名前
list-web-servers - Webサーバの一覧表示
形式
wscadmin list-web-servers [--detail]
機能説明
Webサーバの一覧を表示します。
Webサーバと連携しているIJServerクラスタの組合せが表示されます。
--detailオプションを指定すると、以下のような詳細情報が表示されます。
連携しているIJServerクラスタのサーバーインスタンスや配備されているアプリケーションの情報
ログ出力ディレクトリやロールオーバーの設定情報
故障監視の方法や故障監視の設定情報
オプション
オプション名 | 簡略名 | 説明 |
---|---|---|
--detail | なし | 全Webサーバの詳細情報を表示します。 |
戻り値
0: 正常終了
1: 異常終了
詳細情報に表示される内容
項目 | 内容 | |||
---|---|---|---|---|
WebServer | Webサーバ名 | |||
IJServerCluster | 連携しているIJServerクラスタの名前。 連携しているIJServerクラスタが複数設定されている場合、その数だけこのブロックを繰り返し表示します。 | |||
Address | サーバーインスタンスの情報を以下の形式で表示します。 IPアドレス:ポート番号 サーバーインスタンスが複数設定されている場合、その数だけこのブロックを繰り返し表示します。 | |||
Identifier | サーバーインスタンスに対応するServletコンテナ識別子 | |||
Application | IJServerクラスタに配備されているWebアプリケーションのコンテキストルート。ルートコンテキストの場合、“/”を表示します。 Webアプリケーションが複数設定されている場合、その数だけ繰り返し表示します。 | |||
SendReceiveTimeout | 送受信タイムアウト(秒) | |||
MaxProcessors | Webコンテナへの最大接続数 | |||
VirtualHost | バーチャルホストを以下の形式で表示します。 IPアドレス:ポート/バーチャルホストのサーバ名 バーチャルホストが複数設定されている場合、その数だけ繰り返し表示します。 | |||
Log Directory | ログ出力ディレクトリ | |||
RolloverMode | ログファイルをロールオーバーする基準。 | |||
RolloverSize | ログファイルの最大サイズ | |||
RolloverTimeStart | ロールオーバーを開始する時刻 | |||
RolloverEverytime | ログファイルをロールオーバーする間隔(時間) | |||
HistorySize | ロールオーバーしたログファイルを保管する世代数 | |||
Debug | ログへのデバッグ情報の出力。 | |||
FaultMonitoringMethod | 故障監視の方法。 | |||
CheckInterval | 故障監視を行う間隔 | |||
ResponseWaitTime | サーバーインスタンスからの応答を待つ時間 | |||
RetryCount | 故障状態と判定するまでのリトライ回数 | |||
StartupWaitTime | Webサーバ起動時にWebサーバコネクタの故障監視の起動待ちをする時間 |
注意事項
ログ出力の設定情報は、RolloverModeにより出力される項目が異なります。
「RolloverMode = SIZE」の場合:RolloverSize
「RolloverMode = TIME」の場合:RolloverTimeStart、RolloverEverytime
故障監視の設定情報(「FaultMonitoringMethod」配下)は、故障監視の設定を行った場合に、それ以降出力されるようになります。故障監視の設定を行っていない環境では出力されません。
--detailオプションの表示情報は、今後の機能強化により追加される可能性があります。本サブコマンドの出力を利用する場合、以下の点を考慮してください。
現在の出力情報しか存在しないことを前提としない。
ある情報出力のあとに、必ず特定の情報が出力されることを期待しない。
使用例
以下のように実行します。
C:\Interstage\F3FMwsc\bin\wscadmin list-web-servers *FJapache IJServer001,IJServer002 *web001 IJServer001 *web002 web003 Command list-web-servers executed successfully. |
*は、create-envサブコマンドでWebサーバコネクタの動作環境を作成済みのWebサーバです。
/opt/FJSVwsc/bin/wscadmin list-web-servers …… 表示例は Windowsと同じです。…… |
--detailオプションを使用する場合は、以下のように実行します。
C:\Interstage\F3FMwsc\bin\wscadmin list-web-servers --detail WebServer = FJapache IJServerCluster = IJServer001 Address = 127.0.0.1:28090 Identifier = IJServer001_001 Address = 127.0.0.1:28091 Identifier = IJServer001_002 Application = /test_app1 Application = /test_app2 SendReceiveTimeout = 600 MaxProcessors = 0 VirtualHost = 192.0.2.2:81/virtualhost1 VirtualHost = 192.0.2.3:81/virtualhost2 IJServerCluster = IJServer002 Address = 127.0.0.1:28092 Identifier = IJServer002_001 Address = 127.0.0.1:28093 Identifier = IJServer002_002 Application = ROOT SendReceiveTimeout = 600 MaxProcessors = 0 Log Directory = C:\Interstage\F3FMwsc\logs\jk2\FJapache RolloverMode = SIZE RolloverSize = 1 HistorySize = 1 Debug = OFF FaultMonitoringMethod = ping CheckInterval = 60 ResponseWaitTime = 10 RetryCount = 3 StartupWaitTime = 30 WebServer = web001 IJServerCluster = IJServer001 …以下省略… |
/opt/FJSVwsc/bin/wscadmin list-web-servers --detail …… 表示例は ログ出力ディレクトリ以外、Windowsと同じです。…… Log Directory = /opt/FJSVwsc/logs/jk2/FJapache |