以下に、Linkexpress Replication optionに関する資源の配置方法を示します。
ファイル種別は、すべてUNIXファイルシステムです。
ファイル種別は、すべてNTFSファイルシステムです。
ファイル | 配置先 | 備考 | |
---|---|---|---|
共用 | ローカル | ||
動作環境ファイル |
| ○ | 運用系のクラスタアプリケーションと待機系のクラスタアプリケーションの両方に同一の内容のものを配置してください。 |
レプリケーションオブジェクトスキーマのトランザクションログテーブル(注2) | ○(注1) |
| レプリケーションオブジェクトスキーマの作成コマンド(lxrepobjscmコマンド)で指定します。 |
抽出定義管理ファイル | ○(注1) |
| 動作環境ファイルのDEFMNGPATHオペランドでディレクトリパス名を指定します。 |
レプリケーションプロセスのコアファイル出力先ディレクトリ(注3) | ○ | 動作環境ファイルのCORE_PATHオペランドでディレクトリパス名を指定します。 | |
差分ログファイル | ○(注1) |
| 抽出定義で指定します。 |
抽出データ格納ファイル | ○(注1) |
| データベース抽出コマンド(lxextdbコマンド)で指定します。 |
データベース抽出コマンドの作業ディレクトリ | ○(注1) |
| |
レプリケーション抽出トレースファイル | ○(注1) |
| 環境変数“LXDBDEBUG”に配置場所を指定します。 |
共用:共用ディスク装置
ローカル:ローカルディスク
注1)切替えディスクとして配置します。
注2)Symfoware Serverのテーブル空間に作成するため、テーブル空間に使用するディレクトリが対象となります。
注3)SolarisおよびLinuxで使用可能です。
ファイル | 配置先 | 備考 | ||
---|---|---|---|---|
共用 | ローカル | DBサーバ | ||
動作環境ファイル | ○ | 運用系のクラスタアプリケーションと待機系のクラスタアプリケーションの両方に同一の内容のものを配置してください。 | ||
レプリケーションオブジェクトスキーマのトランザクションログテーブル(注1) | ○ | レプリケーションオブジェクトスキーマの作成コマンド(lxrepobjscmコマンド)で指定します。 | ||
抽出定義管理ファイル | ○(注2) | 動作環境ファイルのDEFMNGPATHオペランドでディレクトリパス名を指定します。 | ||
レプリケーションプロセスのコアファイル出力先ディレクトリ(注3) | ○ | 動作環境ファイルのCORE_PATHオペランドでディレクトリパス名を指定します。 | ||
差分ログファイル | ○(注2) | 抽出定義で指定します。 | ||
抽出データ格納ファイル | ○(注2) | データベース抽出コマンド(lxextdbコマンド)で指定します。 |
共用:共用ディスク装置
ローカル:ローカルディスク
DBサーバ:データベースサーバ
注1)Symfoware Serverのテーブル空間に作成するため、テーブル空間に使用するディレクトリが対象となります。
注2)切替えディスクとして配置します。
注3) Linuxで使用可能です。
PRIMECLUSTER Global Disk ServicesのディスククラスのMONITORONLY属性について
MONITORONLY属性は、PRIMECLUSTERのGlobal Disk Servicesのディスククラスが故障した際のフェイルオーバの有無を決定します。
Symfoware Serverがフェイルオーバ運用の場合、Linkexpress Replication optionに関する資源のうち、共用ディスク装置に配置する資源については、レプリケーションが停止してもデータベースの運用を継続できるようにします。そのため、故障した場合でもフェィルオーバしないように“yes”を設定してください。ただし、レプリケーションが停止することによりトランザクションログテーブルが膨張するため、テーブル空間が枯渇しデータベースの運用が継続できなくなる可能性があります。すみやかに復旧作業を行ってください。
Symfoware Serverがデータベース多重化運用の場合、Linkexpress Replication optionに関する資源のうち、共用ディスク装置に配置する資源については、レプリケーションの停止によりデータベースの可用性に影響を与えないようにします。そのため、故障が発生した場合にはフェィルオーバするように“no”を設定してください。