ページの先頭行へ戻る
Interstage Application Server リファレンスマニュアル(API編)
FUJITSU Software

2.14.6 Repositoryインタフェース

2.14.6.1 CORBA::Repository::lookup_id()

名前

CORBA::Repository::lookup_id

形式

#include <orb_cplus.h>
CORBA:Contained_ptr  CORBA::Repository::lookup_id(
      CORBA::RepositoryId  search_id,
      CORBA::Environment&  env );

機能説明

search_idで指定したリポジトリIDを持つオブジェクトを検索し、そのオブジェクトリファレンスを返します。返却対象のオブジェクトが見つからない場合は、NIL(空の)オブジェクトリファレンスを返して正常終了します。
本関数はオブジェクトリファレンスを格納する領域を獲得するため、この領域が不要になった時点で、CORBA::release()を使用して領域を解放する必要があります。

パラメタ

search_id

検索するリポジトリIDを持つオブジェクト。

env

例外情報が格納される構造体。

復帰値

正常終了した場合は、検索されたオブジェクトのオブジェクトリファレンスが返されます。
異常終了した場合は、NIL(空の)オブジェクトリファレンスが返され、envのexceptionメンバにSystemExceptionオブジェクトのオブジェクトリファレンスが設定されます。設定された例外情報およびマイナーコードの意味については、“メッセージ集”の“CORBAサービスから通知される例外情報/マイナーコード”を参照してください。

2.14.6.2 継承されて使用できる関数

(1)CORBA::Repository::def_kind
(2)CORBA::Repository::lookup
(3)CORBA::Repository::contents
(4)CORBA::Repository::lookup_name
(5)CORBA::Repository::describe_contents

(1)については、“IRObject共通インタフェース”を継承します。
“CORBA::IRObject”の部分を“CORBA::Repository”に置き換えて使用することができます。
関数の仕様については、“2.14.2 IRObject共通インタフェース”を参照してください。

(2)~(5)については、“Container共通インタフェース”を継承します。
“CORBA::Container”の部分を“CORBA::Repository”に置き換えて使用することができます。
関数の仕様については、“2.14.4 Container共通インタフェース”を参照してください。