Symfoware Server Standard Editionの場合、初期インストールおよびアンインストール時に、カーネル資源のパラメタ値を変更します。
Symfoware Server Standard Editionはデータベース二重化機能およびConnection Manager機能を含みます。初期インストールおよびアンインストール時には、それらに必要なカーネル資源のパラメタ値も一括で変更します。
自動で変更するカーネル資源を、以下に示します。
共用メモリ資源
以下の値を変更します。
パラメタ名 | 値 | インストール時 | アンインストール時 |
---|---|---|---|
kernel.shmmax | 24117248 | 設定されている値と左記の値を比較して大きい値を設定 | 設定値を変更しない |
kernel.shmall | 6912 | 設定されている値またはデフォルト値に加算 | 設定されている値から減算 |
kernel.shmmni | 1015 | 設定されている値またはデフォルト値に加算 | 設定されている値から減算 |
kernel.semパラメタの形式を以下に示します。
kernel.sem = para1 para2 para3 para4
para1、para2、para3、para4に以下の値を変更します。
パラメタ名 | 値 | インストール時 | アンインストール時 |
---|---|---|---|
para1 | 80 | 設定されている値と左記の値を比較して大きい値を設定 | 設定値を変更しない |
para2 | 2038 | 設定されている値またはデフォルト値に加算 | 設定されている値から減算 |
para3 | - | 設定値を変更しない | 設定値を変更しない |
para4 | 604 | 設定されている値またはデフォルト値に加算 | 設定されている値から減算 |
以下の値を変更します。
パラメタ名 | 値 | インストール時 | アンインストール時 |
---|---|---|---|
kernel.msgmax | 128 | 設定されている値と左記の値を比較して大きい値を設定 | 設定値を変更しない |
kernel.msgmnb | 4096 | 設定されている値と左記の値を比較して大きい値を設定 | 設定値を変更しない |
kernel.msgmni | 4 | 設定されている値またはデフォルト値に加算 | 設定されている値から減算 |
参考
設定するパラメタ値は、以下の値に基づいています。
システム用の動作環境ファイルのMAX_CONNECT_SYSパラメタ: 500
システム用の動作環境ファイルのMAX_CONNECT_TCPパラメタ: 500
システム用の動作環境ファイルのCOMMUNICATION_BUFFERパラメタ: 32
同時に実行するRDBコマンド数: 200
同時に起動するRDBシステム数: 1
システム用の動作環境ファイルについては、“セットアップガイド”を参照してください。
変更するカーネルパラメタの値は、データベース二重化機能およびConnection Manager機能に関する値を含んでいます。
Symfoware Server Standard Editionを上記の値を超える規模で運用される場合、“セットアップガイド”の“カーネル編集”を参照し、適切なカーネルパラメタを設定してください。