サービス一括停止スクリプトについて説明します。
機能概要
Linux(RHEL7)で本製品が提供しているサービスの停止コマンドを、一括で実行します。手動で起動したサービスとオペレーティングシステム起動時の自動起動で起動したサービスの両方のサービスに対して、停止処理を実行します。
使用条件
本スクリプトは以下のシステムで使用することができます。
Linux(RHEL7)
格納場所
本スクリプトは以下に格納されています。
/opt/FJSVisas/bin/isservicestop.sh
使用方法
本スクリプトは、管理者権限で実行してください。
/opt/FJSVisas/binにあるisservicestop.shを実行します。
本スクリプトの実行後、コンソールに出力されるメッセージおよびシステムログのメッセージを参照し、各サービスの停止処理が正常に完了されたことを確認します。
各サービスの停止処理が失敗した場合、「メッセージ集」を参照して、出力されたメッセージに対処してください。
注意
本スクリプトにより停止するサービスの起動処理および停止処理中は、本スクリプトは実行しないでください。
実行形式
本スクリプトの実行形式を以下に示します。
/opt/FJSVisas/bin/isservicestop.sh
機能説明
本スクリプトは、Linux(RHEL7)で本製品が提供しているサービスの停止コマンドを、一括で実行します。
インストールされているサービスのみ、停止コマンドを実行します。また、各サービスの停止コマンドは、各サービスの起動状態を確認せずに実行し、各サービスの停止コマンドが異常終了しても、処理を継続します。
各サービスの停止処理の前後で以下のメッセージを出力します。(xxxxはサービス名が入ります。)
start of the xxxx service stop command
: (各サービスの停止処理) : end of the xxxx service stop command
本スクリプトは、以下の順序で各サービスの停止を実行します。
呼び出しのメッセージに表示されるサービス名と、メッセージ内で停止される機能について以下に示します。
順序 | サービス名 | サービス(機能) | WS | SJE | EE | |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | Interstage | Interstage運用管理機能 | 〇 | 〇 | 〇 | |
| Interstage HTTP Server | 〇(注1) | 〇(注1) | 〇(注2) | ||
Interstage Java EE Node Agentサービス | 〇 | 〇 | 〇 | |||
コンポーネントトランザクションサービス | 〇 | 〇 | 〇 | |||
データベース連携サービス | ― | 〇 | 〇 | |||
イベントサービス・イベントファクトリ | ― | 〇 | 〇 | |||
ロードバランスオプション | ― | ― | 〇 | |||
ネーミングサービス | ― | 〇 | 〇 | |||
インタフェースリポジトリサービス(標準インタフェース用) | ― | 〇 | 〇 | |||
インタフェースリポジトリサービス(Valueインタフェース用) | ― | 〇 | 〇 | |||
CORBAサービス | 〇 | 〇 | 〇 | |||
2 | ES | イベントサービス・イベントファクトリ(注3) | ― | 〇 | 〇 | |
3 | OD | CORBAサービス(注3) | 〇 | 〇 | 〇 | |
4 | GUI | Interstage管理コンソール用Interstage HTTP Server | 〇 | 〇 | 〇 | |
5 | PCMI | PCMIサービス | 〇 | 〇 | 〇 | |
6 | FJSVjs2su | Interstage管理コンソール用Servletサービス | 〇 | 〇 | 〇 | |
7 | Java EE DAS | Java EE 機能のInterstage Java EE DASサービス | 〇 | 〇 | 〇 | |
8 | JMX | Interstage JMXサービス | 〇 | 〇 | 〇 | |
9 | AHS | Interstage HTTP Server 2.2 | 〇 | 〇 | 〇 | |
10 | IHS | Interstage HTTP Server | 〇 | 〇 | 〇 | |
11 | IREP | Interstage ディレクトリサービス | ― | 〇 | 〇 | |
12 | ENABLER | Interstage data store | ― | 〇 | 〇 |
(〇:停止するサービス、―:停止しないサービス)
注1) Interstage管理コンソールの[システム:環境設定]画面で、定義項目[Interstageとの連動]-[Webサーバ]が「連動する」の場合に実行します。
注2) Interstage管理コンソールの[システム:環境設定]画面で、定義項目[Interstageとの連動]-[Webサーバ]が「連動する」の場合、またはisinitコマンド/ismodifyserviceコマンドにより、Interstage HTTP ServerがInterstage運用環境に組み込まれている場合に実行します。
注3) イベントサービス・イベントファクトリの停止および、CORBAサービスの停止は、Interstage運用管理機能の停止が失敗した場合のみ実行されます。
すべての停止処理が完了後、以下のメッセージを出力し、終了します。
=== isservicestop.sh end ===
注意事項
本スクリプトの実行後、コンソールに出力されるメッセージおよびシステムログのメッセージを参照し、各サービスの停止処理が正常に完了されたことを確認してください。
各サービスの停止処理が失敗した場合、「メッセージ集」を参照して、出力されたメッセージに対処してください。
シャットダウン操作をツール等で自動化している場合は、該当するツール上で、シャットダウンを実行する前に、手動で起動したInterstageのサービスの停止処理または本スクリプトの呼び出しを実施してください。