異常時退避用ディレクトリへの出力単位
異常時退避用ディレクトリは、ジョブ番号ごとに退避ファイルに退避します。
退避ファイルは、以下のとおりです。
ジョブメッセージ退避ファイル
バッチアプリケーションの出力情報退避ファイル
異常時退避用ディレクトリの管理方法
異常時退避用ディレクトリは、500メガバイト使用します。
500メガバイトを超える場合は、ジョブごとに古い退避ファイルを削除してから格納します。
異常時退避用ディレクトリパス
異常時退避用ディレクトリは、以下のとおりです。
/var/opt/FJSVibsbx/common/jobbackup |
Interstage Job Workload Serverのインストールディレクトリ\ijob\var\FJSVibsbx\common\jobbackup |
異常時退避用ディレクトリ配下に、ジョブごとに以下のように退避します。
ジョブ単位の退避ディレクトリ : ジョブ番号.bak
ジョブメッセージ退避ファイル : ジョブ番号.m
バッチアプリケーションの出力情報退避ファイル : ジョブ番号.eo
ポイント
それぞれのファイル名に使用するジョブ番号は、ジョブ番号を0パディングし、5桁の数値に変更したものです。
例
ジョブ番号=215 の場合
ジョブメッセージ退避ファイル
/var/opt/FJSVibsbx/common/jobbackup/00215.bak/00215.m |
バッチアプリケーションの出力情報退避ファイル
/var/opt/FJSVibsbx/common/jobbackup/00215.bak/00215.eo |
ジョブメッセージ退避ファイル
Interstage Job Workload Serverのインストールディレクトリ\ijob\var\FJSVibsbx\common\jobbackup\00215.bak\00215.m |
バッチアプリケーションの出力情報退避ファイル
Interstage Job Workload Serverのインストールディレクトリ\ijob\var\FJSVibsbx\common\jobbackup\00215.bak\00215.eo |
出力情報
退避ファイルごとの出力情報を説明します。
ジョブメッセージ退避ファイル
ジョブメッセージ退避ファイルには、以下の情報を出力します。
ジョブステップの実行過程のメッセージ
参照
出力される各メッセージは、“Interstage Job Workload Server メッセージ集”を参照してください。
出力例
[2006/05/06 01:14:51.458] FSP_INTS-JOB_BTFW: INFO: 50100: Started job. : JOBNO='61' JOBNAME='jobuty' ININAME='JOB-queue_00001' [2006/05/06 01:14:51.675] FSP_INTS-JOB_BTFW: INFO: 50101: Started Jobstep. : JOBSTEPNO='1' JOBSTEPNAME='step01' PID='7474' [2006/05/06 01:15:51.912] FSP_INTS-JOB_BTFW: INFO: 50102: Terminated jobstep. : CODE='0x00000000' [2006/05/06 01:15:52.034] FSP_INTS-JOB_BTFW: INFO: 50101: Started Jobstep. : JOBSTEPNO='2' JOBSTEPNAME='step02' PID='7468' [2006/05/06 01:16:22.214] FSP_INTS-JOB_BTFW: INFO: 50102: Terminated jobstep. : CODE='0x00000000' [2006/05/06 01:16:22.924] FSP_INTS-JOB_BTFW: INFO: 50120: Terminated job. |
バッチアプリケーションの出力情報退避ファイル
各ジョブステップで実行されたバッチアプリケーションの標準出力/標準エラー出力は、ジョブステップ単位に以下のセパレータを挿入して出力します。
--- step1 --- |
注意
バッチアプリケーションの出力情報の出力サイズは、最大2メガバイトです。
2メガバイトを超えた場合、出力情報の収集を中断します。
超えた分の情報は出力されません。
また、バッチアプリケーションが標準出力/標準エラー出力に、日本語を出力した場合は、出力情報は、同じ文字コードで格納されます。
出力例
--- step1 --- START Preparation END Preparation (0) --- step2 --- START Definition file making ERROR Definition file [WRITE ERROR] CODE(5) END Definition file maked (8) --- step3 --- --- step4 --- |