sys定義文はFIC識別子単位の環境に関する定義をします。
sys name=システム定義名 prtctype=zengin [maxhost={最大host定義数|10}] [maxrsc={最大extrsc定義数|100}] [pathcntl={auto-all|auto-ses|auto-comp|none-rls|none-no|none-comp}] [pathwttm={FNAセション確立解放監視時間|5}] [rlswattm={解放通知保留時間|0}] [trclog={yes|no}] [trcloggene={トレースログ世代数|10}] [trclogsize={トレースログサイズ|5}] [senseunk={08270000|08020000} [flowdwnm={指定時間内に下り送信可能な電文数|0} [flowdwtm={下りフロー制御の指定時間|100} [flowupnm={指定時間内に上り送信可能な電文数|0} [flowuptm={上りフロー制御の指定時間|100}
システム定義の名前(sys名)を8文字以内で指定します。
プロトコルタイプを指定します。
指定可能な値は、以下のとおりです。
zengin: 全銀RC接続機能
定義可能なhost定義文の最大値を10進数で指定します。
指定可能な値は、1≦host定義文数の最大値≦32です。
定義可能なhost定義文数は、動的反映により追加するhost定義文数も含みます。
本オペランドの指定値を超えてhost定義文を定義することはできません。
本オペランドを省略した場合、“10”を指定したものとします。
定義可能なextrsc定義文の最大値を10進数で指定します。
指定可能な値は、1≦extrsc定義文数の最大値≦512です。
定義可能なextrsc定義文数は、動的反映により追加するextrsc定義文数も含みます。
本オペランドの指定値を超えてextrsc定義文を定義することはできません。
本オペランドを省略した場合、“100”を指定したものとします。
通信経路の開設・解放の方式を指定します。
指定可能な値は、以下のとおりです。
auto-all | auto-ses | auto_comp | none-rls | none-no | none-comp
auto-all : 業務連動方式
host資源配下のすべてのFNAセションの確立と連動して通信経路を開設し、host資源配下のすべての送信用および受信用のいずれかのFNAセションの解放と連動して通信経路を閉塞します。
また、全銀RCからのTCPコネクションの切断と連動してhost資源配下のFNAセションを解放します。
auto-ses : セション連動方式
host資源配下の最初のFNAセションの確立と連動して通信経路を開設し、すべてのFNAセションの解放と連動して通信経路を閉塞します。
また、全銀RCからのTCPコネクションの切断と連動してhost資源配下のFNAセションを解放します。
auto-comp: 完全連動方式
host資源配下のすべてのFNAセションの確立と連動して通信経路を開設し、最初のFNAセションの解放と連動して通信経路を閉塞します。
また、全銀RCからのTCPコネクションの切断と連動してhost資源配下のFNAセションを解放します。
none-rls : 非連動(セション解放)方式
host資源の活性化時に通信経路を開設し、host資源の非活性化時に通信経路を閉塞します。
また、全銀RCからのTCPコネクションの切断と連動してhost資源配下のFNAセションを解放します。
なお、TCPコネクションが接続している状態のみ、FNAセションの確立は成功します。
none-no : 非連動(セション未解放)方式
host資源の活性化時に通信経路を開設し、host資源の非活性化時に通信経路を閉塞します。
また、全銀RCからのTCPコネクションを切断されてもhost資源配下のFNAセションは解放しません。
なお、TCPコネクションが接続している状態のみ、FNAセションの確立は成功します。
none-comp: 完全非連動方式
host資源の活性化時に通信経路を開設し、host資源の非活性化時に通信経路を閉塞します。
また、全銀RCからのTCPコネクションを切断されてもhost資源配下のFNAセションは解放しません。
なお、TCPコネクションの接続状態に関わらず、FNAセションの確立は成功します。
本オペランドを省略した場合、“auto-ses”が設定されます。
業務連動方式および完全連動方式により、通信経路を開設および閉塞する場合の監視時間を10進数で指定します。
指定可能な値は、0≦監視時間(秒)≦300です。
本オペランドに0を指定した場合、監視を行いません。
FNAセション確立時は、host資源配下の最初のFNAセション確立を受け付けてからhost資源配下のすべてのFNAセションが確立するまでの時間(FNAセション連動監視時間)となります。
なお、pathcntlオペランドに“auto-all”を指定した場合、監視時間内にhost資源配下のすべてのFNAセションが確立した場合、および監視時間を経過した時点で送信用および受信用のFNAセションがそれぞれ1つ確立されていれば、通信経路を開設します。
監視時間を経過した時点で、送信用および受信用のFNAセションが上記状態にならなければ、監視時間によるFNAセションの監視を繰り返し実施します。
pathcntlオペランドに“auto-all”または“auto-comp”を指定した場合、FNAセション解放時は、通信経路を閉塞してからhost資源配下のFNAセションがすべて解放されるまでの時間(FNAセション連動監視時間)となります。なお、監視時間を経過した場合、解放されていないFNAセションを強制解放します。
本オペランドは、pathcntlオペランドに“auto-all”または“auto-comp”を指定した場合に有効となるオペランドです。
本オペランドを省略した場合、5を指定したものとします。
TCPコネクションが切断されてから、富士通メインフレーム上の業務アプリケーションの業務終了によるFNAセション解放要求を可能とするためにFNAセション強制解放を通知するまでの保留時間を10進数で指定します。
指定可能な値は、0≦解放通知保留時間(秒)≦300です。
本オペランドは、pathcntlオペランドに“none-no”および“none-comp”以外を指定した場合に有効となるオペランドです。
本オペランドを省略した場合、0を指定したものとします。
0を指定した場合、即時にFNAセションを強制解放します。
NETSTAGE/FIC 全銀RC接続オプションの起動時よりトレースログを採取するかどうかを指定します。
指定可能な値は、以下のとおりです。
yes: 採取する no : 採取しない
本オペランドを省略した場合、“yes” を指定したものとします。
プロセスグループあたりのトレースログファイルの世代管理数を10進数で指定します。
指定可能な値は、0≦トレースログ世代数≦20です。
0を指定した場合、世代管理を行いません。
本オペランドを省略した場合、10を指定したものとします。
トレースログファイルのサイズをメガバイト単位で指定します。
指定可能な値は、1≦トレースログサイズ≦10です。
本オペランドを省略した場合、5を指定したものとします。
全銀RCへ送信した電文に対する応答を受信しなかった場合に、富士通メインフレームへ通知するセンスコードを指定します。
指定可能な値は、以下のとおりです。
08270000 :センスコード08270000(間欠的なエラー)を富士通メインフレームへ通知します。
08020000 :センスコード08020000(オペレータ介入要)を富士通メインフレームへ通知します。
本オペランドを省略した場合、“08270000”を指定したものとします。
全銀RCへの電文送信時のフロー制御を行う場合に、指定時間内に全銀RCに送信可能な電文数を10進数で指定します。
指定可能な値は、0≦指定時間内に送信可能な電文数≦100です。
本オペランドを省略した場合、0を指定したものとします。
0を指定した場合、フロー制御は行いません。
全銀RCへの電文送信時のフロー制御を行う場合の指定時間を100ミリ秒単位で10進数で指定します。
指定可能な値は、100≦指定時間(ミリ秒)≦10000です。
端数を指定した場合は、100ミリ秒単位で切り上げとなります。
本オペランドを省略した場合、100を指定したものとします。
flowdwnmに0を指定した場合、本オペランドは指定できません。
全銀RCからの電文受信時のフロー制御を行う場合に、指定時間内に富士通メインフレームに送信可能な電文数を10進数で指定します。
指定可能な値は、0≦指定時間内に送信可能な電文数≦100です。
本オペランドを省略した場合、0を指定したものとします。
0を指定した場合、フロー制御は行いません。
全銀RCからの電文受信時のフロー制御を行う場合の指定時間を100ミリ秒単位で10進数で指定します。
指定可能な値は、100≦指定時間(ミリ秒)≦10000です。
端数を指定した場合は、100ミリ秒単位で切り上げとなります。
本オペランドを省略した場合、100を指定したものとします。
flowupnmに0を指定した場合、本オペランドは指定できません。
注意
トレースログファイルとして獲得される最大サイズ(メガバイト)は次のとおりです。
trcloggeneオペランドに0を指定した場合、trclogsize*(procgr定義文の数*2+1)MBです。
trcloggeneオペランドに0以外を指定した場合、trclogsize*(procgr定義文の数*2+1)*trcloggene MBです。