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Symfoware Server V12.1.x RDB運用ガイド(データベース定義編)
FUJITSU Software

2.1 データベース設計から運用までの概要

データベースの作成作業は、Symfoware/RDBの環境の作成が完了したあと、Symfoware/RDBを起動してから行います。

参照

Symfoware/RDBの環境作成およびSymfoware/RDBの起動方法は、“セットアップガイド”を参照してください。

また、本章で説明しているSQL文の詳細な文法については、“SQLリファレンス”を参照してください。

データベースを作成し、運用するまでに必要な手順を以下に示します。

データベースの作成、運用

  1. データベースの設計を行います。

  2. データベース名を登録します。

  3. データベーススペースを作成します。

  4. スキーマおよび表などの論理構造を定義します。

  5. 格納構造(表、インデックスに対するDSO、およびDSI)を定義します。

    格納構造の定義は、以下のように検索性や運用性を向上します。

    • 表の分割格納により、検索範囲を局所化し、効率良い検索をする。

    • 表の分割格納により、データベースの障害発生時や、バックアップ・リカバリ時に通常の運用を停止することなくデータベースの保守・運用をする。

    格納構造を定義せずに、データベースを定義することもできます。

  6. 一時表を定義します。

  7. 権限情報を定義します。

  8. 最適化情報を設定します。

  9. データベース(DSI)を初期化します。ただし、データベースの創成でrdbsloaderコマンドを使用する場合は、DSIの初期化は不要です。

  10. データベースの定義情報を確認します。

  11. データベースの定義情報の保全のために、RDBディクショナリのデータをバックアップします。

  12. 外部データまたはアプリケーションからデータを投入し、データベースを創成します。

  13. データベースを利用する準備として、データベースのデータをバックアップします。

  14. データベースを運用します。

以下にデータベースの設計から、運用までの手順の流れを示します。

図2.1 データベースの設計から運用までの手順

本章では、データベースの設計からデータベースの創成までを説明します。