インストール型エージェントで監視する場合のシステム構成例
Systemwalker Centric Managerの管理単位である管理ドメイン、およびサブドメインを考慮した、一般的なシステムの構成例を以下に示します。
部門管理サーバを設置せず、運用管理サーバだけで監視する
部門管理サーバを設置して、部門管理サーバ経由で監視する
なお、ネットワーク環境や管理体系などの問題のため、一般的なシステム構成をとれない場合は、“機能ごとの詳細構成を決定する”を参照してシステム構成を検討してください。
部門管理サーバを設置せず、運用管理サーバだけで監視対象の部門内のノードを直接監視します。この形態は、LAN環境で、かつ、管理対象が少ない場合に適用できます。
WANを経由した監視対象の部門も管理することが可能ですが、この場合、監視のために発生するトラフィックを軽減するために、ノード状態を監視するためのポーリング回数を減らしたり、運用管理サーバに通知するイベントを絞り込むなどの工夫を施す必要があります。
構成例を以下に示します。
部門管理サーバを設置せず、運用管理サーバだけで監視する構成例
部門管理サーバを設置し、運用管理サーバから部門管理サーバを経由して、監視対象の部門内のノードを監視します。
なお、部門管理サーバを設置する場合は、設置する部門管理サーバにサブドメインを管理させる構成としてください。サブドメインによる管理を行う必要がない場合は、部門管理サーバではなく業務サーバを設置してください。
この形態は、以下のような構成に適用できます。
LAN-WAN-LAN環境でWANを経由して監視する場合
部門内の監視対象ノード数が多く、トラフィックを軽減したい場合
部門管理サーバを設置することで、以下の監視のために発生するトラフィックを軽減することができます。
SNMPトラップの監視
MIB監視
稼働状態の監視
性能監視
構成例を以下に示します。
部門管理サーバを設置して、部門管理サーバ経由で監視する構成例
インストールレス型エージェントで監視する場合のシステム構成例
Systemwalker Centric Managerでは、Systemwalker Centric Managerのエージェントを導入していないサーバも監視することができます。
一般的なシステムの構成例を以下に示します。
部門管理サーバを設置せず、運用管理サーバだけで監視する
部門管理サーバを設置して、部門管理サーバ経由で監視する
WindowsとUNIXの混在環境の場合
Systemwalker Centric Managerでは、Systemwalker Centric Managerのエージェントを導入していないサーバも監視することができます。
運用管理サーバにSystemwalker Centric Managerをインストールし、運用管理サーバから直接業務サーバを監視します。
1台の運用管理サーバで監視する、Systemwalker Centric Managerのエージェントを導入していない業務サーバが300台以上の構成の場合は、部門管理サーバを設置し3階層で監視します。
[ノード一覧]ツリー上で、Systemwalker Centric Managerが導入された業務サーバと同じように、エージェントを導入していない業務サーバを監視する部門管理サーバを配置します。部門管理サーバとエージェントを導入していない業務サーバとの関係を明示する場合は、部門管理サーバごとに、エージェントを導入していない業務サーバをまとめて配置してください。
業務サーバがWindowsとUNIXが混在する環境においても1台の監視サーバで直接監視できます。