定義済みのJDBC接続プールをチューニングするため、以下を設定できます。
文のタイムアウト
プーリング
リークタイムアウト
リーク再要求
作成再試行回数
再試行間隔
監査ログへのアクセス情報出力
これらの項目のチューニングは、Interstage Java EE管理コンソールまたはasadminコマンドで設定できます。
Interstage Java EE管理コンソールの場合
以下の画面で、設定できます。
「リソース」>「JDBC」>「接続プール」>「詳細」
詳細はInterstage Java EE管理コンソールヘルプを参照してください。
asadminコマンドの場合
「リファレンスマニュアル(コマンド編)」-「定義項目参照/更新」と「resources.jdbc-connection-poolの定義項目」を参照してください。
各定義項目の詳細は、「Java EE運用ガイド」-「JDBC接続プールの定義項目」を参照してください。
注意
文のタイムアウトに関する注意事項
文のタイムアウトに指定された値はjava.sql.StatementのsetQueryTimeoutメソッドで使用されます。使用するデータベースのJDBCドライバがsetQueryTimeoutメソッドをサポートしていない場合、文のタイムアウトは利用できません。データベースのJDBCドライバがsetQueryTimeoutメソッドをサポートしているかどうか確認してください。
詳細はデータベースのマニュアルを参照してください。
リークタイムアウトとリーク再要求に関する注意事項
リーク再要求が有効と設定された場合、接続リークが検出されると、自動的にその物理接続を破棄します。接続時にデータベースにアクセス中、またはトランザクション中の場合、ユーザアプリケーションの実行に失敗する可能性があります。このようなことを避けるために、アプリケーションが発行するSQL文の実行時間や環境に応じて見積もった値を、利用するJDBC接続プールの「文のタイムアウト」に設定してください。
SQL文の実行時間を制限することにより、リーク再要求で自動的に物理接続を破棄するとき、その接続がデータベースにアクセスしている可能性を低下させます。
なお、「リークタイムアウト」に十分に長い時間を設定することにより、検出された接続に確実にリークが発生した(つまり、接続がデータベースアクセスに使われない)ことを保証します。また、JDBC接続を利用するときに、同一の接続を長時間利用しないように、利用完了後すぐにクローズしてください。
プーリングに関する注意事項
Interstage側のプーリング機能が無効の場合、以下のチューニングはできません。
初期および最小プールのサイズ
最大プールのサイズ
プールサイズの変更量
アイドルタイムアウト
最大待ち時間
すべての障害で