以下にコンソールからログインできなくなる原因の可能性について説明します。
RCプロシジャからInterstage起動およびワークユニット起動を行うとコンソールログインができなくなる場合
RCプロシジャにInterstage起動およびワークユニット起動を行うスクリプトを登録して、サーバ・ブート時に起動スクリプトからInterstage起動およびワークユニット起動を行うと、コンソール端末からのログイン時に以下のメッセージが出力され、ログインできなくなることがあります。
console login: root Warning - ttymon cannot allocate controlling tty on "/dev/console", there may be another session active on this port.
この場合、起動スクリプトにコンソールへのメッセージ出力を抑止する環境変数(IS_ISV_CONSOLE_OUTPUT=OFF)を設定するか、以下の処理を追加してください。
なお、コンソールへのメッセージ出力を抑止することで、コンソールへのメッセージ出力が遅延するトラブルなども防止できるため、コンソールへのメッセージ出力を抑止する方法での対処を推奨します。コンソールへのメッセージ出力を抑止する方法は、「RCプロシジャからInterstageおよびワークユニットを起動するとコンソールログインができなくなった場合 」を参照してください。
Interstageおよびワークユニットの起動前処理
#!/bin/sh /usr/lib/saf/ttymon -g -h -T sun -d /dev/console -l console -m ldterm,ttcompat &
Interstageおよびワークユニットの起動後処理
#!/bin/sh pid=`/usr/bin/ps -e | grep -w ttymon | grep -w console | /usr/bin/sed -e 's/^ *//' -e 's/ .*//'` kill $pid
例
Interstageおよびワークユニットの起動スクリプト
#!/bin/sh /usr/lib/saf/ttymon -g -h -T sun -d /dev/console -l console -m ldterm,ttcompat & isstart isstartwu TDSAMPLE1 #!/bin/sh pid=`/usr/bin/ps -e | grep -w ttymon | grep -w console | /usr/bin/sed -e 's/^ *//' -e 's/ .*//'` kill $pid