータであっても、検索対象として動作する場合があります。
ルートノードの開始タグより前、または終了タグより後に不要な文字が記述されている場合
1つの要素内に同じ属性名が重複して記述されている場合(それぞれの属性が検索対象となります)
開始タグ名と終了タグ名が異なる場合(開始タグ名が検索対象となり、終了タグ名は無視します)
終了タグ内に属性が記述されている場合(その属性は検索対象とならずに、無視します)
タグ名、または属性名の先頭がピリオド(“.”)、ハイフン(“-”)、数字(0~9)から始まる場合
コメントに“--”という文字列が指定された場合
処理命令(PI)のターゲット名に“XML”や“xml”を指定した場合