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NETSTAGE/FIC V1.0 説明書
FUJITSU Software

5.4.1 システム定義文(sys)

sys定義文はFIC識別子単位の環境に関する定義をします。

記述形式
sys      name=システム定義名
         maxvlu=最大vlu定義数
         maxvpu=最大vpu定義数
         prtctype=ticf
        [alivetm1={生存監視時間|60}]
        [alivetm2={生存監視応答待ち時間|60}]
        [conrtcnt={発呼TICFコネクションリトライ回数|5}]
        [conrttm={発呼TICFコネクションリトライタイマ値|5}]
        [conwttm={発呼TICFコネクション確立タイマ値|120}]
        [maxdtlen={最大データ長|2}]
        [trclog={yes|no}]
        [trcloggene={トレースログ世代数|10}]
        [trclogsize={トレースログサイズ|5}]
        [xidtimer={XID情報送信待ち時間|60]
オペランド
name

システム定義の名前(sys名)を8文字以内で指定します。

maxvlu

定義可能なvlu定義文数の最大値を10進数で指定します。

指定可能な値は、1≦vlu定義文数の最大値≦20000です。

定義可能なvlu定義文数は、動的反映により追加するvlu定義文数も含みます。

本オペランドの指定値を超えてvlu定義文を定義することはできません。

maxvpu

定義可能なvpu定義文数の最大値を10進数で指定します。

指定可能な値は、1≦vpu定義文数の最大値≦10000です。

定義可能なvpu定義文数は、動的反映により追加するvpu定義文数も含みます。

本オペランドの指定値を超えてvpu定義文を定義することはできません。

prtctype

プロトコルタイプを指定します。

指定可能な値は、以下のとおりです。

  ticf  :FNAonTCP/IP通信機能
alivetm1

TICFコネクションの生存監視において、生存監視要求の送信間隔時間を10進数で指定します。

指定可能な値は0≦送信間隔時間(秒)≦5400です。

0を指定した場合は、生存監視を行いません。

本オペランドを省略した場合、60が設定されます。

vpu定義文でalivetm1オペランドが指定された場合、vpu定義文での指定値が有効になります。

alivetm2

TICFコネクションの生存監視において、生存監視要求に対する応答待ち時間を10進数で指定します。

指定可能な値は、1≦応答待ち時間(秒)≦5400です。

alivetm1オペランドに0を指定した場合、本オペランドは指定できません。

本オペランドを省略した場合、60が設定されます。

vpu定義文でalivetm2オペランドが指定された場合、vpu定義文での指定値が有効になります。

conrtcnt

発呼接続時のTICFコネクション確立のリトライ回数を指定します。

指定可能な値は、0≦リトライ回数≦255または“*”です。

0を指定した場合、リトライを行いません。

“*”を指定した場合は、無制限リトライとなります。

本オペランドを省略した場合、5が設定されます。

vpu定義文でconrtcntオペランドが指定された場合、vpu定義文での指定値が有効になります。

conrttm

発呼接続によるTICFコネクション確立時のリトライ間隔のタイマ値を指定します。

指定可能な値は、1≦リトライ間隔タイマ値(秒)≦1800です。

本オペランドを省略した場合、5が設定されます。

vpu定義文でconrttmオペランドが指定された場合、vpu定義文での指定値が有効になります。

conwttm

発呼接続によるTICFコネクション確立時の監視タイマ値を指定します。

指定可能な値は、0≦監視タイマ値(秒)≦1800です。

0を指定した場合は、監視を行いません。

本オペランドを省略した場合、120が設定されます。

vpu定義文でconwttmオペランドが指定された場合、vpu定義文での指定値が有効になります。

なお、本オペランドの値は、xidtimerオペランドの値より大きくなるようにしてください。

maxdtlen

FNA-ACパススルー通信における最大RU長を、10進数でキロバイト単位(1KB=1024Byte)に指定します。

指定可能な値は、2≦最大RU長(KB)≦62です。
本オペランドを省略した場合、2が設定されます。

trclog

NETSTAGE/FICの起動時よりトレースログを採取するかどうかを指定します。

指定可能な値は、以下のとおりです。

  yes: 採取する 
  no : 採取しない 

本オペランドを省略した場合、“yes”が設定されます。

trcloggene

プロセスグループあたりのトレースログファイルの世代管理数を10進数で指定します。

指定可能な値は、0≦トレースログ世代数≦20です。

0を指定した場合、世代管理を行いません。

本オペランドを省略した場合、10が設定されます。

trclogsize

トレースログファイルのサイズをメガバイト単位で指定します。

指定可能な値は、1≦トレースログサイズ≦10です。

本オペランドを省略した場合、5が設定されます。

xidtimer

TICFコネクションの確立時に端末制御装置と交換する端末識別情報(XIDデータ)の送信待ち時間を10進数で指定します。

指定可能な値は、1≦送信待ち時間(秒)≦5400です。

vpu定義文でxidtimerオペランドが指定された場合は、vpu定義文の値が有効になります。

本オペランドを省略した場合、60が設定されます。

注意

  • トレースログは、制御データ(640Byte)と通信プロトコルの送受信データで構成され、トレースログファイルに格納されます。

  • トレースログファイルとして獲得される最大サイズ(メガバイト)は次のとおりです。

    • trcloggeneオペランドに0を指定した場合、trclogsize*(procgr定義文の数*2+1)MBです。

    • trcloggeneオペランドに0以外を指定した場合、trclogsize*(procgr定義文の数*2+1)*trcloggene MBです。