Interstage Business Application Server トラブルシューティング

11.2.1 フローの開始から終了までの時間が徐々に遅くなる

以下のような運用を行っている場合、業務処理開始アプリケーションにおいてreceiveMessageメソッドを無限に繰り返すような処理を行っていないか確認してください。このような処理を行うと、アプリケーションによるCPUの消費およびリクエストを受け付けるスレッドの占有が発生するため、フローの開始から終了までの時間が徐々に遅くなることがあります。

• 開始から終了までに時間がかかるフローを実行している場合

• 誤ったコリレーションIDをもとにreceiveMessageメソッドを実行している場合

このような問題を回避するために、アプリケーションでreceiveMessageメソッドを使用する場合は、以下のようにアプリケーションを作成してください。

• 一定回数のリトライを行った後は、一度クライアントに復帰して異常が発生していないかコリレーションIDをもとにメッセージの状態を確認するよう、システム管理者に確認を促してください。

• リトライの間隔は、通常フローが開始から終了までにかかる時間の数倍を指定して、処理結果が1回のリトライで受け取れるようにしてください。