ここでは、Interstageのインストール時に発生したトラブルの事例およびその対処について説明します。
Interstageのインストールが失敗する
以下のいずれかの場合、ターミナルサービスがアプリケーションサーバモードの状態で、Interstageをインストールした可能性があります。
インストールが失敗し、「エラー番号:0x80040702 詳細:dllのロードに失敗しました。:odautosetup」のポップアップが出力される。
インストールが失敗し、イベントビューアにメッセージihs00012が出力される。
インストールが失敗し、「エラー: is20102:INTERSTAGEの起動に失敗しました 理由コード(10)」のポップアップが出力される。
上記に合致する場合、以下の作業を実施してください。
「アプリケーションの追加と削除」から“Interstage Application Server Enterprise Edition※”を実行し、Interstageのアンインストールを行う。
※)Interstage Application Server Standard-J Editionの場合は“Interstage Application Server Standard-J Edition”, Interstage Web Server Expressの場合は“Interstage Web Server Express”が表示されます。
「CHANGE USER /INSTALL」を実行し、ターミナルサービスをインストールモードに変更する。
Interstageを再度インストールする。
「CHANGE USER /EXECUTE」を実行し、ターミナルサービスを実行モードに変更する。
インストール先の入力ができない
Windows(R) XPまたはWindows Server(R) 2003上でインストールを行う場合、「インストール先の選択」画面において、「参照」ボタンを押下し、「ディレクトリの選択」画面で以下の操作を実施すると、「ディレクトリの選択」画面からカーソルがはずれ、ディレクトリのパスを入力できない事象が発生する場合があります。
不当なフォルダの入力(ドライブ名が記載されていないなど)を行い、再入力をうながすダイアログで「OK」ボタンを押下する
「キャンセル」ボタンを押下し、再度「インストール先の選択」画面から素早く「参照」ボタンを押下する
「ディレクトリの選択」画面から別の画面をアクティブな状態にする
上記の現象が発生した場合は、「キャンセル」ボタンを押下し、「ディレクトリの選択」画面を終了させ、再度「インストール先の選択」画面から「参照」ボタンを押下し、「ディレクトリの選択」画面から正しいフォルダを入力してください。
機能の追加と削除が行えない
Interstageを導入済みの環境において、機能の追加と削除を実行すると以下のメッセージが表示され実行できない場合があります。
「インストールサポートファイルをインストールできませんでした。致命的なエラーです。」
本現象が発生した場合、機能の追加と削除、およびアンインストールができない状態となっております。
この状態でInterstageの機能構成を変更するには、一旦、手動によりInterstageの資材を削除したのちに改めてInterstageをインストールしなおす必要があります。なお、手動で削除する場合、レジストリなどの資材を削除しなければならないため、十分注意を行う必要があります。
削除手順につきましては、InterstageのインストールDVD-ROMドライブの直下(ドライブEの場合、E:\HowToDel.txtになります)の“HowToDel.txt”を参照して行ってください。
アンインストールを行うとインストール画面が表示される
インストール後、すぐにアンインストールを行った場合、アンインストール画面ではなく、インストール画面が表示される場合があります。この現象はインストール完了後、タスクバーにインストーラのタスクが残った状態のままアンインストールを実行することで発生する可能性があります。この場合、インストール画面を終了し、再度アンインストールを実行してください。
アンインストールが行えない
アンインストールを実行すると以下のメッセージが表示されアンインストールできない場合があります。
「インストールサポートファイルをインストールできませんでした。致命的なエラーです。」
本現象が発生した場合、通常のアンインストールができない状態となっております。
本現象が発生した場合、手動によりInterstageの資材を削除する必要があります。手動で削除する場合、レジストリなどの資材を削除しなければならないため、十分注意を行う必要があります。
削除手順につきましては、InterstageのインストールDVD-ROMドライブの直下(ドライブEの場合、E:\HowToDel.txtになります)の“HowToDel.txt”を参照して行ってください。
アンインストール後のコンピュータ再起動が行えない
アンインストール後に「InstallShield Wizardの完了」画面において、「はい、今すぐコンピュータを再起動します。」を選択後、コンピュータの再起動が実行されず、タスクバーに「Interstage Application Server」が残存する場合があります。このとき、タスクマネージャによりInterstage Application Serverのタスクが「応答せず」となっている場合は、タスクの終了を行い、再度コンピュータの再起動を行ってください。
Windows Defenderの警告について
Windows Defenderが有効になっている場合、Interstageのサーバ機能をインストールすると、Windows Defenderの履歴およびイベントビューアのシステムログに、以下のWindows Defenderからのメッセージが出力されることがあります。
これは、Windows Defenderのリアルタイム保護エージェントがサービスのソフトウェアの登録を監視しているためで、そのまま使用して問題ありません。
また、インストール中、Windows Defenderのアイコンがタスクバーの通知領域に表示されることがあります。この場合、Windows Defenderを開き、“コンピュータの設定に対する変更を確認する”の画面で、[操作を適用する]をクリックしてください。
日本語
このプログラムは、望ましくない動作をする可能性があります。 |
英語
This program has potentially unwanted behavior. |
日本語
Windows Defender リアルタイム保護エージェントで、変更が検出されました。これらの変更を行ったソフトウェアに潜在的リスクがないか分析することをお勧めします。これらのプログラムの動作方法に関する情報を使用して、これらのプログラムの実行を許可するか、コンピュータから削除するかを選択できます。プログラムまたはソフトウェア発行者を信頼できる場合のみ、変更を許可してください。Windows Defender は許可された変更を元に戻せません。 |
英語
Windows Defender Real-Time Protection agent has detected changes. Microsoft recommends you analyze the software that made these changes for potential risks. You can use information about how these programs operate to choose whether to allow them to run or remove them from your computer. Allow changes only if you trust the program or the software publisher. Windows Defender can't undo changes that you allow. |
インストール後のセットアップ時にエラーダイアログが出力される
インストール後のセットアップ時に以下のエラーダイアログが出力される場合がありますが、インストールには問題はありません。
以下のサービスの起動処理でエラーが発生しました。 Interstage Operation Tool
インストール後、手動で以下のサービスを起動してください。
Interstage Operation Tool