以下のどれかの問題により、サーバアプリケーションのコンパイルに失敗している可能性があります。
問題を解決後、再度サーバアプリケーションのコンパイルを行ってください。
■COBOL実行基盤インタフェースの生成対象としたアプリケーション情報の設定に問題がある場合
COBOL実行基盤インタフェースの生成対象としたアプリケーション情報の設定に以下の問題があるかどうかを見直してください。問題のある場合、解決した後にCOBOL開発支援ツールのCOBOL実行基盤インタフェース生成機能を再実行してください。
プログラム名にCOBOLの予約語が指定されている可能性があります。COBOLの予約語が指定されていないことを確認してください。
出力ファイルのプレフィクスにCOBOLの予約語が指定されている可能性があります。COBOLの予約語が指定されていないことを確認してください。
パラメタ名にCOBOLの予約語が指定されている可能性があります。COBOLの予約語が指定されていないことを確認してください。
アプリケーション情報の設定方法については、“Interstage Business Application Server アプリケーション開発ガイド”の“サーバアプリケーションの開発(COBOL)”の“COBOL実行基盤インタフェースの生成”を参照してください。
■生成されたCOBOL実行基盤インタフェースの資材に問題がある場合
COBOL実行基盤インタフェース生成実行時の資源不足により、ソースの生成に失敗している可能性があります。以下を確認し、問題がある場合は、解消した後に再度COBOL開発支援ツールのCOBOL実行基盤インタフェース生成機能を実行して、実行基盤インタフェースの生成を行ってください。
メモリ不足が発生している可能性があります。メモリ空き容量が十分に確保されているかを確認してください。
ソース出力先のディスク空き容量が不足している可能性があります。ソース出力先のディスク空き容量が十分に確保されているかを確認してください。
ソース出力先のディスクが破損している可能性があります。ソース出力先のディスクが破損していないことを確認してください。
■COBOL実行基盤インタフェースの生成時に指定したCOBOL登録集に問題がある場合
COBOL実行基盤インタフェースの生成時に指定したCOBOL登録集に定義した項目名が長すぎる可能性があります。以下を確認し、問題を解決した後に再度COBOL開発支援ツールのCOBOL実行基盤インタフェース生成機能を実行して、実行基盤インタフェースの生成を行ってください。
ビルドで検出されたエラーの要素に示されるソースがCOBOL実行基盤インタフェース生成の実行によって生成されたソースか確認してください。
COBOL実行基盤インタフェース生成の実行によって生成されたソースの場合、ロケーションに示される行を確認してください。
ロケーションに示される行にCOBOL登録集に定義した項目名を含む項目名が存在した場合、項目名の長さを確認してください。
COBOL登録集に定義した項目名を含む項目名の長さが30文字以上であった場合、COBOL登録集に定義した項目名を含む項目名が30文字以内となるようCOBOL登録集を修正してください。
■リモートビルド時に開発環境でのファイルの修正が反映されない場合
サーバまたは開発環境のシステム時刻が正しくない場合、開発環境で修正したファイルがリモートビルド時に転送されない場合があります。
ビルドに失敗した場合、開発環境で修正したファイルが、プロジェクトのコンテキストメニューの[プロパティ] > [リモート開発] > [サーバディレクトリ]で指定したディレクトリに転送されているかどうか(サーバと開発環境でファイルの内容が一致しているか)確認してください。転送されていない場合、サーバと開発環境のシステム時刻を確認し、正しくなければ修正してください。システム時刻を修正した場合、[サーバディレクトリ]で指定したディレクトリの配下のファイルをいったん削除してから、メイクファイルの生成およびビルドを再度行ってください。
■ターゲットオブジェクトの指定がされていない場合
COBOL実行基盤インタフェースソースファイルをコンパイルする際にターゲットオブジェクトの指定がされていない場合、リンク時にNetCOBOLのエラーLINK2001が発生します。
COBOLプロジェクトにおいて、[ソースファイル]フォルダに格納されているCOBOL実行基盤インタフェースソースファイル“xxx_apfwcdr.cob”を選択して、コンテキストメニューから[ターゲットオブジェクトを指定する]がチェックされているか確認してください。チェックされていない場合は[ターゲットオブジェクトを指定する]をチェックして、その後、[ソースファイル]フォルダのコンテキストメニューから[依存関係の解析] > [すべて]を実行してください。
サーバアプリケーションが前処理、後処理などを持つ場合は、“xxx_apfwskel.cob”ファイルについても同様の操作を行ってください。
詳細は“Interstage Business Application Server アプリケーション開発ガイド”の“COBOL実行基盤インタフェースを含むコンパイル・リンク”を参照してください。