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Symfoware Server V12.1.1  インストールガイド(サーバ編)
FUJITSU Software

付録A カーネル資源の設定値

Symfoware Server Standard Editionの場合、初期インストールおよびアンインストール時に、カーネル資源のパラメタ値を変更します。

Symfoware Server Standard Editionはデータベース二重化機能およびConnection Manager機能を含みます。初期インストールおよびアンインストール時には、それらに必要なカーネル資源のパラメタ値も一括で変更します。

自動で変更するカーネル資源を、以下に示します。

共用メモリ資源

以下の値を変更します。

パラメタ名

インストール時

アンインストール時

kernel.shmmax

24117248

設定されている値と左記の値を比較して大きい値を設定

設定値を変更しない

kernel.shmall

6912

設定されている値またはデフォルト値に加算

設定されている値から減算

kernel.shmmni

1015

設定されている値またはデフォルト値に加算

設定されている値から減算

セマフォ資源

kernel.semパラメタの形式を以下に示します。

kernel.sem = para1 para2 para3 para4

para1、para2、para3、para4に以下の値を変更します。

パラメタ名

インストール時

アンインストール時

para1

80

設定されている値と左記の値を比較して大きい値を設定

設定値を変更しない

para2

2038

設定されている値またはデフォルト値に加算

設定されている値から減算

para3

-

設定値を変更しない

設定値を変更しない

para4

604

設定されている値またはデフォルト値に加算

設定されている値から減算

メッセージキュー資源

以下の値を変更します。

パラメタ名

インストール時

アンインストール時

kernel.msgmax

128

設定されている値と左記の値を比較して大きい値を設定

設定値を変更しない

kernel.msgmnb

4096

設定されている値と左記の値を比較して大きい値を設定

設定値を変更しない

kernel.msgmni

4

設定されている値またはデフォルト値に加算

設定されている値から減算

参考

設定するパラメタ値は、以下の値に基づいています。

  • システム用の動作環境ファイルのMAX_CONNECT_SYSパラメタ: 500

  • システム用の動作環境ファイルのMAX_CONNECT_TCPパラメタ: 500

  • システム用の動作環境ファイルのCOMMUNICATION_BUFFERパラメタ: 32

  • 同時に実行するRDBコマンド数: 200

  • 同時に起動するRDBシステム数: 1

システム用の動作環境ファイルについては、“セットアップガイド”を参照してください。

変更するカーネルパラメタの値は、データベース二重化機能およびConnection Manager機能に関する値を含んでいます。

Symfoware Server Standard Editionを上記の値を超える規模で運用される場合、“セットアップガイド”の“カーネル編集”を参照し、適切なカーネルパラメタを設定してください。