アンインストールを行う場合は、以下のことに注意してください。
ユーザ資産のバックアップについて
アンインストール時には、ユーザ資産も削除されるため、必要に応じてユーザ資産をバックアップしておいてください。バックアップについては、“バックアップ”を参照してください。
IISの停止【Windows版】
運用管理サーバのアンインストールを行う場合でWebサーバとしてIISを使用している場合は、IISを停止してください。
サービスの停止について【Windows版】
アンインストール時には、すべてのSystemwalkerのサービスを自動的に停止しますが、まれにサービス停止に失敗したり、サービス停止が終了しない場合があります。そのような場合は、アンインストーラを終了し、[コントロールパネル]または[管理ツール]の[サービス]ダイアログで、サービスを手動で停止してからアンインストールを再実行してください。停止するサービスについては、“Systemwalker Centric Managerリファレンスマニュアル”を参照してください。
Systemwalker Operation Managerと共存している場合【UNIX版】
Systemwalker Operation Managerと共存時にはSystemwalker Operation Managerのデーモンも停止する必要があります。
なお、Systemwalker Operation Managerのデーモンを停止する場合には、poperationmgrコマンドに-sオプションの指定が必要です。
Systemwalker Operation Managerのデーモン一括停止コマンドの詳細は、“Systemwalker Operation Managerリファレンスマニュアル”を参照してください。
アンインストール時のデーモンの停止と環境削除について(運用管理サーバの場合)【Solaris版/Linux版】
アンインストールを行う前に、すべてのSystemwalker Centric Managerのデーモンを停止し、環境を削除する必要があります。以下のコマンドで、デーモンを停止してからアンインストールを実行してください。
/opt/systemwalker/bin/pcentricmgr |
返答メッセージの機能を利用している場合は、返答メッセージを実施するアプリケーションが動作していないことを確認し、以下のコマンドで返答メッセージ機能デーモンを停止します。
/opt/systemwalker/bin/ORMsvr.sh {stop | contstop} |
デーモンの一括停止の詳細は、“Systemwalker Centric Managerリファレンスマニュアル”を参照してください。
監査ログ管理機能を使用している場合
監査ログ管理機能を使用している場合は、アンインストール前に以下を確認してください。
Systemwalker Operation Managerなどのジョブスケジュール機能を使用している場合は、ログ収集コマンドがスケジュールから解除されていることを確認してください。
監査ログ管理機能による、ログファイル収集が実行されていないことを確認してください。
以下のファイルが、すべてバックアップされていることを確認してください。以下のファイルをSystemwalker Centric Managerのインストールディレクトリ内に保管している場合、Systemwalker Centric Managerのアンインストール時に削除されます。
収集済みのログファイル | ○ |
ユーザが作成した日付書式定義ファイル | ◎ |
ログ収集一括定義コマンドで使用する入力ファイル | ◎ |
監査ログ管理ポリシーファイル | ○ |
監査ログ管理 日付書式ポリシーファイル | ○ |
監査ログ管理 接続可能一覧ポリシーファイル | ○ |
◎:運用管理サーバ、中継サーバ、被管理サーバが対象です。
○:運用管理サーバのみ対象です。
監査ログ分析機能を使用している場合
監査ログ分析機能を使用している場合は、アンインストール前に以下を確認してください。
Systemwalker Operation Managerなどのジョブスケジュール機能を使用している場合は、監査ログ正規化コマンドおよび集計レポート出力コマンドがスケジュールから解除されていることを確認してください。
監査ログ分析機能による、監査ログ正規化および集計レポート出力が実行されていないことを確認してください。
以下のファイルが、すべてバックアップされていることを確認してください。以下のファイルをSystemwalker Centric Managerのインストールディレクトリ内に保管している場合、Systemwalker Centric Managerのアンインストール時に削除されます。
ユーザが作成した日付書式定義ファイル
ユーザが作成した正規化ルール定義ファイル
ユーザが作成した問い合わせファイル
以下の手順でNavigator辞書を削除してください。
以下のコマンドを実行します。【Solaris版/Linux版】
# PATH=$PATH:/opt/FJSVenavi/bin; export PATH(注1) |
注1)Linux for Intel64版の場合、以下のコマンドを実行します。
PATH=$PATH:/opt/FJSVenavi/bin64; export PATH |
注2)Linuxの場合、以下のコマンドを実行します。
LD_LIBRARY_PATH=$LD_LIBRARY_PATH:/opt/FJSVenavi/bin:/opt/FSUNiconv/lib:/opt/FJSVftlc/mpsymfo/FJSVrdb2b/lib; export LD_LIBRARY_PATH |
注2)Linux for Intel64版の場合、以下のコマンドを実行します。
LD_LIBRARY_PATH=$LD_LIBRARY_PATH:/opt/FJSVenavi/bin64:/opt/FSUNiconv/lib:/opt/FJSVftlc/mpsymfo/FJSVrdb2b/lib:/opt/FJSVftlc/mpsymfo/FJSVrdb2b/lib/lib64; export LD_LIBRARY_PATH |
注3) Linux版の場合
注4) Interstage Navigator Serverの環境設定ファイルで、RN_CHARACTER_SETに設定されているコードと同じものを指定してください。
以下のコマンドでInterstage Navigator Serverから辞書を削除します。
【Windows版】
rn_del -u Navigator認証ユーザ名/Navigator認証ユーザのパスワード -a |
【Solaris版/Linux版】
# rn_del -u Navigator認証ユーザ名/Navigator認証ユーザのパスワード -a |
以下の手順で“CSVファイルの情報活用”機能のためのデータベースを削除してください。
以下の内容のテキストファイルをテキストエディタでカレントディレクトリに作成します(ファイル名をdrop.sysinとします)。
DROP DBSPACE ASISDBSP; |
以下のコマンドを実行し、データベースを削除します。
【Windows版】
set RDBNAME=CENTRIC |
【Solaris版/Linux版】
# /opt/systemwalker/bin/mprdbutl rdbddlex -d ASISDB drop.sysin |
部門管理サーバ、業務サーバまたはイベント監視機能をインストールしたクライアントをアンインストールする場合
通信環境設定でイベント通知先を定義しており、かつ、イベント通知先への接続方法として“必要時接続”を定義している場合、アンインストール前に以下について確認してください。ここで確認した内容を、アンインストール後に実施する手順(“アンインストール後の注意事項”の“ノードの削除について”に記載した手順)で使用します。
通信環境設定の自ホスト名で決まるホスト名
具体的なホスト名については、opamsgrevコマンドを実行して、自システムで発生したメッセージに付加されているホスト名を確認してください。
通信環境設定のイベント通知先に指定された、ホスト名またはIPアドレス
ポリシーの削除
業務サーバのアンインストールを行う場合には、業務サーバに配付されているポリシーを削除してください。また、部門管理サーバのアンインストールを行う場合には、部門管理サーバ配下のノードに配付されているポリシーをすべて削除してください。ポリシーの削除方法については、以下のマニュアルを参照してください。
Systemwalker Centric Manager 使用手引書 監視機能編
Systemwalker Centric Manager 使用手引書 監視機能編(互換用)
Systemwalker Centric Manager 使用手引書 セキュリティ編
[Systemwalkerコンソール]の自動再接続機能を使用している場合
[Systemwalkerコンソール]の自動再接続機能を使用している場合は、アンインストール前に以下を確認してください。
[Systemwalkerコンソール[自動再接続]]画面が表示されていないこと
タスクトレイに自動再接続のアイコンが表示されていないこと
自動再接続機能についての詳細は、“Systemwalker Centric Manager 使用手引書監視機能編(互換用)”の“自動再接続において[Systemwalkerコンソール]を起動する”を参照してください。
サーバアクセス制御機能を使用している場合【Red Hat Enterprise Linux 6】
Red Hat Enterprise Linux 6でサーバアクセス制御機能を使用している場合は、アンインストール前に、SELinux初期設定を解除する必要があります。
swsvacseunset(Systemwalker Centric ManagerのSELinux初期設定解除コマンド)で、SELinuxの初期設定を解除してからアンインストールを実行してください。
swsvacseunsetコマンドの詳細については、“Systemwalker Centric Managerリファレンスマニュアル”を参照してください。
Systemwalker PerfMGRが混在した環境でのアンインストールについて【Windows版】
Systemwalker Centric Managerのレポート機能は、Systemwalker PerfMGRで提供されるもののサブセットで、インストール先が同一になっています。
Systemwalker PerfMGRのレポート機能を同一のコンピュータにインストールしている場合、Systemwalker Centric Managerをアンインストールすると、Systemwalker PerfMGRのレポート機能もアンインストールされてしまいます。
また、MPREPORTディレクトリ下に保存されているEMPグループやテンプレート、ホスト定義ファイル、カレンダファイル、プロファイル、スケジューラ定義などの利用者データも削除されますので、必要に応じてMPREPORTディレクトリを保存(別ディレクトリにコピー)してください。
Systemwalker Operation Manager が混在した環境でのアンインストールについて【Windows版】
異なるバージョン/レベルのSystemwalker Centric ManagerとSystemwalker Operation Manager が混在している環境から新しいバージョン/レベルの製品をアンインストールする場合は、両製品をアンインストールしてから、必要製品を再インストールし、環境を再構築してください。
再インストールが困難な場合は、新しいバージョン/レベルの製品のアンインストールのみを実施し、運用を継続することも可能ですが、その場合は、自動運用支援の応急修正/緊急修正およびアップデートパックの適用はしないでください。適用した場合、イベント監視機能が正常動作しなくなる場合があります。
Systemwalker Centric Manager クライアントプログラムと、Windows版 Systemwalker Operation Manager の混在環境でのアンインストールについて【UNIX版】
Systemwalker Centric Manager クライアントプログラムを、インストールオプションの「イベント監視」を選択してインストールしており、かつ、V12.0L10よりも古いバージョン/レベルのSystemwalker Operation Managerと混在している環境から、Systemwalker Centric Manager クライアントプログラムをアンインストールする場合は、両製品をアンインストールしてから、Systemwalker Operation Managerを再インストールし、環境を再構築してください。環境の再構築が困難な場合は、Systemwalker Centric Manager クライアントプログラムのアンインストールのみを実施し、運用継続することも可能ですが、その場合は、自動運用支援の応急修正/緊急修正およびアップデートパックの適用はしないでください。適用した場合、イベント監視機能が正常動作しなくなる場合があります。
資産管理機能を使用している場合(運用管理サーバ、資産管理サーバの場合)
資産管理機能で利用する資産管理データベースは、アンインストール時に自動的に削除されます。