ページの先頭行へ戻る
Interstage Job Workload Server 運用ガイド
FUJITSU Software

B.8 バッチアプリケーションの出力情報

バッチアプリケーションの出力情報には、各ジョブステップで実行されたバッチアプリケーションの標準出力/標準エラー出力が出力されます。ただし、ユーティリティのバッチアプリケーション定義で、標準出力/標準エラー出力の出力先ファイルを定義している場合は出力されません。

ジョブステップ単位に以下のセパレータを挿入して出力します。

--- step1 ---

注意

  • バッチアプリケーションの出力情報には、最大2メガバイトまで出力されます。
    したがって、標準出力/標準エラー出力 合わせて1ジョブあたり2メガバイトを超えた場合、超えた分の情報は出力されません。
    また、バッチアプリケーションが標準出力/標準エラー出力に、日本語を出力した場合は、そのままの文字コードでバッチアプリケーションの出力情報に出力されます。

  • COBOLランタイムシステムが実行時に出力するメッセージは、このバッチアプリケーションの出力情報に出力されます。

    参照

    COBOLランタイムシステムが実行時に出力するメッセージについては、COBOLのマニュアルを参照してください。

注意


カスケードジョブの場合、以下の違いがあります。

  • すべてのセパレータに“[プロセスID]”が付加されます。ジョブステップとプロセスIDとの対応関係を確認できます。

    --- step1 [プロセスID] ---

  • カスケード開始節の前にカスケード実行マネージャを示すセパレータが出力されます。

    --- step1@CEM[プロセスID] ---

  • 同時に実行されているジョブステップについて、セパレータを出力してからそのジョブステップからの情報を出力します。

出力形式は、以下のとおりです。

タイトル

--- APPLICATION OUTPUT INFORMATION ---

出力例

--- step1 ---
START  Preparation
END    Preparation (0) 

--- step2 ---
START  Definition file making
ERROR  Definition file [WRITE ERROR] CODE(5) 
END     Definition file maked (8) 

--- step3 ---

--- step4 ---

出力例(カスケードジョブの場合)

--- step1@CEM[4083] ---
--- step1[4084] ---
[SAMPLEA] start
[SAMPLEA] inArg=STEP01    
[CALLSLEEP] start
[CALLSLEEP] sleep: 15 start: 14:56:09
[CALLSLEEP] sleep end: 14:56:24
--- step2[4085] ---
Thu Apr 5 14:56:24 JST 2007 : Start test.sh
--- step1[4084] ---
[CALLSLEEP] end:
[SAMPLEA] end
--- step2[4085] ---