ここでは、セットアップ前に必要な作業について説明します。
■JDBCドライバのインストール
JDBCでデータベースを操作するために、アプリケーションサーバには、JDBCドライバをインストールする必要があります。
データベースの種類と、アプリケーションサーバにインストールするJDBCドライバ関連ソフトウェアの関係は以下のようになります。
データベース | アプリケーションサーバにインストールするJDBCドライバ関連ソフトウェア |
---|---|
Symfoware | なし |
Oracle (JDBCドライバにはthinドライバを利用) | Oracle用JDBCドライバ(thinドライバ) |
Oracle (JDBCドライバにはociドライバを利用) | Oracle用JDBCドライバ(ociドライバ) Oracle Database Client |
なお、Javaでサーバアプリケーションを開発する場合には、IJServerのクラスパス設定に、JDBCドライバへのパスを設定する必要があります。詳細は、“8.3.2 データベースライブラリの環境設定”の“◆JDBC環境の設定値”を参照してください。
■Oracle用クライアントソフトウェアのインストール
メッセージとDBの整合性保証機能を使用し、かつ業務用データベース(メッセージ格納DB)にOracleを使用する場合には、イベントチャネルを運用するサーバに、Oracleのバージョンに合わせたClientソフトウェアをインストールする必要があります。
データベースサーバのデータベースにOracleを使用する場合、データベースサーバに32bit用Oracleクライアントをインストールする必要があります。また、データベースサーバの環境設定時に、LD_LIBRARY_PATHの設定として32bitライブラリを指定する場合、Oracleのホームディレクトリには、32ビット用Oracleクライアントのホームディレクトリを指定してください。
データベースサーバのデータベースにOracleを使用する場合、データベースサーバに64bit用Oracleクライアントをインストールする必要があります。また、データベースサーバの環境設定時に、LD_LIBRARY_PATHの設定として64bitライブラリを指定する場合、Oracleのホームディレクトリには、64ビット用Oracleクライアントのホームディレクトリを指定してください。