EJBディスパッチ機能によるロードバランス利用時にIIOP通信要求がロードバランスされない
以下のような原因が考えられます。
@EJBアノテーションを利用したオブジェクトの注入を行っている。
Enterprise JavaBeansのBeanクラスのコンストラクタ・ライフサイクルモジュールの起動処理・サーブレットの初期化(initメソッド)などの初期化処理においてJNDIのlookupメソッドを実行してオブジェクトリファレンスを取得し、各処理でオブジェクトリファレンスを使いまわしている。
Enterprise JavaBeansの呼び出しで異常が発生してcatch節などの例外処理において処理をリトライする際にオブジェクトリファレンスを使いまわしている。
@EJBアノテーションを利用している場合、lookupメソッドを使用するようにアプリケーションを変更してロードバランスが必要なタイミングでlookupメソッドを再実行してください。
オブジェクトリファレンスを使いまわしている場合、アプリケーションを変更してロードバランスが必要なタイミングでHome/Remoteインタフェースを利用する場合にはcreateメソッド、ビジネスインタフェースを利用する場合にはlookupメソッドから再実行してください。