名前
create-env - Webサーバコネクタの動作環境の作成
形式
wscadmin create-env --target target
機能説明
Webサーバに対応する、Webサーバコネクタの動作環境を作成します。
オプション
オプション名 | 簡略名 | 説明 |
---|---|---|
--target | なし | Webサーバコネクタの動作環境を作成するWebサーバ名を指定します。 |
戻り値
0: 正常終了
1: 異常終了
作成時の設定値
項目 | 作成時の設定値 |
---|---|
ログ出力ディレクトリ |
|
ログファイルのロールオーバー | ログサイズ:1MB |
世代数 | 1 |
デバッグ情報 | 出力しない |
注意事項
インストール時に作成されるWebサーバについては、インストール時にWebサーバコネクタの動作環境も作成されるため、このコマンドを実行する必要はありません。
新規にWebサーバを作成し、本サブコマンドを実行してWebサーバコネクタの動作環境を作成した場合、本コマンドの実行後に、Webサーバの環境定義ファイル(httpd.conf)を編集し、WebサーバがWebサーバコネクタの呼び出しを行うように設定する必要があります。
Webサーバの環境定義ファイル(httpd.conf)における、以下の行の先頭から“#”を削除し、設定を有効としてください。
#LoadModule ahs22_redirector2_module "C:/Interstage/F3FMwsc/gateway/ahs2.2/mod_ahs22_redirector2.so" |
#LoadModule ahs22_redirector2_module "/opt/FJSVwsc/gateway/ahs2.2/mod_ahs22_redirector2.so" |
上記コメントの削除を行わないと、WebサーバからWebサーバコネクタの呼び出しが行われません。このため、クライアントのWebブラウザから、連携設定したIJServerクラスタに配備したアプリケーションのurlを指定しても、Webサーバ上には存在しないため、ステータスコード404(Not Found)のエラーになります。
Webサーバの環境定義ファイル(httpd.conf)については、「Interstage HTTP Server 2.2 運用ガイド」を参照してください。
使用例
以下のように実行します。
C:\Interstage\F3FMwsc\bin\wscadmin create-env --target FJapache Command create-env executed successfully. |
/opt/FJSVwsc/bin/wscadmin create-env --target FJapache Command create-env executed successfully. |