Interstageにおいて異常が発生した場合に、クラスタシステムの切り替えが発生することを確認するためのテスト方法を以下に示します。
Interstageのテスト方法
確認方法
運用ノードにおいて、Windowsのタスクマネージャを使用し、manage.exe プロセスを特定します。
手順1.で特定したプロセスを、タスクマネージャから終了します。
確認方法
運用ノードにおいて"ps -ef"コマンドを実行し、manage プロセスのプロセスIDを特定します。以下の実行例のように"ps -ef"コマンドを実行し、manageプロセスのプロセスIDを特定してください。
例
デフォルトシステムの場合のプロセス特定方法
ps -efコマンド実行結果の表示行の最後に"default"と表示されます。以下の場合、プロセスIDは2795になります。
# ps -ef | grep /opt/FSUNtd/lib/manage root 2795 1 0 7月 18 ? 0:00 /opt/FSUNtd/lib/manage default
拡張システムの場合のプロセス特定方法
ps -efコマンド実行結果の表示行の最後に拡張子ステム名が表示されます。以下の場合、拡張システムsys01のmanageプロセスのプロセスIDは3652になります。
# ps -ef | grep /opt/FSUNtd/lib/manage root 2795 1 0 7月 18 ? 0:00 /opt/FSUNtd/lib/manage default root 3652 1 0 7月 18 ? 0:00 /opt/FSUNtd/lib/manage sys01
例
プロセス特定方法
ps -efコマンド実行結果よりプロセスIDを特定します。以下の場合、manageプロセスのプロセスIDは2795になります。
# ps -ef | grep /opt/FJSVtd/lib/manage root 2795 1 0 Jul10 ? 00:00:00 /opt/FJSVtd/lib/manage default
手順1.で特定したプロセスに対して"kill -9"コマンドを実行し、シグナルを送信します。
例
以下に、プロセスIDが2795のプロセスに対する実行例を示します。
# kill -9 2795
なお、kill コマンドで送るシグナルは、必ず"-9"を指定してください。
以上の手順の実施によりクラスタシステムの切り替えが発生します。
クラスタシステムとして切り替えが成功したか、また、運用ノード、待機ノードにおけるInterstageの動作状態が妥当であるかを、コマンドなどを使用し、確認してください。
Java EEのテスト方法
PRIMECLUSTERの場合、Interstage Java EE Node Agentサービスのダウンを契機にクラスタシステムの切替を行うことができます。テストにて意図的にInterstage Java EE Node Agentサービスをダウンさせる方法を以下に示します。
確認方法
運用ノードにおいて、Interstage Java EE Node AgentサービスのプロセスIDを特定します。Interstage Java EE Node AgentサービスのプロセスIDは以下のファイルに出力されていますので、ファイルを参照してプロセスIDを特定してください。
[Java EE共通ディレクトリ] /nodeagents/ijna/ [サーバーインスタンス名]/config/.__com_sun_appserv_pid |
手順1.で特定したプロセスに対して"kill -9"コマンドを実行し、シグナルを送信します。
以下に、プロセスIDが2795のプロセスに対する実行例を示します。
# kill -9 2795 |
なお、kill コマンドで送るシグナルは、必ず"-9"を指定してください。