クラスタ運用時のアプリケーション作成において考慮する事項を説明します。
参照
クラスタ運用についての詳細は、“クラスタ運用ガイド”を参照してください。
クラスタ運用時に、アプリケーションの接続先の切り替えが発生した場合、明示的にコネクションを切断し、コネクションの再接続またはアプリケーションを再実行してください。
以下に切り替え発生時のエラーと対処を示します。
状態 | エラー情報 | 対処 | |
---|---|---|---|
ノードダウン(サーバダウン) | アクセス中にダウンしたとき | PGRES_FATAL_ERROR(注2) 57P01(注3) NULL(注3) | 切替え完了後、コネクションの再接続、またはアプリケーションを再実行してください。 |
ダウン中にアクセスしたとき | CONNECTION_BAD(注4) | ||
待機ノード(スタンバイサーバ) | アクセス中に切替えたとき | PGRES_FATAL_ERROR(注2) 57P01(注3) NULL(注3) | |
切替え中にアクセスしたとき | CONNECTION_BAD(注4) |
注1: ( )内は、データベース多重化運用の用語です。
注2: PQresultStatus()の返却値となります。
注3: PQresultErrorField()のPG_DIAG_SQLSTATEの返却値となります。
注4: PQstatus()の返却値となります。
アプリケーションで指定するIPアドレスは、Glsリソースの作成、または、引継ぎネットワークリソースの作成時に指定したIPアドレスを指定してください。状態遷移が発生した場合、アプリケーションを変更することなく、再実行のみで実行が可能です。
参照
詳細は、“クラスタ運用ガイド”の“Glsリソースの作成、または引継ぎネットワークリソースの作成”を参照してください。