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Symfoware Server V12.1.0 アプリケーション開発ガイド
FUJITSU Software

5.4.2 クラスタ運用時のアプリケーション作成

クラスタ運用時のアプリケーション作成において考慮する事項を説明します。

参照

クラスタ運用についての詳細は、“クラスタ運用ガイド”を参照してください。

5.4.2.1 アプリケーションの接続先切り替えが発生した場合のエラーと対処

クラスタ運用時に、アプリケーションの接続先の切り替えが発生した場合、明示的にコネクションを切断し、コネクションの再接続またはアプリケーションを再実行してください。

以下に切り替え発生時のエラーと対処を示します。

状態

エラー情報

対処

ノードダウン(サーバダウン)
または
Symfoware Serverシステムダウン(注1)

アクセス中にダウンしたとき

PGRES_FATAL_ERROR(注2)

57P01(注3)

NULL(注3)

切替え完了後、コネクションの再接続、またはアプリケーションを再実行してください。

ダウン中にアクセスしたとき

CONNECTION_BAD(注4)

待機ノード(スタンバイサーバ)
への切替え(注1)

アクセス中に切替えたとき

PGRES_FATAL_ERROR(注2)

57P01(注3)

NULL(注3)

切替え中にアクセスしたとき

CONNECTION_BAD(注4)

注1: ( )内は、データベース多重化運用の用語です。

注2: PQresultStatus()の返却値となります。

注3: PQresultErrorField()のPG_DIAG_SQLSTATEの返却値となります。

注4: PQstatus()の返却値となります。


5.4.2.2 共有ディスク方式のフェイルオーバ運用でのアプリケーション作成時の注意事項

アプリケーションで指定するIPアドレスは、Glsリソースの作成、または、引継ぎネットワークリソースの作成時に指定したIPアドレスを指定してください。状態遷移が発生した場合、アプリケーションを変更することなく、再実行のみで実行が可能です。

参照

詳細は、“クラスタ運用ガイド”の“Glsリソースの作成、または引継ぎネットワークリソースの作成”を参照してください。