NetCOBOLの小入出力機能でファイルを使用するために必要な知識について説明します。
ファイルを使用したNetCOBOLの小入出力機能は、デバッグログの出力などで、簡易にファイルを使って入出力を行いたい場合に、利用することができます。
COBOLアプリケーションの実行環境と実行単位について
COBOLアプリケーションでの、COBOLの実行環境とCOBOLの実行単位は、バッチワークユニットの動作モードによって異なります。
プロセスモード
スレッドモード
それぞれについて以下に説明します。
バッチワークユニットの動作モードがプロセスモードの場合、COBOLの実行環境とCOBOLの実行単位について以下に示します。
COBOLの実行環境 | COBOLの実行単位 |
---|---|
ジョブステップ単位 | ジョブステップ単位 |
詳細を以下に説明します。
COBOLの実行環境の開設/閉鎖
COBOLの実行環境は、ジョブステップ単位に存在します。このためジョブステップの開始時に開設され、ジョブステップの終了時に閉鎖されます。
COBOLの実行単位の開始/終了
COBOLの実行単位は、ジョブステップ単位に存在します。このためジョブステップの開始時に開始され、ジョブステップの終了時に終了されます。
バッチワークユニットの動作モードがスレッドモードの場合、COBOLの実行環境とCOBOLの実行単位について以下に示します。
COBOLの実行環境 | COBOLの実行単位 |
---|---|
バッチワークユニット単位 | ジョブステップ単位 |
詳細を以下に説明します。
COBOLの実行環境の開設/閉鎖
COBOLの実行環境は、バッチワークユニットのプロセス単位に存在します。このため、バッチワークユニット配下のプロセスで、初めてCOBOLアプリケーションが呼び出されたときに開設され、バッチワークユニットの終了時に閉鎖されます。
COBOLの実行単位の開始/終了
バッチワークユニットがプロセスモードの場合と同様に、ジョブステップの開始時に開始され、ジョブステップの終了時に終了されます。
参照
COBOLの実行単位については、NetCOBOLのマニュアル“使用手引書”の“言語間の環境”を参照してください。