CORBAサービス資源の移入について説明します。
移入方法
バックアップ先パスがX:\Backup\ODWINの場合の操作例を以下に示します。
例
copyコマンドを使用して、以下のファイルをもとのディレクトリにコピーします。
copy X:\Backup\ODWIN\config C:\Interstage\ODWIN\etc
リモートホストのネーミングサービス、インタフェースリポジトリを使用する場合は、odsethostコマンドでinithostにホスト情報(ホスト名とポート番号)を設定します。
バックアップ先パスが/backup/odの場合の操作例を以下に示します。
例
cpコマンドを使用して、以下のファイルをもとのディレクトリにコピーします。
cp -f /backup/od/config /etc/opt/FSUNod
リモートホストのネーミングサービス、インタフェースリポジトリを使用する場合は、odsethostコマンドでinithostにホスト情報(ホスト名とポート番号)を設定します。
バックアップ先パスが/backup/odの場合の操作例を以下に示します。
例
cpコマンドを使用して、以下のファイルをもとのディレクトリにコピーします。
cp -f /backup/od/config /etc/opt/FJSVod
リモートホストのネーミングサービス、インタフェースリポジトリを使用する場合は、odsethostコマンドでinithostにホスト情報(ホスト名とポート番号)を設定します。
注意事項
odrestoresysコマンドは、CORBAサービスが停止している状態で実行する必要があります。
Interstage管理コンソールを使用してSSL環境を設定した場合は、バックアップしたInterstage証明書環境資源を移入する必要があります。「4.6.6 Interstage証明書環境資源の移入」を参照してInterstage証明書環境資源を移入してください。odsetSSLコマンドを使用してSSL環境を設定した場合は、移入先のSSL環境にしたがってodsetSSLコマンドを実行してください。
Interstage動作環境定義ファイルにパラメタ「Corba Host Name」が設定されている場合、資源の移入によりconfigのIIOP_hostnameパラメタにホスト名が設定されます。IIOP_hostnameを設定する必要がない場合は、IIOP_hostnameの定義を削除してください。IIOP_hostnameパラメタの詳細については、「チューニングガイド」の「config」を参照してください。
SSL連携機能を利用している場合は、移入先のSSL環境に従ってodsetSSLコマンドを実行してください。
CORBAサービス資源の移入後、以下の条件の場合にod10200メッセージ、od10300メッセージが出力される場合があります。
NTFSでフォーマットされたドライブでEveryoneグループにフルコントロールのアクセス許可が設定されていないフォルダに、Interstageがインストールされている場合。
一般ユーザ(Usersグループのみに所属するユーザ)による操作を行う場合は、Interstageインストールフォルダのプロパティで[セキュリティ]タブを表示し、該当ユーザに対するアクセス許可をフルコントロールに設定してください。
なお、Microsoft(R) Windows(R) XPでフォルダのプロパティに[セキュリティ]タブが表示されない場合は、次の手順を実行することで表示されます。
[スタート]-[コントロールパネル]から「フォルダオプション」を起動します。
[表示]タブから「簡易ファイルの共有を使用にする(推奨)」のチェックを解除して「OK」をクリックします。