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Interstage Application Server/Interstage Web Server Express リファレンスマニュアル(コマンド編)
FUJITSU Software

13.10 imqbrokerd

名前

imqbrokerd - メッセージブローカの起動


形式

imqbrokerd [[-Dproperty=value]...] [-force] [-h|-help] [-javahome javahome|-jrehome jrehome] [-name name] [-port #] [-remove instance] [-reset data] [-shared] [-s|-silent] [-tty] [-v|-version] [-vmargs vmarguments]


機能説明

メッセージブローカを起動します。また、以前に起動したメッセージブローカの資材が不要な場合、起動時に削除することもできます。


オプション

オプション名

説明

-D

メッセージブローカに様々な設定を行う場合に使用します。
指定可能なプロパティについては、「Java EE運用ガイド」の「定義項目一覧」-「メッセージブローカのオプションプロパティ」を参照してください。

例)
    -Dimq.system.max_size=10m

-force

メッセージブローカの資材の削除時に、削除確認をユーザに問い合わせません。

-help
-h

使用法の情報を表示します。

-javahome
-jrehome

メッセージブローカを動作させるJava VMのパスを指定します。
省略時は、製品のデフォルトのJava VMを使用して、メッセージブローカを起動します。

-name

引数に指定した名前のメッセージブローカインスタンスを起動します。(注1)
省略値は、「imqbroker」です。

-port

メッセージブローカのポート番号を指定します。本ポートは、ポートマッパーのポート番号として使用されます。(注2)
省略値は、「7676」です。

-remove

不要となったメッセージブローカの資材(設定ファイル、ログファイル、持続ストアおよびその他の関連するファイルやディレクトリ)を削除します。
引数には、「instance」を指定してください。

-reset

動的に作成したメッセージブローカのデータを削除します。

  • store
    すべてのメッセージとその関連データのほか、永続サブスクリプションやトランザクションの情報も含め、すべてのデータストアを消去します。

  • messages
    すべての不揮発メッセージを消去します。

  • durables
    すべての永続サブスクリプションを消去します。

  • props
    メッセージブローカの資材に格納された、すべてのプロパティを消去します。

-shared

共有スレッドプールモデルを使用してjmsサービスを実行します。

-silent
-s

端末コンソールにメッセージを一切表示しません。

-tty

ログファイルに加えて、端末コンソールにすべてのメッセージを表示します。
省略時は、WARNINGとERRORメッセージだけが表示されます。

-version
-v

以下のバージョン情報を表示して終了します。

  • Product Compatibility Version / Protocol Version
    製品バージョン情報

  • Target JMS API version
    サポートしているJMS APIバージョン情報

  • Java Runtime
    使用するJava Runtime情報

  • Java Class Path
    メッセージブローカで使用するクラスパス情報

  • IMQ_HOME / IMQ_VARHOME
    メッセージブローカの環境情報

-vmargs

vmargumentsをJava VMに渡します。vmargumentsに空白を含める場合は、ダブルクォーテーション(")で囲んでください。

1)

引数に指定するメッセージブローカインスタンス名には、以下の文字を含めないでください。

  • ファイル名に使用できない記号(\ / : * ? " < > | .)

  • 空白

  • DOSデバイス名

2)

ポート番号には、システム上のアプリケーションを含むすべてのサービスにおいて、それぞれ異なるポート番号を設定する必要があります。以下の値を設定しないでください。

  • システム内の他のサービス、システム上のアプリケーションが使用するポート番号

  • システムが動的に割り当てる領域のポート番号(エフェメラルポート)

ポート番号の設定については、「システム設計ガイド」の付録「ポート番号」を参照してください。


戻り値

0: 正常終了
0以外: 異常終了


注意事項

使用例

以下のように実行します。

>imqbrokerd -s -name TestBroker -port 37676