機能説明
Systemwalker Software Configuration Managerで管理するL-Platform情報を登録、更新、異動、所有者の変更、削除、および、一覧表示します。
ServerView Resource Orchestratorが管理するL-Platformに対して、登録、更新、異動、所有者の変更、および、削除の操作を行うことはできません。
記述形式
【Windows】
swcfmg_lplatform.exe |
【Linux】
swcfmg_lplatform |
オプション
指定されたL-Platform情報ファイルに記載された内容で、L-Platform情報を登録します。
L-Platform情報ファイルはCSV形式です。L-Platform情報ファイルの詳細については、「2.2.3 L-Platform情報ファイル」を参照してください。
指定されたL-Platform情報ファイルに記載された内容で、L-Platform情報を更新します。
L-Platform情報ファイルはCSV形式です。L-Platform情報ファイルの詳細については、「2.2.3 L-Platform情報ファイル」を参照してください。
指定されたL-Platform情報ファイルに記載された内容で、L-Platformの異動、または、所有者の変更を行います。
L-Platform情報ファイルはCSV形式です。L-Platform情報ファイルの詳細については、「2.2.3 L-Platform情報ファイル」を参照してください。
L-Platform IDを指定し、登録済みのL-Platformを削除します。L-Platform IDは‘,'(カンマ)で区切って複数指定できます。
L-Platform IDは、本コマンドを-list指定で実行し、出力されるL-Platform情報から確認できます。
本コマンドで登録されたL-Platform情報、および、swcfmg_define_serverinfo(管理対象サーバ情報定義コマンド)で作成されたL-Platform情報をCSV形式で出力します。
-file “出力ファイルパス”が省略された場合、情報はコマンドの標準出力に出力されます。
指定したファイルが存在しない場合はファイルを新規作成し、存在する場合は既存のファイルへ上書きします。
エラーのため、ファイル出力できなかった場合、新規作成時は、新たなファイルは作成しません。既存ファイルへの上書きの場合は、既存ファイルを保証します。
出力ファイルの詳細については、「2.2.3 L-Platform情報ファイル」を参照してください。
ファイルの文字コードを指定します。
以下の文字コードが指定できます。半角英大文字で指定します。
【Windows】
SJIS
【Linux】
UTF-8
EUC
本オプションを省略した場合、本コマンドの実行環境の文字コードで動作します。
本コマンドで登録されたL-Platform情報、および、swcfmg_define_serverinfo(管理対象サーバ情報定義コマンド)で作成されたL-Platform情報だけではなく、ServerView Resource Orchestratorが管理するL-Platform情報を含めて出力します。
本オプションを指定した場合、L-Platform情報が“テナント名”で昇順に表示されます。
復帰値
復帰値 | 意味 |
---|---|
0 | 正常終了しました。 |
10 | パラメーター異常です。 |
20 | 指定された入出力ファイルパスのエラーです。 |
30 | 指定された文字コードに誤りがあります。 |
50 | ファイルの記述に誤りがあります。 |
70 | 指定されたL-Platform IDは存在しません。 |
80 | 削除対象のL-Platformに所属しているサーバが存在するため、削除できません。 |
81 | ServerView Resource Orchestratorが管理するL-Platformに対しては操作できません。 |
100 | Systemwalker Software Configuration Manager は起動していません。 |
101 | 同時実行できないコマンドが実行されています。 |
102 | コマンド実行権限がありません。 |
103 | ディレクトリサービスの接続に失敗しました。 |
110 | 書き込みエラーです。 |
200 | セットアップされていません。 |
255 | システムエラーです。 |
コマンド格納場所
管理サーバ
【Windows】
[Systemwalker Software Configuration Managerインストールディレクトリ]\SWCFMGM\bin |
【Linux】
/opt/FJSVcfmgm/bin |
実行に必要な権限/実行環境
【Windows】
Administrator権限が必要です。ご利用OSがWindows Server 2008以降の場合は、管理者として実行してください。
管理サーバで実行可能です。
【Linux】
システム管理者(スーパーユーザー)のみが実行できます。
管理サーバで実行可能です。
注意事項
本コマンドは同時に実行する事はできません。コマンド実行中に他のコマンドを実行すると、排他エラーとなります。
Systemwalker Software Configuration Managerが起動した状態で本コマンドを実行してください。
ServerView Resource Orchestratorが管理するL-Platformに対しては、登録、更新、異動、所有者の変更、および、削除の操作を行うことはできません。
L-Platform情報は、L-Platform情報ファイルに従って新規登録されます。
入力ファイルで“L-Platform ID”が記述されている場合はエラーとなります。新規登録の場合、“L-Platform ID”は記述しないでください。
“L-Platform名”は、テナント内で一意になるように指定してください。
本コマンドに指定した文字コードと、L-Platform情報ファイルに指定した文字コードが異なっていた場合の動作は保証しません。文字コードは一致させるようにしてください。
“所有者”は、“テナント名”で指定したテナントに所属するユーザ、または、兼任管理者を指定してください。“所有者”にインフラ管理者を指定しないでください。
登録済のL-Platform情報を修正する場合は、一覧表示したファイルを編集し、編集したファイルを更新の入力ファイルとすることお勧めします。
“L-Platform名”は、テナント内で一意になるように指定してください。
“テナント名”と“所有者”を指定しても変更されません。“テナント名”と“所有者”を変更する場合は、本コマンドの-moveオプションでL-Platformの異動、または、所有者の変更を行ってください。
ServerView Resource Orchestratorが管理するL-Platformに対しては、更新を行うことはできません。
登録済のL-Platform情報を修正する場合は、一覧表示したファイルを編集し、編集したファイルを更新の入力ファイルとすることお勧めします。
“L-Platform名”を指定しても変更されません。“L-Platform名”を変更する場合は、本コマンドの-updateオプションで、L-Platformの更新を行ってください。
L-Platformの“所有者”は、L-Platformが所属するテナントのユーザー、または、兼任管理者を指定してください。また、L-Platformの異動と所有者の変更を同時に行う場合、“所有者”に異動先のテナントのユーザーまたは兼任管理者を指定してください。
インフラ管理者は、L-Platformを所有することはできません。“所有者”にインフラ管理者を指定しないでください。
ServerView Resource Orchestratorが管理するL-Platformに対しては、異動、または、所有者の変更を行うことはできません。
L-Platformの異動先に同名のL-Platformが存在する場合はエラーとなります。本コマンドの-updateオプションでL-Platform名を変更してから、L-Platformの異動を行ってください。
Systemwalker Software Configuration Managerで利用する必要がなくなったL-Platform情報は、本コマンドを使用して情報を削除してください。
L-Platform情報を削除する前に、該当するL-Platformに所属するサーバが存在しないことを確認してください。存在する場合は、削除することができません。
ServerView Resource Orchestratorが管理するL-Platformに対しては、削除はできません。
L-Platform情報が登録されていない場合は、ヘッダ情報だけを出力します。
#lplatform-id,lplatform-name,tenant-name,owner |
ServerView Resource Orchestratorが管理するL-Platformも含めて表示する場合は、-allオプションを指定してください。
テナントに所属していないL-Platformは、“テナント名”のカラムが表示されません。L-Platformの異動を行い、L-Platformの所属テナントを存在するテナントに変更してください。
L-Platform情報ファイルに誤りがある場合は、L-Platform情報の更新・異動・所有者の変更・削除を中止します。トレースログに以下のようなエラーメッセージを出力します。
CFMGC20005 ファイルの記述に誤りがあります。[行番号:n][原因:原因] |
[原因] には、以下のどれかが出力されます。
メッセージ | 意味 |
---|---|
Number of elements. | 該当行の要素の数を見直してください。 |
The specified elements are invalid. () | 該当行の“()”内の要素に不正な値が入力されています。正しい値を入力してください。入力できる値については、「2.2.5 サーバ情報ファイル」を参照してください。 |
Mandatory elements are not specified. | 該当行の必須項目を入力してください。 |
The same L-Platform is specified in another line. | 該当行までに、同じL-Platform IDが記載されています。 |
The same L-Platform name is specified in another line. | 該当行までに、同じL-Platform nameが記載されています。 |
The L-Platform name already exists. | 同一テナント内に、該当行の“lplatform-name”と同名のL-Platformが存在しています。 |
The specified L-Platform does not exist. | 該当行の“lplatform-id”に相当するL-Platformが存在しません。存在するL-Platform IDを指定してください。 |
The specified user does not exist. | 該当行の“owner”に相当するユーザーが存在しません。存在するユーザーIDを指定してください。 |
The specified tenant does not exist. | 該当行の“tenant-name”に相当するテナントが存在しません。存在するテナントのテナント名を指定してください。 |
The L-Platform cannot be operated. | 該当行のL-Platform情報は、ServerView Resource Orchestratorが管理するL-Platformです。本コマンドにより更新、異動、所有者の変更、および、削除を行うことができません。 |
使用例
登録
【Windows】
swcfmg_lplatform.exe -add -file C:\work\lplatforminfo.csv |
【Linux】
swcfmg_lplatform -add -file /tmp/lplatforminfo.csv |
更新
【Windows】
swcfmg_lplatform.exe -update -file C:\work\lplatforminfo.csv |
【Linux】
swcfmg_lplatform -update -file /tmp/lplatforminfo.csv |
削除
【Windows】
swcfmg_lplatform.exe -delete -id tenant_1-CFMG-UB5IFK3AT,tenant_2-CFMG-YFEFI9P7Q,tenant_2-CFMG-VGX13H9XL |
【Linux】
swcfmg_lplatform -delete -id tenant_1-CFMG-UB5IFK3AT,tenant_2-CFMG-YFEFI9P7Q,tenant_2-CFMG-VGX13H9XL |
一覧表示
【Windows】
swcfmg_lplatform.exe -list -file C:\work\lplatforminfo.csv |
【Linux】
swcfmg_lplatform -list -file /tmp/lplatforminfo.csv |
実行結果/出力形式
一覧表示
標準出力
#lplatform-id,lplatform-name,tenant-name,owner tenant_1-CFMG-UB5IFK3AT,システム1,tenant_1,user001 tenant_2-CFMG-YFEFI9P7Q,システム2,tenant_2,user002
ファイル出力
CFMGC30101 L-Platform情報管理コマンドが正常に終了しました。
なお、出力したCSVファイルの先頭行には、以下のヘッダ情報が付加されます。
#lplatform-id,lplatform-name,tenant-name,owner