プッシュ通知機能の動作概要は以下のとおりです。なお、IMAPSプッシュ、GCMは、IMAPSエージェントをメッセージ受信アプリケーションとして利用することができます。IMAPSエージェントでプッシュ通知を受信するための設定については、「運用ガイド」を参照してください。IMAPSエージェントの操作方法は、「IMAPSエージェント操作ガイド」を参照してください。
IMAPSサーバ
メッセージ送信、登録IDの管理を行います。
プッシュ基盤サーバ
IMAPSプッシュを行います。
業務アプリ
プッシュ通知機能を利用してメッセージを送信します。
クライアントアプリ
プッシュ通知を受け取ります。プッシュメッセージが受信可能な単位は、「ネイティブアプリケーション」、「ハイブリットアプリケーション」、「IMAPSエージェント」です。
GCM, APNs, IMAPSプッシュ
GCMはGoogle, APNsはAppleが提供するプッシュサービスです。IMAPSプッシュはIMAPSが提供するプッシュサービスです。GCMはGoogle, APNsはプロキシを使用する場合、使用できません。IMAPSプッシュはイントラネットのみサポートします。詳細は「解説書」を参照してください。
蓄積メッセージ
IMAPSプッシュを使用時に、端末が未接続のため届いていないメッセージを管理しています。
登録ID
プッシュ通知先を示すIDです。GCMのregistrationID、APNsのデバイストークン、IMAPSプッシュのIMAPSプッシュIDのことです。
サーバ側のアプリケーションは、以下の機能を利用できます。
メッセージの送信
登録ID一覧取得などにより送信先を決定し、メッセージを送信できます。
送信状態の確認
蓄積メッセージ参照機能による未達メッセージの確認ができます。(IMAPSプッシュのみ)
登録IDの管理
登録ID一覧の取得、登録IDの情報取得、登録IDの削除、IMAPSプッシュIDの登録・払い出し、APNsのデバイストークン登録、GCMのregistrationID登録ができます。
スマート端末側のアプリケーションは初期化を行うことで、メッセージを受信できます。
初期化
プッシュ通信サービスへのバインド、初期設定を行います。これにより受信を開始します。コールバック関数を実装し登録することで、メッセージ受信時に追加で処理を行うことができます。
メッセージ受信
メッセージを受信すると、プッシュ通知機能がメッセージを表示します。さらに、初期化時にコールバック関数を登録した場合は、コールバック関数が呼び出されます。