イベントサービスでコマンド実行時に異常が発生した場合の対処方法について説明します。
ユニットの作成に失敗する場合
特定のユニットが、ユニットの作成(esmkunitコマンドの実行)に失敗する場合は、以下の手順で確認してください。
■対処1
ユニット定義ファイル(defファイル)のtrandir/sysdir/userdirに指定されているディレクトリが、他のユニット定義ファイルの指定内容と重複していないかを確認します。
該当する場合は、trandir/sysdir/userdirに指定したディレクトリを修正後に、再度esmkunitコマンドを実行してください。
■対処2
ユニット定義ファイル(defファイル)のtrandir/sysdir/userdirに指定されているディレクトリ配下に、以下のファイル(以前作成された古いファイル)がないかを確認します。なお、パッケージの再インストールを行う場合などに発生することがあります。
esmsgfile0
essysmsgfile
essysqfile
estranfile
esuserqfile
該当する場合は、trandir/sysdir/userdirに指定したディレクトリ配下の上記のファイルを削除後に、再度esmkunitコマンドを実行してください。
■対処3
対処1および対処2に該当しない場合は、作成に失敗するユニットを、esrmunitコマンド(このとき-unitオプションでユニットを指定)で削除後、再度esmkunitコマンドでユニットを作成してください。
この場合、esrmunitコマンド実行時に「ユニットがセットアップされていません」という内容のエラーメッセージが出力されることがありますが、問題ありません。その後、esmkunitコマンドを実行してください。