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Interstage Business Application Server 運用ガイド(アプリケーション連携実行基盤編)
FUJITSU Software

8.1.7 環境変数

ワークユニット配下で動作するアプリケーションが使用する環境変数を、ワークユニット定義の「Environment Variable」ステートメントに設定することで、ワークユニット起動時に自動的にアプリケーションプロセスに反映することができます。アプリケーションで使用しているデータベース製品などが、環境変数を参照する場合などに有効な機能です。

なお、環境変数LD_LIBRAYR_PATHおよびPATH、CLASSPATHについては、ワークユニット定義の「Library for Application」、「Path for Application」および「CLASSPATH for Application」ステートメントにそれぞれ設定してください。

8.1.7.1 環境変数の反映される範囲

ワークユニット定義では[Control Option]セクションと[Application Program]セクションのそれぞれに、環境変数を設定することできます。[Control Option]セクションに設定された場合、ワークユニット配下にあるすべてのアプリケーションのプロセスに反映されます。[Application Program]セクションに設定された場合、該当のアプリケーションが動作するプロセスにのみ反映されます。[Control Option]セクションと[Application Program]セクションの両方に同一の環境変数が設定された場合、[Application Program]セクションに設定された環境変数の値が、プロセスに反映されます。また、Interstageの起動時に設定された環境変数も、ワークユニット配下で動作するプロセスに引き継がれます。

Interstageの起動時に設定された環境変数名と、ワークユニット定義で設定された環境変数名が同一の場合、ワークユニット定義で設定した環境変数が有効となります。

  右になるほど優先されます。

Interstage起動時の環境変数

ワークユニット定義(Control Option)の環境変数

ワークユニット定義(Application Program)の環境変数

アプリケーションプロセスに反映される環境変数

AAA=111
BBB=222
  
DDD=666
EEE=888

  
BBB=333
CCC=444
  
EEE=999

  
  
CCC=555
DDD=777
EEE=111

AAA=111
BBB=333
CCC=555
DDD=777
EEE=111

なお、Interstage起動時の環境変数は、Interstageの起動方法により、以下のとおり異なります。