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Interstage Application Server 運用ガイド(基本編)
FUJITSU Software

J.1 サービス一括停止スクリプトについて

サービス一括停止スクリプトについて説明します。

機能概要

Linux(RHEL7)で本製品が提供しているサービスの停止コマンドを、一括で実行します。手動で起動したサービスとオペレーティングシステム起動時の自動起動で起動したサービスの両方のサービスに対して、停止処理を実行します。

使用条件

本スクリプトは以下のシステムで使用することができます。

格納場所

本スクリプトは以下に格納されています。

/opt/FJSVisas/bin/isservicestop.sh

使用方法

本スクリプトは、管理者権限で実行してください。

  1. /opt/FJSVisas/binにあるisservicestop.shを実行します。

  2. 本スクリプトの実行後、コンソールに出力されるメッセージおよびシステムログのメッセージを参照し、各サービスの停止処理が正常に完了されたことを確認します。
    各サービスの停止処理が失敗した場合、「メッセージ集」を参照して、出力されたメッセージに対処してください。

注意

  • 本スクリプトにより停止するサービスの起動処理および停止処理中は、本スクリプトは実行しないでください。

実行形式

本スクリプトの実行形式を以下に示します。

/opt/FJSVisas/bin/isservicestop.sh

機能説明

本スクリプトは、Linux(RHEL7)で本製品が提供しているサービスの停止コマンドを、一括で実行します。

インストールされているサービスのみ、停止コマンドを実行します。また、各サービスの停止コマンドは、各サービスの起動状態を確認せずに実行し、各サービスの停止コマンドが異常終了しても、処理を継続します。


各サービスの停止処理の開始と終了時に出力するメッセージ

各サービスの停止処理の前後で以下のメッセージを出力します。(xxxxはサービス名が入ります。)

start of the xxxx service stop command
: (各サービスの停止処理) : end of the xxxx service stop command

停止するサービスと停止順

本スクリプトは、以下の順序で各サービスの停止を実行します。

呼び出しのメッセージに表示されるサービス名と、メッセージ内で停止される機能について以下に示します。

順序

サービス名

サービス(機能)

WS

SJE

EE

1

Interstage

Interstage運用管理機能
以下のサービスも停止します。

Interstage HTTP Server

(注1)

(注1)

(注2)

Interstage Java EE Node Agentサービス

コンポーネントトランザクションサービス

データベース連携サービス

イベントサービス・イベントファクトリ

ロードバランスオプション

ネーミングサービス

インタフェースリポジトリサービス(標準インタフェース用)

インタフェースリポジトリサービス(Valueインタフェース用)

CORBAサービス

2

ES

イベントサービス・イベントファクトリ(注3)

3

OD

CORBAサービス(注3)

4

GUI

Interstage管理コンソール用Interstage HTTP Server

5

PCMI

PCMIサービス

6

FJSVjs2su

Interstage管理コンソール用Servletサービス

7

Java EE DAS

Java EE 機能のInterstage Java EE DASサービス

8

JMX

Interstage JMXサービス

9

AHS

Interstage HTTP Server 2.2

10

IHS

Interstage HTTP Server

11

IREP

Interstage ディレクトリサービス

12

ENABLER

Interstage data store

(〇:停止するサービス、―:停止しないサービス)

1) Interstage管理コンソールの[システム:環境設定]画面で、定義項目[Interstageとの連動]-[Webサーバ]が「連動する」の場合に実行します。

2) Interstage管理コンソールの[システム:環境設定]画面で、定義項目[Interstageとの連動]-[Webサーバ]が「連動する」の場合、またはisinitコマンド/ismodifyserviceコマンドにより、Interstage HTTP ServerがInterstage運用環境に組み込まれている場合に実行します。

3) イベントサービス・イベントファクトリの停止および、CORBAサービスの停止は、Interstage運用管理機能の停止が失敗した場合のみ実行されます。


サービス一括停止スクリプトの終了時に出力するメッセージ

すべての停止処理が完了後、以下のメッセージを出力し、終了します。

=== isservicestop.sh end ===

注意事項