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Interstage Mobile Application Server V1.1.0 アプリケーション開発ガイド
FUJITSU Software

10.3 開発環境の準備

以下の手順で、エージェントのプロジェクトを開発端末にセットアップしてください。


Android版の場合

  1. IMAPSサーバをインストールしてください。

  2. IMAPSサーバに格納されているIMAPSエージェントのプロジェクトを、開発端末上に取得してください。IMAPSエージェントのプロジェクトは、以下に格納されています。

    Windows版サーバの場合:

        <製品インストールフォルダー>\development\android\agent

    Linux版サーバの場合:

        /opt/FJSVimsrv/development/android/agent

  3. Cordovaを開発端末上に取得してください。CordovaはAndroid参照ライブラリプロジェクトとして提供されています。Cordovaは以下に格納されています。

    Windows版サーバの場合:

        <製品インストールフォルダー>\development\android\cordova

    Linux版サーバの場合:

        /opt/FJSVimsrv/development/android/cordova

  4. プッシュ通知のライブラリを開発端末上に取得してください。プッシュ通知のライブラリは、Android参照ライブラリプロジェクトとして提供されています。プッシュ通知のAndroid参照ライブラリプロジェクトは、以下に格納されています。

    Windows版サーバの場合:

        <製品インストールフォルダー>\development\android\push\native

    Linux版サーバの場合:

        /opt/FJSVimsrv/development/android/push/native

  5. Googleの公式HPに公開されている手順(http://developer.android.com/google/play-services/setup.html) に従い、下記の設定を実施し、Google Play Servicesのライブラリ(rev.17以降)を取得してください。

    • Install the Google Play Services SDK

    • Set Up a Project that Uses Google Play Services

  6. Eclipseを使って、IMAPSエージェントのプロジェクトファイルをインポートします。プロジェクトをインポートするためには、以下のようにします。

    • File->Import->Existing Projects into Workspace

    • Import Projectsダイアログで、ダウンロードしたIMAPSエージェントプロジェクトのルートディレクトリを指定

    • Cordova、プッシュ通知及びGoogle Play Servicesのプロジェクトも同様の手順でEclipseのワークスペースにインポート

    • インポートしたIMAPSエージェントのプロジェクトを選択し、右クリック->Properties->Android

    • ダイアログ下段のLibraryにてAddボタンを押下し、Cordovaプロジェクトを選択、OKボタンを押下

    • プッシュ通知、Google Play Servicesのライブラリについても同様にしてIMAPSエージェントプロジェクトから参照ライブラリとして参照されるように設定

  7. 以下の設定をおこないます。

    • log4j-1.2.17.jarをダウンロードし、libsディレクトリ配下に配置してください。

    • httpmime-4.2.5.jarをダウンロードし、libsディレクトリ配下に配置してください。

    • インポートしたエージェントのプロジェクトを選択し、右クリック→Properties

    • Java Build Pathを選択し、SourceタブのIMAPSAgent/genを展開

    • Excludedを選択し、Editボタンを押下

    • Add Multipleボタンを押下し、表示されたダイアログからcom及びorgを選択、リソースを除外フィルターに追加しOKボタンを押下します。


iOS版の場合

  1. IMAPSサーバをインストールしてください。

  2. IMAPSサーバに格納されているIMAPSエージェントのプロジェクトを、開発端末上に取得してください。IMAPSエージェントのプロジェクトは、以下にzipファイルとして格納されています。

    Windows版サーバの場合:

        <製品インストールフォルダー>\development\ios\agent\ios-agent.zip

    Linux版サーバの場合:

        /opt/FJSVimsrv/development/ios/agent/ios-agent.zip

  3. 取得したzipファイルを、開発用端末上で解凍してください。解凍は必ずMac上でおこなう必要があります。

  4. クライアント設定ファイルを、開発端末上に取得してください。クライアント設定ファイルは、以下に格納されています。

    Windows版サーバの場合:

        <製品インストールフォルダー>\bin\conf\sample\properties\imaps.plist

    Linux版サーバの場合:

        /opt/FJSVimaps/bin/conf/sample/properties/imaps.plist

  5. クライアント設定ファイルを以下に配置します。

        IMAPSAgent/FrameworkSample/FrameworkSample/Application Files/imaps/properties

  6. プッシュ通知のライブラリを開発端末上に取得してください。プッシュ通知のライブラリはフレームワークとして提供されています。プッシュ通知のフレームワークは、以下に格納されています。以下からzipファイルを取得し、Mac上で展開してください。

    Windows版サーバの場合:

        <製品インストールフォルダー>\development\ios\push\handler

    Linux版サーバの場合:

        /opt/FJSVimsrv/development/ios/push/handler

  7. XCodeを使ってIMAPSエージェントのプロジェクトファイルを読み込み、設定をおこないます。

    • XCodeを起動しOpenOtherを選択、ダウンロードしたIMAPSエージェントのプロジェクトファイルを指定

    • プロジェクトナビゲータで、FrameworkSampleプロジェクトのFrameworkSampleフォルダー配下にある、FJPHandlerLib.frameworkを削除

    • Build Phasesを選択し、Link Binary With Librariesで、+ を選択

    • ダウンロードしたプッシュ通知のフレームワークを指定

    • Build Settingsを選択し、Framework Search Pathsから../../push/handlerを削除


注意

  • Android版のエージェントをカスタマイズする場合、APIレベルに9、14、19が必要です。

  • ダウンロード方法により読み込み専用ファイルとなる場合がありますが、プロジェクト読み込み時にファイルの書き込み権限が必要となりますので、その際は権限の付与など必要な対処を実施して下さい。

  • XCodeでApplication Files内に資産を入れる場合、ファイル追加のダイアログにて「Create groups for any added folders」 を選択してください。

  • XCodeでログインコンテンツを資産に入れる場合、ファイル追加のダイアログにて「Create folder references for any added folders」 を選択してください。