■概要
queue_policyファイルは、キュー制御機能のキューポリシーとして使用されるファイルです。
サンプルファイルとしてqueue_policy.defaultを提供していますので、キュー制御機能を使用する場合は、queue_policy.defaultを編集してqueue_policyファイルを作成してください。
■ファイル名
C:\Interstage\ODWIN\etc\queue_policy (インストールパスはデフォルト)
/etc/opt/FSUNod/queue_policy (インストールパスはデフォルト)
/etc/opt/FJSVod/queue_policy
■ファイル内情報
queue_policyには、[QUEUEGROUP]セクション、[QUEUE]セクション、[GUARANTY]セクションに分かれています。[QUEUEGROUP]セクションおよび[QUEUE]セクションは、odsetqueコマンドで更新します。
[GUARANTY]セクションはエディタなどで変更してください。[GUARANTY]セクションが未定義の場合の最大値は、“リファレンスマニュアル(コマンド編)”の“odsetque”を参照してください。
◆形式:
[GUARANTY]
キュー名 = キューの上限値
◆記述例:
[GUARANTY]
queue1 = 64
◆パラメタ:
設定値を変更することのできるパラメタを下表に示します。
パラメタ名 | 指定範囲 | 意味 |
---|---|---|
キュー名 (注2) | - | odsetqueコマンドで登録したキュー名を指定します。 |
キューの上限値 | 1~2147483647 | キューの上限値を指定します。(省略不可) (注1) |
注1)
すべての上限値の合計が、limit_of_max_IIOP_resp_requests以下になるように設定する必要があります。
limit_of_max_IIOP_resp_requestsのデフォルト値は以下となります。
max_IIOP_resp_requests × 1.3 (小数部分切り捨て)
0が指定された場合、デフォルト値となります。
isconfig.xmlファイルの定義項目AutoConfigurationModeにMANUALを指定し、自動拡張を行わない設定にした場合は、max_IIOP_resp_requestsとなります。
注2)
CORBAサービスが持っているキューと設定値について下表に示します。
キュー名 | 設定値(キューの上限値) |
---|---|
SYSTEM_GLOBAL | 変更不可 |
OD_ORB_QUEUE | 変更不可 |
COS_NAMING_QUE | max_IIOP_resp_con以上の値 |
INTERFACE_REP_QUE | max_IIOP_resp_con以上の値 |
定義情報を変更した場合、次回のCORBAサービス起動時より有効となります。
odsetqueコマンドで登録した際、[GUARANTY]にはキュー情報が追加されません。キューの上限値を設定する場合、新たに定義を追加する必要があります。