sys定義文はFIC識別子単位の環境に関する定義をします。
sys name=システム定義名 maxvlu=最大vlu定義数 maxvpu=最大vpu定義数 prtctype=ticf [alivetm1={生存監視時間|60}] [alivetm2={生存監視応答待ち時間|60}] [conrtcnt={発呼TICFコネクションリトライ回数|5}] [conrttm={発呼TICFコネクションリトライタイマ値|5}] [conwttm={発呼TICFコネクション確立タイマ値|120}] [maxdtlen={最大データ長|2}] [trclog={yes|no}] [trcloggene={トレースログ世代数|10}] [trclogsize={トレースログサイズ|5}] [xidtimer={XID情報送信待ち時間|60]
システム定義の名前(sys名)を8文字以内で指定します。
定義可能なvlu定義文数の最大値を10進数で指定します。
指定可能な値は、1≦vlu定義文数の最大値≦20000です。
定義可能なvlu定義文数は、動的反映により追加するvlu定義文数も含みます。
本オペランドの指定値を超えてvlu定義文を定義することはできません。
定義可能なvpu定義文数の最大値を10進数で指定します。
指定可能な値は、1≦vpu定義文数の最大値≦10000です。
定義可能なvpu定義文数は、動的反映により追加するvpu定義文数も含みます。
本オペランドの指定値を超えてvpu定義文を定義することはできません。
プロトコルタイプを指定します。
指定可能な値は、以下のとおりです。
ticf :FNAonTCP/IP通信機能
TICFコネクションの生存監視において、生存監視要求の送信間隔時間を10進数で指定します。
指定可能な値は0≦送信間隔時間(秒)≦5400です。
0を指定した場合は、生存監視を行いません。
本オペランドを省略した場合、60が設定されます。
vpu定義文でalivetm1オペランドが指定された場合、vpu定義文での指定値が有効になります。
TICFコネクションの生存監視において、生存監視要求に対する応答待ち時間を10進数で指定します。
指定可能な値は、1≦応答待ち時間(秒)≦5400です。
alivetm1オペランドに0を指定した場合、本オペランドは指定できません。
本オペランドを省略した場合、60が設定されます。
vpu定義文でalivetm2オペランドが指定された場合、vpu定義文での指定値が有効になります。
発呼接続時のTICFコネクション確立のリトライ回数を指定します。
指定可能な値は、0≦リトライ回数≦255または“*”です。
0を指定した場合、リトライを行いません。
“*”を指定した場合は、無制限リトライとなります。
本オペランドを省略した場合、5が設定されます。
vpu定義文でconrtcntオペランドが指定された場合、vpu定義文での指定値が有効になります。
発呼接続によるTICFコネクション確立時のリトライ間隔のタイマ値を指定します。
指定可能な値は、1≦リトライ間隔タイマ値(秒)≦1800です。
本オペランドを省略した場合、5が設定されます。
vpu定義文でconrttmオペランドが指定された場合、vpu定義文での指定値が有効になります。
発呼接続によるTICFコネクション確立時の監視タイマ値を指定します。
指定可能な値は、0≦監視タイマ値(秒)≦1800です。
0を指定した場合は、監視を行いません。
本オペランドを省略した場合、120が設定されます。
vpu定義文でconwttmオペランドが指定された場合、vpu定義文での指定値が有効になります。
なお、本オペランドの値は、xidtimerオペランドの値より大きくなるようにしてください。
FNA-ACパススルー通信における最大RU長を、10進数でキロバイト単位(1KB=1024Byte)に指定します。
指定可能な値は、2≦最大RU長(KB)≦62です。
本オペランドを省略した場合、2が設定されます。
NETSTAGE/FICの起動時よりトレースログを採取するかどうかを指定します。
指定可能な値は、以下のとおりです。
yes: 採取する no : 採取しない
本オペランドを省略した場合、“yes”が設定されます。
プロセスグループあたりのトレースログファイルの世代管理数を10進数で指定します。
指定可能な値は、0≦トレースログ世代数≦20です。
0を指定した場合、世代管理を行いません。
本オペランドを省略した場合、10が設定されます。
トレースログファイルのサイズをメガバイト単位で指定します。
指定可能な値は、1≦トレースログサイズ≦10です。
本オペランドを省略した場合、5が設定されます。
TICFコネクションの確立時に端末制御装置と交換する端末識別情報(XIDデータ)の送信待ち時間を10進数で指定します。
指定可能な値は、1≦送信待ち時間(秒)≦5400です。
vpu定義文でxidtimerオペランドが指定された場合は、vpu定義文の値が有効になります。
本オペランドを省略した場合、60が設定されます。
注意
トレースログは、制御データ(640Byte)と通信プロトコルの送受信データで構成され、トレースログファイルに格納されます。
トレースログファイルとして獲得される最大サイズ(メガバイト)は次のとおりです。
trcloggeneオペランドに0を指定した場合、trclogsize*(procgr定義文の数*2+1)MBです。
trcloggeneオペランドに0以外を指定した場合、trclogsize*(procgr定義文の数*2+1)*trcloggene MBです。