本書の目的
本書は、Red Hat Enterprise Linux 6 (for Intel64)上で動作するNETSTAGE/FIC 全銀RC接続オプションの機能、環境構築、運用、保守について説明しています。
本書の読者
本書は、NETSTAGE/FIC 全銀RC接続オプションの運用を行う方を対象に、導入から運用および保守までの方法を記載しています。なお、通信手順で使用する一部の用語および項目については、定義や説明を省いているものがあります。
本書を読むためには、以下の知識が必要です。
Linuxのシステム管理に関する知識
FNA通信手順についての基本的な知識
全銀RC接続手順についての基本的な知識
本書の構成
本書は、以下の構成になっています。
NETSTAGE/FIC 全銀RC接続オプションが提供する機能について説明しています。
NETSTAGE/FIC 全銀RC接続オプションの導入方法について説明しています。
NETSTAGE/FIC 全銀RC接続オプションの運用方法について説明しています。
NETSTAGE/FIC 全銀RC接続オプションを使用して通信を行うための環境定義について説明しています。
NETSTAGE/FIC 全銀RC接続オプションが提供する操作コマンドについて説明しています。
NETSTAGE/FIC 全銀RC接続オプションが使用する各種システム資源の見積りについて説明しています。
NETSTAGE/FIC 全銀RC接続オプションを使用して全銀RCパススルー通信を行う場合の定義例について説明しています。
本書の読み方
NETSTAGE/FIC説明書を併読してください。
NETSTAGE/FIC 全銀RC接続オプションを使用する業務の運用設計および保守を行う場合は第1章から第4章までをお読みください。
NETSTAGE/FIC 全銀RC接続オプションの運用および保守を行う場合は第3章をお読みください。
必要に応じて第5章のNETSTAGE/FIC 全銀RC接続オプションの運用で使用する操作コマンドの詳細をお読みください。
本書で使用する用語および表記は、NETSTAGE/FIC 全銀RC接続オプションをRed Hat Enterprise Linux 6 (for Intel64)上で利用する場合の記述になっています。
NETSTAGE/FIC 全銀RC接続オプションが出力するメッセージについては、“NETSTAGE/FIC説明書”を参照してください。
本書の位置づけ
本書の位置づけと関連マニュアルの体系を以下に示します。
NETSTAGE/FIC説明書
NETSTAGE/FIC説明書 全銀RC接続オプション編 [本書]
本書をより理解するために、以下のマニュアルを併読されることをおすすめします。
OS IV VTAM-G導入手引書 V30用
OS IV VTAM-G TISP説明書 V10用
OS IV AIM ADL文法書 V20L10用
本書のコメント
NETSTAGE/FIC 全銀RC接続オプションは、以下のオペレーティングシステムで動作します。
Red Hat Enterprise Linux 6 (for Intel64)
本書では、以下のようにシステムの総称や略称を使用しています。
GS21シリーズまたはマルチOSプラットフォーム PRIMEQUEST 2000/1000シリーズを総称して富士通メインフレームと呼びます。
全銀センタと通信するための中継コンピュータを全銀RCと呼びます。
本書に記載されている各種の製品名称は、以下のように略して表記する場合があります。
製品名 | 略称 |
---|---|
Red Hat Enterprise Linux 6 (for Intel64) | Linux |
輸出管理規制について
本ドキュメントを輸出または第三者へ提供する場合は、お客様が居住する国および米国輸出管理関連法規等の規制をご確認のうえ、必要な手続きをおとりください。
登録商標について
Red Hat は米国およびそのほかの国において登録されたRed Hat, Inc. の商標です。
Linux は、Linus Torvalds 氏の登録商標です。
その他、本書に記載されている会社名および製品名は、それぞれ各社の商標または登録商標です。
出版年月および版数
出版年月および版数 | マニュアルコード |
---|---|
2014年10月 第2版 | J2UL-1658-02Z0(00) |
2012年11月 初版 | J2UL-1658-01Z0(00) |
お願い
本書を無断で他に転載しないようお願いします。
本書は予告なしに変更されることがあります。
著作権表示
Copyright 2012-2014 FUJITSU LIMITED
変更内容 | 変更箇所 | 版数 |
---|---|---|
グローバルサーバを富士通メインフレームに変更しました。 | 全体 | 第2版 |
通信経路の開設・閉塞方式に、セション連動方式、業務連動方式、完全連動方式、非連動(セション解放)方式、非連動(セション未解放)方式、完全非連動方式を追加しました。 | 第1章、 |