この節で説明するメソッドは、他のインタフェースリポジトリオブジェクトに包含される各インタフェースリポジトリオブジェクト（Containedと呼びます）に継承されて、その継承先のインタフェースリポジトリオブジェクトのメソッドとして使用できます。
名前
CORBA-CONTAINED-IDL-ID
形式
REPOSITORY.
CLASS CORBA-SYSTEMEXCEPTION
METHOD-ID. GET PROPERTY IDL-ID.
DATA DIVISION.
LINKAGE SECTION.
01 0--RESULT TYPE CORBA-REPOSITORYID.
PROCEDURE DIVISION
RETURNING 0--RESULT RAISING CORBA-SYSTEMEXCEPTION.
END METHOD.機能説明
インタフェースリポジトリオブジェクトのリポジトリIDを返します。
復帰値
正常終了した場合は、リポジトリIDが返されます。
異常終了した場合は、SystemExceptionが発生します。
システム例外発生時に設定された例外情報およびマイナーコードの意味については、“メッセージ集”の“CORBAサービスから通知される例外情報/マイナーコード”を参照してください。
名前
CORBA-CONTAINED-NAME
形式
REPOSITORY.
CLASS CORBA-STRING
CLASS CORBA-SYSTEMEXCEPTION
METHOD-ID. GET PROPERTY NAME.
DATA DIVISION.
LINKAGE SECTION.
01 0--RESULT TYPE CORBA-IDENTIFIER.
PROCEDURE DIVISION
RETURNING 0--RESULT RAISING CORBA-SYSTEMEXCEPTION.
END METHOD.機能説明
インタフェースリポジトリオブジェクトの名前を返します。
復帰値
正常終了した場合は、名前（CORBA-STRING型）が返されます。
異常終了した場合は、SystemExceptionが発生します。
システム例外発生時に設定された例外情報およびマイナーコードの意味については、“メッセージ集”の“CORBAサービスから通知される例外情報/マイナーコード”を参照してください。
名前
CORBA-CONTAINED-DEFINED_IN
形式
REPOSITORY.
CLASS CORBA-CONTAINER
CLASS CORBA-SYSTEMEXCEPTION
METHOD-ID. GET PROPERTY DEFINED_IN.
DATA DIVISION.
LINKAGE SECTION.
01 0--RESULT OBJECT REFERENCE CORBA-CONTAINER.
PROCEDURE DIVISION
RETURNING 0--RESULT RAISING CORBA-SYSTEMEXCEPTION.
END METHOD.機能説明
インタフェースリポジトリオブジェクトを包含しているオブジェクト（CONTAINER）のオブジェクトリファレンスを返します。
復帰値
正常終了した場合は、オブジェクトリファレンスが返されます。
異常終了した場合、SystemExceptionが発生します。
システム例外発生時に設定された例外情報およびマイナーコードの意味については、“メッセージ集”の“CORBAサービスから通知される例外情報/マイナーコード”を参照してください。
名前
CORBA-CONTAINED-DESCRIBE
形式
REPOSITORY.
CLASS CORBA-CONTAINED-DESCRIPTION
CLASS CORBA-SYSTEMEXCEPTION
METHOD-ID. DESCRIBE.
DATA DIVISION.
LINKAGE SECTION.
01 0--RESULT OBJECT REFERENCE CORBA-CONTAINED-DESCRIPTION.
PROCEDURE DIVISION
RETURNING 0—RESULT
RAISING CORBA-SYSTEMEXCEPTION
.
END METHOD DESCRIBE.機能説明
インタフェースリポジトリオブジェクトの情報としてCORBA-CONTAINED-DESCRIPTIONを返します。返される情報はそれぞれのインタフェースリポジトリオブジェクトにより異なり、各インタフェースリポジトリオブジェクト固有の情報はCORBA-CONTAINED-DESCRIPTIONのIDL-VALUEメンバに保持されます。IDL-VALUEはCORBA-ANY型の構造体であり、その_ IDL-VALUEメンバにはインタフェースリポジトリオブジェクトの種別によって、それぞれ次のクラスが設定されます。各構造体の詳細は“5.19.1 型の定義”を参照してください。
CORBA-MODULEDEFオブジェクト | CORBA-MODULEDESCRIPTIONクラス |
復帰値
正常終了した場合は、CORBA-CONTAINED-DESCRIPTIONが返されます。
異常終了した場合は、SystemExceptionが発生します。
システム例外発生時に設定された例外情報およびマイナーコードの意味については、“メッセージ集”の“CORBAサービスから通知される例外情報/マイナーコード”を参照してください。
(1) CORBA-CONTAINED-DEF_KIND
(1)については、“IRObject共通インタフェース”を継承します。
“CORBA-IROBJECT”の部分を“CORBA-CONTAINED”に置き換えて使用することができます。
関数の仕様については、“5.19.2 IRObject共通インタフェース”を参照してください。