AIログデータを書き出すためのテンポラリログファイルの領域です。テンポラリログファイルの作成時に、AIログ域のファイルまたはローデバイスのパス名を指定して、AIログ域を作成します。ログインデックス域と同じファイルまたはローデバイスに配置することができます。
関連用語: AIログデータ、AIログバッファ、BIログ域
データベースを更新後にリカバリするためのログデータです。更新後ログデータと呼ぶこともあります。ダウンリカバリやメディアリカバリで使用します。
関連用語: ダウンリカバリ、メディアリカバリ、AIログ域、AIログバッファ、BIログデータ
アプリケーションフレームワーク製品です。Java(TM) 2 Platform, Enterprise Edition(J2EE)に従ったアプリケーションの構築を支援します。
関連用語:リモート共通インタフェース
アプリケーションプログラムインタフェース(Application Program Interface)の略で、OSや基盤ソフトウェアがアプリケーションに対して公開するプログラムインタフェースのことを指します。アプリケーションはこのプログラムインタフェースを通じて、OSや基盤ソフトウェアの機能を呼び出します。
Interstageと連携するオプション製品で、コンポーネント指向のJava統合開発環境です。生産性を高めるツールや実用性に優れるコンポーネントなどを併せて提供し、広範囲な業務アプリケーションを効率的に開発できる環境を実現しています。
フロー定義ツールを、Interstage Studio上で起動、編集するための機能の総称です。アプリケーション連携フロープロジェクトの作成機能、アプリケーション連携フロー定義の作成機能、フロー定義エディタによる編集機能があります。
BIログデータを書き出すためのテンポラリログファイルの領域です。テンポラリログファイルの作成時に、BIログ域のUNIX系ファイルまたはローデバイスのパス名を指定して、BIログ域を作成します。ログインデックス域と同じUNIX系ファイルまたはローデバイスに配置することができます。
COBOLアプリケーションをコンパイルするためのデータを定義するファイルです。COBOLの実行基盤インタフェースを生成する場合に使用します。COBOL登録集は、apfwcblコマンドまたはCOBOL開発支援ツールで使用します。
アプリケーション連携実行基盤とCOBOLサーバアプリケーションを繋ぐためのインタフェースです。サーバアプリケーションで利用する言語に合わせたデータ型への変換、および、アプリケーション連携実行基盤からサーバアプリケーションへの受渡しを行うデータ領域の獲得、解放を行うもので、アプリケーション連携実行基盤からサーバアプリケーションを呼び出す際に利用されます。
CORBAアプリケーションのインプリメンテーションリポジトリIDや起動パラメタなどの情報です。OD_impl_instコマンドで、CORBAアプリケーション登録する場合に使用するもので、システム構築シートで設定できます。詳細は、“Interstage Application Server リファレンスマニュアル(コマンド編)”のOD_impl_instを参照してください。
CORBAアプリケーション情報を定義したファイルです。同期アプリケーション連携実行基盤を登録する場合に指定するもので、システム構築シートで作成します。詳細は、“Interstage Application Server リファレンスマニュアル(コマンド編)”のOD_impl_instを参照してください。
同期アプリケーション連携実行基盤を動作させるワークユニットです。同期アプリケーション連携実行基盤を動作させる場合に使用します。動作に必要な情報は、システム構築シートで作成できます。詳細は、“Interstage Application Server OLTPサーバ運用ガイド”のCORBAワークユニットを参照してください。
CORBAワークユニットの情報を定義することです。同期アプリケーション連携実行基盤を動作させる場合に使用するもので、システム構築シートで設定できます。CORBAワークユニットについては、“Interstage Application Server OLTPサーバ運用ガイド”のCORBAワークユニットを参照してください。
表に含まれる列の定義要素の1つです。INSERT文で表に行を挿入するとき、該当列の挿入データが指定されない場合には、DEFAULT句で定義された値が挿入されます。列にDEFAULT句が定義されていない場合には、NULL値が挿入されます。
Destination定義は、Destination名と、その実体であるキューの物理情報(イベントチャネルグループ名・イベントチャネル名/JMS Destination)の対応関係を定義します。Destination定義で指定したDestination名は、フロー定義ツールや非同期アプリケーション連携実行基盤において、メッセージの送信先として使用します。本定義は、Destination定義コマンドを使用して、定義情報を登録・削除・参照します。
表(実表)に対してその格納構造を表現するものです。DSIでは、DSOで表現する情報に加えてデータベーススペースとの対応関係も表現します。DSOとDSIとの関係は、1対1の場合と、1対nの場合があります。1対nは、表のデータを分割して格納する場合です。
EJB、Webアプリケーション、J2EEアプリケーションクライアントなどの組み合わせで構成されるアプリケーションを、jar形式でパッケージ化したファイルです。拡張子は.earです。J2EEプラットフォームに配備(Deployment)することでアプリケーションを動作させることができます。
EARは、Enterprise ARchiveの略です。
1998年3月に米国Sun Microsystems社が発表した、ミッションクリティカルなサーバ側のアプリケーションを作成するためのコンポーネントモデルです。
業務名に対応させて、インプリメンテーションリポジトリに登録する同期アプリケーション連携実行基盤のオブジェクトです。クライアントはネーミングサービスからFactoryオブジェクトを取得し、サーバへ接続するために使用します。システム構築シートの「CORBAサーバアプリケーションの登録」で出力されるコマンドで登録します。
Interface Definition Languageの略。他のプログラムからオブジェクトを流用するための、インタフェースを記述する言語です。対象となるオブジェクトが保持する、メソッドやプロパティなどの情報を定義する場合に使用します。
サーバアプリケーションのインタフェースを定義するファイルです。実行基盤インタフェースおよびbeanを生成する場合に使用します。本ファイルは、apfwcnvcおよびapfwcnvjavaコマンドで使用します。
Interstage Application Serverが提供するアプリケーションの実行を制御する実行環境の枠組み、および枠組み化されたアプリケーションの実行単位です。IJServerにアプリケーションのオブジェクトや実行に必要な情報を設定することで、IJServerの操作によりアプリケーションの制御を行うことができます。通常、IJServerの操作はInterstage管理コンソールから行います。
Interstageの運用操作を行うためのGUIツールです。
Interstageや各種サービス、ワークユニット(アプリケーション)の起動/停止/環境設定などを行うことができます。
Javaコードの編集をサポートする専用のエディタです。Javaエディタは、バイナリのクラスファイルに対して開くことができます。クラスファイルを含む jarファイルにソースが添付されている場合は、エディタは対応するソースを表示します。
Javaヒープ領域は、メモリ割り当てプール(New世代領域とOld世代領域)およびPermanent(Perm)世代領域に大別されます。Javaヒープの構造については、“チューニングガイド”の“JDK/JREのチューニング”の“基礎知識”を参照してください。
JCA(J2EE Connector Architecture)仕様で規定された手順で、EJB、サーブレット、JSPベースのアプリケーションなどから同期アプリケーション連携実行基盤を呼び出すためのAPIです。
JDBCはJava DataBase Connectivityの略で、SQL文を実行するためのJava APIです。Javaプログラミング言語で書かれたクラスとインタフェースのセットから構成されます。JDBCは、ツール/データベース開発者のためのデータベースに依存しない接続性を実現するAPIを提供し、Pure Java APIを使用したデータベースアプリケーションの作成を可能にします。なお、[2.x]とは、JDBCのバージョンを表しています。
JDBCデータソース定義ファイルとは、symjddefdsコマンドを使用してJDBCデータソースを定義する際に使用する、任意のファイルです。接続先情報や、オプションを記入します。
J2EEアプリケーションからlookupするときの名前です。データベースへの接続時にJNDIを使用して、データソースオブジェクトの登録/検索を行う場合に指定する名前になります。
JDBCでデータベースにアクセスするときに使用される、データベース接続のための情報源を保持した情報をデータソースと呼びます。JDBCデータソース名は、データソースの名称です。データソース名とも呼びます。
アプリケーション連携実行基盤のAPIのライブラリが準拠するJDKのバージョンレベルです。開発するアプリケーションがアプリケーション連携実行基盤のAPIを利用する場合、このバージョンレベルは、アプリケーションを実行させる環境のJREのバージョンレベルと一致させる必要があります。
Java Naming and Directory Interfaceの略で、JNDIテクノロジは、複数のネームサービスおよびディレクトリサービスに、統一されたインタフェースを提供します。Java Enterprise API セットの一部であるJNDIによって、異なるネームサービスおよびディレクトリサービスにシームレスに接続することができます。開発者は、この業界標準のインタフェースを使用して、強力で移植性があり、ディレクトリ機能を備えたJavaアプリケーションを構築できます。
Message-driven Bean(メッセージ駆動型Bean)
非同期メッセージコンシューマであるエンタープライズBeanです。メッセージ駆動型Beanでは、JMSキューからメッセージを受信し、そのメッセージの内容に基づいてビジネスロジックを実行します。
利用者登録の使用宣言をしている(RDBシステム単位に利用者を制限する)場合、その利用者がSymfowareの利用者として登録されていて、かつパスワードがOSに登録されているものと一致しているか検査し認証する形式です。
RDBディレクトリファイルの配置先など、Symfowareの動作環境を定義する情報のことをいいます。Symfowareでは、これらの定義情報をRDB構成パラメタファイルと呼ぶファイルに記述しておきます。Symfowareの起動時に、このRDBパラメタファイルの記述内容に従って、動作環境の設定が行われます。
RDB構成パラメタが格納されるファイルを、RDB構成パラメタファイルと呼びます。RDB構成パラメタには、RDBディレクトリファイルの配置先などのSymfowareの動作環境が定義されています。
関連用語:RDB構成パラメタ
利用者のデータベースの定義情報を格納したファイルを、RDBディクショナリと呼びます。RDBディクショナリは、利用者が定義するのと同様に表で実現されています。この表をシステム表と呼びます。
RDBディクショナリをアクセスするための基本情報や各種の運用情報を記録するファイルです。基本情報は、rdbcrdicコマンドによるRDBディクショナリ作成時に記録されます。運用情報は、RDBコマンドによる利用規定やアクセス禁止情報の設定時などに記録されます。RDBディクショナリ用のRDBディレクトリファイルは、RDB構成パラメタファイルのRDBDIRSPACE2に指定したパス名にrdbcrdicコマンドを使用して作成します。
データベースをアクセスするための基本情報や、各種の運用情報を記録するファイルを、RDBディレクトリファイルと呼びます。運用情報には、例えば、RDBコマンドを利用して設定したアクセス禁止状態や、データベースの退避データを作成するときに設定したデータ更新の抑止状態などがあります。RDBディレクトリファイルには、RDBディクショナリ用のRDBディレクトリファイルおよびユーザロググループ用のRDBディレクトリファイルの3種類があります。
Symfoware Serverは、高性能で高信頼なデータベースエンジンをもち、インターネットビジネス時代のミッションクリティカルシステム、および戦略的な情報活用の支援に適したデータベースシステムです。
世界の各国語文字を統一的に扱うことができる、マルチバイトの文字コード系です。アプリケーション中の定数やホスト変数へ入出力するデータなど、データベースに格納するデータに対して指定できます。
Extensible Markup Languageの略です。XMLは、SGMLのサブセットであるページ記述言語です。文書自身の中にタグを埋め込む形で利用されます。“Extensible”の名のとおり、ユーザが独自のタグを定義することができます。従来のインターネット言語であるHTMLの次世代言語として注目されている言語で、HTMLが固定マークアップ方式に対し、XMLでは文書独自の方式を設定できます。
アーカイブログファイルを外部媒体にバックアップしたファイルです。Symfowareは、アーカイブログファイルを循環使用します。このため、一度使用したアーカイブログファイルを再使用する前には、アーカイブログファイル中のログデータを、外部ファイル上にバックアップします。アーカイブログ退避ファイルは、メディアリカバリで使用します。
関連用語:アーカイブログファイル、メディアリカバリ
アーカイブログファイルの使用順に振られた通し番号です。Symfowareは、アーカイブログファイルを循環使用します。このため、アーカイブログファイルを使用した順番に通し番号を付けて識別します。
関連用語:アーカイブログファイル
データベースおよびRDBディクショナリのログデータが格納されるファイルです。アーカイブログファイルは、複数作成できます。データベースを更新すると、Symfowareはアーカイブログファイルにログデータを書き出します。アーカイブログファイルが満杯になると、他のアーカイブログファイルに切り替えます。すべてのアーカイブログファイルが満杯になると、コマンドおよびアプリケーションが無応答状態になる場合があります。その場合、アーカイブログ退避ファイルを取得してください。アーカイブログファイルを利用する運用のことをアーカイブログ運用といいます。
関連用語:メディアリカバリ
フローを構成する各作業を表します。アプリケーション連携実行基盤では、業務データに対して処理を行う単位を“アクティビティ”と定義し、1つのアクティビティには1つのキューと業務処理実行アプリケーションが関連付けられます。
サーバアプリケーションの後処理実装用のインタフェースです。このインタフェースを実装した処理は、サーバアプリケーションの呼出し定義で定義された業務処理が正常復帰した場合に、自動的に呼び出されます。
サーバアプリケーションの関数名、パラメタ名、型などのインタフェース情報を定義したファイルです。サーバアプリケーションを配備する場合に指定します。指定したファイルは、アプリケーション連携実行基盤の動作時に読み込まれ、処理が行われます。このファイルは、実行基盤インタフェース生成ツールで作成します。COBOLのサーバアプリケーションを開発する場合は、COBOL開発支援ツールを使用して作成することもできます。
サーバアプリケーションで、プロセス単位に情報を共有するための領域です。初期処理で設定した値を、同一プロセスの各処理で参照する場合に使用し、サイズは必要に応じて1~2147483647バイトの任意のサイズを指定できます。この領域は、各処理の引数(Userwork)としてサーバアプリケーションに渡されます。
サーバアプリケーションの付加情報を定義するファイルです。実行基盤インタフェースおよびbeanを生成する場合に使用します。本ファイルは、apfwcbl、apfwconvwc、apfwcnvcおよびapfwcnvjavaコマンドで使用します。
サーバアプリケーションのリトライ間隔、リトライ最大回数、エラーコードを定義したファイルです。サーバアプリケーションを配備する場合に指定します。指定したファイルは、アプリケーション連携実行基盤の動作時に読み込まれ、処理が行われます。このファイルは、同期アプリケーション連携実行基盤でのみ利用します。なお、アプリケーション動作定義ファイルを作成する際は、サンプルを参考にしてください。
C言語またはCOBOLにおける、アプリケーションを配備するための情報を定義したファイルです。アプリケーションの配備コマンドを実行する際に指定します。このファイルは、システム構築シートで作成します。
サーバアプリケーション名、関数名、ユーザ作成ライブラリ名を定義したファイルです。サーバアプリケーションを配備する場合に指定します。指定したファイルは、アプリケーション連携実行基盤の動作時に読み込まれ、処理が行われます。このファイルは、実行基盤インタフェース生成ツールで作成します。COBOLのサーバアプリケーションを開発する場合は、COBOL開発支援ツールを使用して作成することもできます。
サーバアプリケーションによる業務処理を行うための実行基盤です。トランザクション制御やリトライ制御などアプリケーション連携実行基盤のサービスを活用することで、高品質なシステムを短期間で構築できます。アプリケーション連携実行基盤には、非同期アプリケーション連携実行基盤と、同期アプリケーション連携実行基盤の2種類があります。
C言語またはCOBOLにおける、アプリケーション連携実行基盤の定義情報を保持するためのファイルです。アプリケーション連携実行基盤は、ワークユニット起動時に読み込まれる、本ファイルの定義情報に従って動作します。本ファイルは、エディタまたはシステム構築シートを使用して作成します。なお、本ファイルは、アプリケーションを配備する際に必要となります。
フロー定義エディタで編集可能なXML形式のフロー定義ファイルを、アプリケーション連携フロープロジェクト内に作成します。また、アプリケーション連携フロー定義は、フロー定義DBに登録し、非同期アプリケーション連携実行基盤が、業務処理実行アプリケーションを呼び出す順番などのフロー制御を行う情報として使用します。
Interstage StudioのEnterprise JavaBeansプロジェクトと同様のプロジェクト構成をもちます。アプリケーション連携フロープロジェクト内には、アプリケーション連携フロー定義や業務処理実行アプリケーションを複数作成することが可能です。
アプリケーション連携実行基盤では、フロー上の各アクティビティでメッセージを受信後にエラーが発生した場合の処理を定義することができます。異常処理定義では、アプリケーションの処理結果により、エラーメッセージ退避キューへの退避などの処理をフロー定義単位に選択することができます。この定義は、フロー定義ツールで定義します。
異常発生時の処理が定義されています。アプリケーションでのメッセージ処理に異常が発生した場合、フロー定義に設定したリトライ回数の内部リトライを行います。内部リトライを行っても問題が解決できない場合、Interstage管理コンソールで作成するワークユニットに設定したリトライ回数分、業務処理がロールバックされ、メッセージ受信から処理がリトライされます。ただし、リトライ後も異常が改善されない場合は、異常処理が実行されます。
インプリメンテーションリポジトリへ業務を登録する際のIDです。システム構築シートで業務名として指定します。インプリメンテーションリポジトリについては、Interstage Application Serverの用語集を参照してください。
業務用データベースを操作するために必要となるSQL文の使用方法の1つです。C言語およびCOBOLの高級言語を使用してアプリケーションを作成する場合に、データ操作に埋め込みSQLを使用します。たとえば、COBOLの場合は、“EXEC SQL”と“END-EXEC”でSQL文をはさんで指定します。
アプリケーション安定稼働機能におけるJavaVMのうち、業務運用を行うJavaVMです。リクエストは運用JavaVMに対して振り分けられます。運用JavaVMでメモリ不足の予兆やアプリケーションタイムアウトの事象が発生した場合、以降の新規リクエストは待機JavaVMに振り分けられます。事象の発生した運用JavaVMは、ガーベジコレクションや再起動後に待機JavaVMとなります。
ホットスタンバイの運用形態の1つです。業務を実行する運用側のアプリケーションと、運用が故障したときにだけ業務を引き継ぐ待機側のアプリケーションが、それぞれ別のノードで動作している運用形態です。
オンライン処理から高信頼性ログに蓄積されたログデータの退避、退避したログデータから必要なデータの抽出、ジョブ投入などのユーザ処理実行までの一連の流れを自動で処理する機能です。
ユーザログの退避から、ユーザログのフィルタリング、ユーザ処理の実行までの制御を定義するファイルです。このファイルはエディタを使用して作成し、エクスポートユーティリティ起動時に読み込まれます。本定義ファイルは、DSI単位に定義します。
サーバアプリケーションのエラー処理実装用のインタフェースです。このインタフェースを実装した処理は、業務処理、前処理、または後処理でエラー(例外)が発生した場合に、自動的に呼び出されます。
非同期アプリケーション連携実行基盤において、エラーとなったメッセージを退避するためのキューです。フロー定義ツールの異常処理定義でエラーメッセージ退避キューを定義することで、エラーとなったメッセージが、このキューへ退避されます。退避されたメッセージは、アプリケーション連携実行基盤が提供するコマンドを用いてリカバリを行うことができます。
ユーザログテーブルを動作させるための動作環境の定義に応じて、カーネル資源を設定するファイルです。カーネル構成ファイルは、以下のファイルです。
/etc/systemファイルです。
/etc/sysctl.confファイルです。
プロジェクトの開発作業を行う環境です。アプリケーション連携基盤では、開発環境として、Interstage Studio上で開発作業を行うためのプラグイン(フロー定義ツール、COBOL開発支援ツール)を提供しています。
アプリケーション間で回覧型の通信を繰り返す形態です。ワークフロー業務の処理段階に対応するアプリケーションを、順次実行する場合に使用します。回覧型で連携するアプリケーションは、同期通信のように処理が完了するたびに呼出し元に復帰しないで、次の処理を実行するアプリケーションを呼び出します。
論理構造および物理構造とともに、データベースの構造の1つです。表の行や列として論理的に表現されたデータを、データベーススペース上に格納データとして物理的に配置する構造のことです。格納構造はDSOおよびDSIで表現されます。実表に対する格納構造として、CYCLIC構造があります。
表とデータベーススペースとの対応関係を示す定義です。格納構造定義には、DSO(Data Structure Organization)定義と、DSI(Data Structure Instance)定義の2つがあります。
非同期アプリケーション連携実行基盤において、メッセージを格納するイベントチャネルです。業務処理開始アプリケーションおよび業務処理実行アプリケーションの間で、メッセージを受け渡すために使用します。処理要求メッセージ格納キュー、結果受信キュー、およびエラーメッセージ退避キューの3種類があります。
アプリケーション連携実行基盤上で動作する、サーバアプリケーションを総称する単位です。業務は、1つ以上のサーバアプリケーションから構成されます。サーバアプリケーションの配備は、業務の単位で行います。
同期アプリケーション連携実行基盤の提供する振分け制御、トランザクション制御、リトライ制御といった実行制御をカスタマイズするための制御ロジックです。振分け制御、業務前制御、業務後制御、および結果編集制御を総称して業務共通制御と呼びます。
業務共通制御のインタフェースを定義するファイルです。業務共通制御実行基盤インタフェースおよびbeanを生成する場合に使用します。本ファイルは、業務共通制御実行基盤インタフェース生成ツールで使用します。
アプリケーション連携実行基盤と業務共通制御を繋ぐためのインタフェースです。業務共通制御のインタフェースに合わせたデータ型への変換、および、アプリケーション連携実行基盤から業務共通制御への受渡しを行うデータ領域の獲得、解放を行うもので、アプリケーション連携実行基盤から業務共通制御を呼び出す際に利用されます。このインタフェースは、業務共通制御実行基盤インタフェース生成ツールで生成します。
業務共通制御実行基盤インタフェース、および、アプリケーション連携実行基盤上で管理するインタフェース情報ファイルを生成するためのツールです。業務共通制御を開発する過程で使用します。コマンドとして提供されます。
業務共通制御の付加情報を定義するファイルです。業務共通制御実行基盤インタフェースおよびbeanを生成する場合に使用します。本ファイルは、業務共通制御実行基盤インタフェース生成ツールで使用します。
Interstage Studioでアプリケーション連携実行基盤のAPIが組み込まれている開発資産をまとめているプロジェクトです。フローを起動するためのメッセージを発行し、処理結果のメッセージを取得するAPIが組み込まれています。
非同期アプリケーション連携実行基盤において、呼出しの対象となるCOBOLの業務処理実行アプリケーションを識別するための名称です。非同期アプリケーション連携実行基盤のフロー定義を行う場合に、フロー定義ツールで設定します。なお、業務処理実行アプリケーション名は、アプリケーション情報入力ファイル内のサーバアプリケーション名と一致させる必要があります。
Interstage Studioでアプリケーション連携実行基盤における業務処理の開発資産をまとめているプロジェクトです。アプリケーション連携フロープロジェクトと業務処理開始プロジェクトがあります。
同期または非同期アプリケーション連携実行基盤において、サーバアプリケーションの呼出しを行う際に、対象となる業務処理を識別するための名称です。C言語のアプリケーションでは関数名、COBOLのアプリケーションではプログラム名が該当します。業務処理名は、以下のように定義します。
同期・非同期で共通の定義
C言語のアプリケーションを呼び出す場合は、IDLファイル内のオペレーション名として定義します。
COBOLのアプリケーションを呼び出す場合は、アプリケーション情報入力ファイル内のオペレーション名として定義します。
非同期のみの定義
フロー定義ツールの業務処理名として定義します。
C言語またはCOBOLにおける、業務を特定するための名称です。C言語またはCOBOLの場合、アプリケーションを配備する際に、配備コマンドで業務名を指定します。Javaの場合、業務名を指定する必要はありません。
セットアップ時に、rdbsetupコマンドで作成するファイルです。デフォルトの共用バッファ定義ファイルを以下の場所に作成します。
/opt/FSUNrdb2b/etc/RDBシステム名/rdbbuf
/opt/FJSVrdb2b/etc/RDBシステム名/rdbbuf
C:\SFWETC\RDB\ETC\RDBシステム名\rdbbuf
状態遷移の1つです。運用系のクラスタアプリケーションで異常または切替え依頼が発生した場合に、運用系のクラスタアプリケーションを停止し、待機系のクラスタアプリケーションを運用系のクラスタアプリケーションに切り替え、クラスタアプリケーションの状態が運用状態からフェイルオーバ状態へ状態遷移することです。
複数のノード間に接続されているディスク装置です。クラスタシステムでは、ディスクへのアクセスの制御を行います。通常時は1つのノードからしかアクセスできず、ノードの切替えが発生したときに、データのアクセスを引き継ぐように設定されています。
状態遷移の1つです。待機系のクラスタアプリケーションで異常または停止依頼が発生した場合に、待機系のクラスタアプリケーションを停止し、クラスタアプリケーションの状態が運用状態からフェイルオーバ状態へ状態遷移することです。
共通の性質(属性)、共通の振る舞い(操作)、他オブジェクトとの共通の関係(関連や集約)、共通の意味をもつオブジェクトのグループです。外部環境に提供する操作の集合を定義するために、1組のインタフェースを使用することもあります。
クラスタアプリケーションの状態が、ある状態から別の状態に変化することです。そのクラスタアプリケーションを構成するインスタンスの状態遷移が発生することで、クラスタアプリケーションの状態遷移が生じます。
あるクラスの実装を土台にして、別のクラスを実装するための方法です。元になるクラスを基底クラス(スーパークラス)と呼び、それを継承する新しいクラスを派生クラス(サブクラス)と呼びます。派生クラスでは、その基底クラスの機能を再利用することができます。
非同期アプリケーション連携実行基盤において、フローの処理結果を格納したメッセージを受信するためのキューです。フロー定義ツールのルーティング定義で結果受信キューを定義することで、フローの処理結果を格納したメッセージが、このキューに格納されます。格納されたメッセージは、業務処理開始アプリケーションより参照することができます。
コアダンプファイルは、プロセス実行中のメモリの内容を記録したファイルです。Symfowareのプロセスで異常が発生した場合に、RDB構成パラメタファイルで定義されたディレクトリに出力されます。
また、RDBの外部で動作するプロセスで異常が発生した場合には、システム用の動作環境ファイルで定義されたディレクトリに、コアファイルが出力されます。
com.fujitsu.interstage.apfw.application.FrameworkApplication クラスのことで、アプリケーション連携実行基盤固有機能を利用するためのクラスです。このクラスを継承してユーザアプリケーションを作成することにより、アプリケーションはアプリケーション連携実行基盤からアプリケーション連携実行基盤コンテキストのオブジェクトを受け取ることが可能になります。アプリケーション連携実行基盤コンテキストを通じて、ユーザ任意のログ出力機能など、さまざまな機能を利用することができます。
業務アプリケーションが発行するメッセージごとの識別情報です。
業務の開始起点でユーザが任意の値を設定するか、またはシステムにより自動的に採番することが可能です。この値は、業務の終了時点まで引き継がれます。
システムが自動的に採番する場合は、以下の形式で採番されます。
業務処理開始アプリケーションがJavaの場合
コリレーションID = フロー定義名 + “:” + サーバ名 + “:” + 識別子1 + 識別子2 + 発行通番
(注) 識別子1および2はJavaのUIDです。
以下に例を示します。
Flow1:host:4a63d8:1019ecc80ac:-80004a63d8:1019ecc80ac:-7fff1 |
業務処理を行うアプリケーションです。同期アプリケーション連携実行基盤の場合は、クライアントから呼び出すアプリケーション、非同期アプリケーション連携実行基盤の場合は、アプリケーション連携フローを構成するアプリケーションが相当し、それぞれのアプリケーション連携実行基盤によって制御されます。非同期アプリケーション連携実行基盤の場合は、業務処理実行アプリケーションとも呼びます。
Interstageでは、JNDI(Java Naming and Directory Interface)の考えかたをベースとした、サーバアプリケーションを実行するための実行環境として、JNDIサービスプロバイダ機能を提供しています。EJBアプリケーション、WebアプリケーションおよびJ2EEアプリケーションクライアントで使用するJNDI名と、Interstage(運用)環境で使用するリソース名の対応付けを管理します。
エラーメッセージ退避キューに滞留したエラーメッセージおよび結果受信キューに滞留した処理結果のメッセージを削除する、apfwdelmsgコマンドです。
アプリケーション安定稼働機能における救済措置を行う契機となるメモリ使用率です。しきい値は、ヒープ領域とPermanent世代領域のそれぞれに対して設定します。しきい値には第1しきい値と第2しきい値があり、それぞれ違う救済措置を指定できます。
サーバアプリケーションをアプリケーション連携実行基盤上で動作させるための、環境構築を支援するExcel形式のツールです。利用者の環境に応じた入力項目および設定情報に従い、各種定義コマンドおよび定義ファイルを出力します。利用者は、システム構築シートで出力した情報を利用して、容易にアプリケーション連携実行基盤の実行環境を作成できます。
Symfowareでは、以下に示すファイルのことをまとめて、システムファイルといいます。
RDBディクショナリ
RDBディレクトリファイル
ログ管理ファイル
テンポラリログファイル
アーカイブファイル
アプリケーション連携実行基盤とサーバアプリケーションを繋ぐためのインタフェースです。サーバアプリケーションで利用する言語に合わせたデータ型への変換、および、アプリケーション連携実行基盤からサーバアプリケーションへの受渡しを行うデータ領域の獲得、解放を行うもので、アプリケーション連携実行基盤からサーバアプリケーションを呼び出す際に利用されます。このインタフェースは、実行基盤インタフェース生成ツールで生成します。
アプリケーション連携実行基盤とサーバアプリケーションを繋ぐためのインタフェースです。サーバアプリケーションで利用する言語に合わせたデータ型への変換、および、アプリケーション連携実行基盤からサーバアプリケーションへの受渡しを行うデータ領域の獲得、解放を行うもので、アプリケーション連携実行基盤からサーバアプリケーションを呼び出す際に利用されます。このインタフェースは、実行基盤インタフェース生成ツールで生成します。COBOLのサーバアプリケーションを開発する場合は、COBOL開発支援ツールを使用して生成することもできます。
マルチスレッドで動作するアプリケーションから、Oracleデータベースを操作する場合に必要となる値です。CONTEXT USE文で参照する実行時コンテキスト変数に指定し、使用します。
シフトJISコードは、英数字および制御文字は1バイトで表現されます。各国語文字は、1文字が2バイトとして制御されます。パソコンでの利用で発展し、現在はUNIXでもサポートされています。
同報・条件分岐を起点とするルートには、それぞれのルートを実行するための条件を設定します。それらの条件がどれも成立しない場合に実行するルートとして、[条件不成立時に実行]のオプションを有効にしたルートを必ず設定する必要があります。
フロー定義ツールのアクティビティ定義において、処理要求メッセージ格納キューの入力が省略された場合に使用されるDestination名です。フロー定義ツールのプロパティ画面で定義します。
非同期アプリケーション連携実行基盤において、アクティビティごとに定義される業務処理実行アプリケーションを呼び出すためのメッセージを格納するキューです。フロー定義ツールのアクティビティ定義で処理要求メッセージ格納キューを定義することで、業務処理実行アプリケーションを呼び出すためのメッセージが、このキューに格納されます。非同期アプリケーション連携実行基盤では、格納されたメッセージに基づき業務処理実行アプリケーションの呼出しや、次のアクティビティの決定を行います。
非同期アプリケーション連携実行基盤において、ハードディスクに退避させたメッセージです。エラーメッセージ退避キューへのメッセージ退避が失敗した場合や、非同期アプリケーション連携実行基盤で重大なエラーが発生した場合、エラーとなったメッセージがシリアライズファイルとして、ハードディスクに退避されます。退避されたメッセージは、アプリケーション連携実行基盤が提供するコマンドを用いて、リカバリを行うことができます。
データベースを構成する要素です。Symfowareでは、情報分析システム分析技法AA/BRMODELLINGを利用してデータ分析を行って、表を作成します。これらの表の集まりを“スキーマ”と定義します。
セットアップ情報ファイルは、rdbsetupコマンドによってRDBシステムをセットアップするときに、入力となるファイルです。RDBディクショナリ、テンポラリログおよびアーカイブログを格納するローデバイス名を指定します。セットアップ情報ファイルを作成するときのファイル名は以下になります。
/opt/FSUNrdb2b/etc/RDBシステム名.ini
/opt/FJSVrdb2b/etc/RDBシステム名.ini
C:\SFWETC\RDB\ETC\RDBシステム名.ini
アプリケーション安定稼働機能におけるJavaVMのうち、運用JavaVMでメモリ不足の予兆やアプリケーションタイムアウトの事象が発生した場合に備えて、待機しているJavaVMです。運用JavaVMで事象が発生した場合、待機JavaVMは運用JavaVMとなり、以降の新規リクエストが振り分けられます。
通常ルートの処理の負荷を分散するために設定するルートです。通常ルートの処理の負荷が高まり、イベントチャネル内のメッセージの滞留数が、設定した上限のしきい値を超えた場合に、通常ルートの処理を代行します。また、滞留数が設定した下限のしきい値未満になった場合は、代行ルートから通常ルートへ復帰します。
通常ルートから代行ルートへの処理の移行は、設定したメッセージ滞留数のしきい値を基準にして自動的に行われます。また、移行した代行ルートから通常ルートへの復帰も、同様に自動的に行われます。これらの、通常ルートと代行ルートの切替えを制御するのが代行ルート制御機能です。
データベースのリカバリに備えて前もって外部ファイルに取得したデータベースのデータのことです。退避データは、OSのバックアップ機能またはrdbdmpdicコマンドを実行することで取得します。
関連用語: バックアップ
データベースの復旧(リカバリ)の1つです。システムダウンが発生したとき、処理途中のトランザクションによりデータベースのデータが不整合になる場合があります。ダウンリカバリは、Symfowareの再起動時に、このような不整合を解消する機能です。
抽出データファイルは、エクスポートユーティリティ定義で指定した条件に従って退避データファイルからユーザログ本文だけを抽出したファイルです。このファイルはデータ抽出処理で作成され、エクスポートユーティリティ後処理でバッチ処理などへの入力データとして利用可能です。
アクティビティの業務処理実行アプリケーションを呼び出すためのメッセージが、通過するルートです。または、代行ルートと対になる言葉として、イベントチャネル内のメッセージの滞留数が、しきい値内に収まっている場合に通過するルートの意味としても使用します。
時間がかかる処理によって、業務全体のスループットが低下するのを防ぐためのアプリケーション連携方式です。アプリケーション連携フローの途中で処理を分岐し、通常のルートとは別のルートに時間がかかる処理を切り出し、切り出した処理の実行と並行して通常ルートの処理を実行します。
フローの起動後、処理結果の待ち合わせを行わないで、すぐに処理が復帰するフロー起動方法です。待ち時間が少ないために、業務処理開始アプリケーションで多くの処理を受け付けて、連続的にフローを起動する必要がある場合などに適します。
データベースアクセス管理機能は、業務データベースに対するコネクション管理およびトランザクション制御を行うための機能です。
アプリケーション開発者はデータベースアクセス管理機能を使用することで、業務データベースを操作する際に必要となるデータベースへのコネクション制御やトランザクション制御を意識することなく容易にアプリケーションの開発を行うことができます。
データベースアクセス管理機能を使用するには、データベースリソース定義コマンドを使用して、事前に使用するデータベースリソース定義を作成します。
また、業務アプリケーションの配備時にアプリケーション連携実行基盤定義の定義項目を設定します。
データベースのリカバリに備えて、データベースを別のディスクや磁気テープなどにバックアップすることです。データベースのバックアップには、OSのバックアップ機能を使用します。
関連用語: 退避データ
データ操作中の不慮のシステムダウン、アプリケーションの異常終了、およびデータベースを格納したディスクにトラブルが発生した場合に、これらのトラブルが発生する前の状態にデータベースを戻すことです。
データベースは、1つのサーバシステム上に、管理・設計の単位として複数個作成することができます。これらのデータベースを識別するために、サーバシステム上で一意の名前を付けます。これを“データベース名”と呼びます。
データベースリソース定義は、アプリケーション連携実行基盤でデータベースにアクセスする際に使用する接続情報を定義した情報です。アプリケーション連携実行基盤でフロー定義情報やメッセージトラッキング情報等の情報をデータベースから取得する際および、データベースアクセス管理機能を使用する場合に使用されます。本定義情報は、データベースリソース定義コマンドを使用して、登録・削除・参照することができます。
データベースへ接続するための各種情報を定義したファイルです。業務用データベース、フロー定義DB、メッセージトラッキングDB、メッセージ格納DBに接続する場合に定義します。このファイルは、システム構築シートで作成します。
データベースリソース名は、データベースリソース定義において接続情報を一意に特定するための名称です。データベースリソース名には任意の名称を指定することができます。データベースリソース名は、フロー定義の登録やメッセージトラッキングの際に接続先を特定するために使用します。
データ操作中の不慮のシステムダウン、アプリケーションの異常終了が発生した場合は、データベースを正しい状態にリカバリする必要があります。そのためのログデータが格納されるファイルをテンポラリログファイルと呼びます。
動作環境ファイルは、アプリケーションの実行時の動作環境を規定するためのファイルです。動作環境ファイルには、システム用の動作環境ファイルがあります。システム用の動作環境ファイルは、システム全体のアプリケーションの動作環境をチューニングする場合に使用します。
データベースのアクセスにおいては逐次的にデータベースを更新したり、いくつかのSQL文をまとめてからデータベースを更新したりすることが可能です。そのために、一連のデータ操作の途中で不慮のシステムダウンなどが発生すると、処理全体を有効にするか、無効にして再度やり直しができるようにデータベースを復旧する必要があります。このように、一連のデータ操作の一貫性を保証する単位をトランザクションと呼びます。
トランザクション後メッセージ編集処理インタフェースを実装した処理です。同期アプリケーション連携実行基盤で管理するコネクションに対し、トランザクションの完了(コミット・ロールバック)結果に基づいて、クライアントへ返却するメッセージを編集します。
サーバアプリケーションのトランザクション後メッセージ編集処理のインタフェースです。このインタフェースと実装した処理は、クライアントへメッセージが返却される直前のDBトランザクションのコミット・ロールバック処理のあとに呼び出されます。この処理は、同期アプリケーション連携実行基盤でのみ利用します。
トランザクションの完了が確認できなかったユーザログレコードが書き込まれたファイルです。このファイルはデータ抽出処理で作成され、次回のデータ抽出処理で読み込まれます。
データの検索などを目的として、ユーザが使用する、文字や数値、日付、時間などの任意の列を指します。分析テーブルなど、別のデータベースへデータをロードし、参照や加工などの分析を行う場合に使用します。
分散オブジェクトシステムにおいて、リモートにあるオブジェクトの参照を取得する機能です。ネーミングサービスはオブジェクトの参照と名前を関連付けて管理しています。ネーミングサービスにアクセスして、指定した名前に関連付けられたオブジェクトの参照を取得することができます。
1つのユーザログテーブルを分割キーに基づいて、複数のDSIに分割する機能です。ユーザログテーブルを、分割した単位で独立かつ平行して運用する際に使用します。
関連用語:DSI分割、分割キー、分割キー値
コード変換を伴わないデータです。アプリケーション連携実行基盤のC言語またはCOBOLアプリケーションでは構造体(集団項目)の形式で、Javaアプリケーションではbyte[](byteの1次元配列)の形式でデータを送受信します。
トランザクションの完了が確認できないために破棄対象となったユーザログレコードが書き込まれたファイルです。このファイルはデータ抽出処理で作成され、異常時の原因分析などの用途に利用できます。
開発したクライアントアプリケーションやサーバアプリケーションを実行可能な状態にすることです。COBOLの非同期アプリケーション連携実行基盤では、非同期ワークユニット上にサーバアプリケーションを配備コマンドを使用して配備します。
Java非同期アプリケーション連携実行基盤では、IJServer上にサーバアプリケーションを配備コマンドを使用して配備します。
同期アプリケーション連携実行基盤では、CORBAワークユニット上にサーバアプリケーションを配備コマンドを使用して配備します。また、クライアントアプリケーションをサーブレットまたはEJBとして実装する場合、IJServer上にクライアントアプリケーションを配備コマンドを使用して配備します。
配備対象のアプリケーションを構成するファイルです。Javaの場合、アプリケーションを配備ファイルとして作成してから、IJServerに配備します。業務処理実行アプリケーションは、必ずIJServer上で運用するため、常に配備ファイルを作成する必要があります。この場合、配備ファイルはejb-jarまたはearになります。また、業務処理開始アプリケーションも、IJServer上で運用する場合は、配備ファイルを作成する必要があります。この場合、配備ファイルは形態に応じてejb-jar、warまたはearになります。C言語またはCOBOLの場合、サーバアプリケーションを構成するアプリケーションライブラリおよび定義ファイルを実行環境上に転送し、配備定義を作成した上で配備コマンドを実行します。
Interstage管理コンソールの4つに分割されたフレームの1つです。Interstage管理コンソールのタイトルロゴ、ログインしているユーザ名、ヘルプボタン、ログアウトボタンなどが表示されます。
複数のサーバアプリケーションを非同期通信で連携させて業務処理を行うための実行基盤です。フロー定義ツールによるビジュアルなサーバアプリケーション連携定義やトランザクション制御など、アプリケーション連携実行基盤のサービスを活用することで、高品質なシステムを短期間で構築できます。
非同期アプリケーション連携実行基盤が提供する、業務処理実行アプリケーションから利用可能なサービス機能です。高信頼性ログ利用、コリレーションID取得、フロー定義名取得、コンテキストID取得の機能が利用できます。
非同期アプリケーション連携実行基盤のフローを起動するためのAPIです。非同期アプリケーション連携実行基盤のAPIを使用することで、フローを起動するためのメッセージの発行、処理結果やエラー情報を格納したメッセージの取得を行うことができます。
非同期アプリケーションが実行される実行環境の枠組です。 運用に必要な情報(環境変数、ライブラリ情報など)を登録することで、非同期ワークユニットに設定された実行環境下で非同期アプリケーションを動作させることができます。
アプリケーション連携実行基盤のシステム環境構築やデバッグ・保守などを容易にするためのログ機能です。インストール時のデフォルトでは、ログはコンテナログに出力されます。標準ログには、システムログ、性能ログという2種類の目的別のログがあります。
運用システムと待機システムでシステムを2重化し、システムのダウン時に待機システムに業務を引き継ぐ処理です。Symfowareのフェイルオーバには、作業を引き継ぐサーバの状態(可用性のレベル)により、ホットスタンバイ機能とスタンバイ機能があります。
フェイルオーバを実現するための運用をフェイルオーバ運用と呼びます。1つの業務処理に関して、異なったノード上に運用と待機を用意しておくことにより、ノードの故障などが発生したときに、他のノードで業務を引き継ぎます。
論理構造および格納構造とともにデータベースの構造の1つです。磁気ディスクに配置するデータベーススペースのことを物理構造と呼びます。データベーススペースは、固定長のブロックの集合体です。
関連用語: 格納構造、論理構造
ユーザログテーブルのパーティショニングを行う場合に、分割キーに指定する値です。この値は、設計するシステムに合わせて、ユーザがAPIで指定します。指定方法は、CREATE DSO文の分割条件の指定箇所で指定します。
関連用語:DSI分割、パーティショニング、分割キー
フェイルオーバを実現する機能の1つで、あらかじめ待機システムでSymfowareを起動させた状態で待機させる方式です。スタンバイ機能に比べて、システムダウン後の再起動時間がないため、格段に可用性が向上します。
サーバアプリケーションの前処理実装用のインタフェースです。このインタフェースを実装した処理は、業務処理実行前に自動的に呼び出されます。Javaでは、業務処理実行アプリケーションのコンストラクタ実行後に呼び出されます。
1つのシステム上で別々のRDBディクショナリをもつ複数のSymfowareを起動することです。マルチRDBでは、それぞれのSymfowareを独立して動作させることができます。また、あるアプリケーションが複数のSymfowareの環境に結合してデータアクセスすることができます。
非同期アプリケーション連携実行基盤において、業務処理開始アプリケーション、および業務処理実行アプリケーションの間で受け渡しを行う、ルーティング定義、業務データ定義などのフロー定義に関する情報を総称したものです。
メッセージとDBの整合性保証機能を利用する場合に、メッセージを格納するデータベースです。メッセージ格納DBは業務用データベースで、メッセージとDBの整合性保証機能を利用する場合に作成する必要があります。メッセージ格納DBを作成できるのは、製品版Symfoware Serverだけです。
アプリケーション連携実行基盤のメッセージ処理で異常が発生した場合、異常となったメッセージをエラーメッセージ退避キューに送信する機能です。
エラーメッセージ退避キューに格納されたメッセージは、アプリケーション連携基盤が提供するコマンドを用いて、異常となったメッセージ内容の修正および異常となったキューへ再送信し、処理を復旧することができます。
システムダウンやアプリケーション異常が発生しても、最初から最後までデータに矛盾がない状態であること、または、メッセージの送信および受信でメッセージに矛盾がない状態であることを保証する機能です。
エラーメッセージ退避キューが設定されていない場合、またはエラーメッセージ退避キューへの送信中に異常が発生した場合、異常となったメッセージをシリアライズファイルへ退避する機能です。
メッセージの経路を振り分けるための条件です。条件を設定するには、メッセージに含まれる業務データの値に対する条件式を定義します。メッセージは、条件式の評価結果がtrueとなった場合にだけ、ルートを通過することができます。
メッセージに優先度を設定する機能です。業務処理を優先して行いたい要件が発生した場合や、業務処理中に一定の条件を満たした場合などに、特定のメッセージの優先度を変更することができます。優先度によるメッセージ処理順序の変更は、業務に関連付けられたキュー単位で行います。
初期処理、終了処理、前処理、後処理、業務処理、エラー処理、トランザクション後メッセージ編集処理といった、サーバアプリケーションおよびサーバアプリケーションの実行基盤インタフェースを含むライブラリです。サーバアプリケーションを配備する場合に指定します。このライブラリは、アプリケーション連携実行基盤からサーバアプリケーションを起動または呼び出す場合にロードされます。
ユーザ定義型は、業務データとして指定可能な要素の型の1つであり、ユーザ定義型情報は、ユーザ定義型が持つ情報です。java.io.Serializableをインプリメントしたクラスを指定することができます。
アプリケーションでユーザが利用するログで、汎用ログ、高信頼性ログがあります。
オンラインやバッチの処理内容(入力情報や返却情報など)を、個々のシステムで定めた業務データの位置付けで取得するログです。高信頼性が求められるログは、業務処理の証拠や情報系システム向けの基礎データとして位置付けられるログを想定しています。
ユーザログテーブルは、ユーザログなどのジャーナルデータを格納します。エンドレスなデータ追加を実現するために、エントリという単位で領域を循環使用します。この格納構造をCYCLIC構造と呼びます。
ユーザログテーブルはSymfowareの表として実装しているため、トランザクションリカバリやメディアリカバリなどの信頼性を実現することができます。
メッセージの入出力を行う、業務処理実行アプリケーションを呼び出すためのインタフェースを定義します。この定義は、非同期アプリケーション連携実行基盤のフロー定義を行う場合に、フロー定義ツールで設定できます。COBOLの呼出し定義では、業務処理実行アプリケーション名や業務処理名などを設定します。Javaの呼出し定義では、クラス名やメソッド名などを設定します。
データ操作中の不慮のシステムダウン、アプリケーションの異常終了およびデータベースを格納したディスクボリュームにトラブルが発生した場合に、これらのトラブルが発生する前の状態にデータベースを戻すことです。
異常時の後処理で定義する機能であり、フロー定義に指定したリトライ回数の内部リトライを行います。リトライ機能で内部リトライを行っても問題が解決できない場合、Interstage管理コンソールで作成するワークユニットに設定したリトライ回数分、業務処理がロールバックされメッセージ受信からの処理がリトライされます。
アプリケーション例外発生時の後処理で定義する機能であり、フロー定義に指定したリトライ回数の内部リトライを行います。リトライ機能で内部リトライを行っても問題が解決できない場合、Interstage管理コンソールで作成するワークユニットに設定したリトライ回数分、業務処理がロールバックされメッセージ受信からの処理がリトライされます。バックアップした資源を使用して復元を行うことです。
Apcoordinatorが提供するインタフェースです。Apcoordinatorで作成したアプリケーションから、同期アプリケーション連携実行基盤を呼び出す場合に使用します。Apcoordinatorで作成したEJBセションBeanおよびSOAPサーバアプリケーションと共通のAPIで呼び出せます。
関連用語:Apcoordinator
単一のリソースだけを対象とするトランザクション、1つのデータベースにだけ関連するトランザクションをローカルトランザクションといいます。JDBCなどのリソースを使用したトランザクションもローカルトランザクションに属します。複数の関連プロセスを含むトランザクションは、分散トランザクションまたはグローバルトランザクションとなります。
UNIX系のファイルシステムとは関係なくデータ操作することのできるディスク領域をローデバイスと呼びます。ローデバイスは、UNIX系のユーティリティを使用して作成するキャラクタ型の特殊デバイスです。Solarisの場合は、通常、/dev/rdsk/の下に作成されるノード名で表されます。
処理中のトランザクションのデータ操作を無効にすることです。ロールバックには、データ操作のSQL文単位のロールバックと、トランザクション単位のロールバックの2種類あります。代表的なものでは、前者には、データ操作の例外状態の発生、後者には、アプリケーションが意図したROLLBACK文の発行があります。
テンポラリログファイルおよびアーカイブログファイルの管理情報をもつファイルです。ログ管理ファイルは、インストール時に作成され、テンポラリログファイルおよびアーカイブログファイルの作成および変更時に、ログファイル情報が書き込まれます。
関連用語:アーカイブログファイル、テンポラリログファイル
ロググループの管理情報を持つファイルです。ログ環境の分割単位をロググループと呼び、各ロググループは、ログ管理ファイル、テンポラリログファイル、アーカイブログファイルから構成されます。なお、ロググループには、デフォルトで存在するRDBシステム内で1つのシステムロググループと、追加定義する複数のユーザロググループの2種類があります。
アプリケーションが実行される実行環境の枠組です。 運用に必要な情報(データベースや環境変数、ライブラリ情報など)やオブジェクトを登録することで、ワークユニットに設定された実行環境下でアプリケーションを動作させることができます。