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Symfoware Server V12.1.0 クラスタ運用ガイド
FUJITSU Software

8.1 縮退運転になった場合の対処

縮退運転になった場合、その原因が切り替え(フェイルオーバまたはスイッチオーバ)によるものか、切り離しによるものかによって、復旧作業が異なります。

mc_ctlコマンドをstatusモードで実行するか、またはシステムログを参照するかして、切り替えと切り離しのどちらの原因で縮退運転になったのかを確認してください。

以下は、mc_ctlコマンドをstatusモードで実行した場合の例です。

切り替えが発生した場合は、“mirroring status”にswitched(切替済:切り替えが終わって縮退運用の状態)が表示されます。

例)
$ mc_ctl status -M /mcdir/inst1
mirroring status
----------------
switched

  :

切り離しが発生した場合は、“mirroring status”にnot-switchable (切替不可:切り離しが行われて切り替えができない状態)が表示されます。

例)
$ mc_ctl status -M /mcdir/inst1
mirroring status
----------------
not-switchable

  :