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Interstage Service Integrator V9.5.1 解説書
FUJITSU Software

6.7.3 ヘッダがあるフォーマット形式へのフォーマット変換

出力先フォーマットが以下のフォーマットの場合、ヘッダ出力条件設定が必須です。ここでは、ヘッダがあるフォーマット形式へのフォーマット変換について、留意点を説明します。

例として、一般フォーマットから伝票形式フォーマットへのフォーマット変換について説明します。

図6.42 一般フォーマットから伝票形式フォーマットの例

上図の場合、一般フォーマットの「店コード」の値は、1レコード目と2レコード目は“1001”、3レコード目と4レコード目は“2002”です。伝票形式フォーマットへ変換後は、ヘッダレコード(先頭の項目の値がA)に店コード“1001”または“2002”が1つずつ設定されます。一般フォーマット側の店コードの値が前レコードと同じ場合はヘッダレコードは挿入されず、店コードの値が前レコードと異なっていたらヘッダレコードが出力されます。つまり、「店コードの値が変更されたら、ヘッダレコードを挿入する」という変換ルールになっています。
出力先フォーマット形式が、伝票形式フォーマット、行終端可変長フォーマット、および繰返し数指定可変長フォーマットの場合は、「ヘッダ出力条件」を定義します。「ヘッダ出力条件」は出力先のヘッダレコードを出力(挿入)するタイミングを、入力元のフォーマット内の項目から選択するものです。
上図の例では、「出力先の“A:ヘッダレコード”のヘッダ出力条件は、入力元の店コードである」ということになります。
行終端可変長フォーマットや繰返し数指定可変長フォーマットも同様です。伝票形式フォーマットは、ヘッダレコードが複数設定できるので、それぞれのヘッダレコードについて、すべてにヘッダ出力条件を設定する必要があります。

ポイント

ヘッダ出力条件は、入力元フォーマットの複数の項目を選択できます。その場合は複数の項目中の1項目でも変更されたらヘッダレコードは出力されます。ただし、複数選択する場合は、同一レコードの項目に限られます。