Webコンソールで作成したNASボリュームは、コマンドでバックアップすることもできます。
コマンドは、NASボリュームのバックアップを自動スケジュールする場合などに利用します。
WebコンソールでNASバックアップ設定を事前に行ってください。
コマンドでNASボリュームをバックアップするには、NASバックアップ設定のコピーグループ名が必要です。WebコンソールでNASバックアップ設定のコピーグループ名を確認してください。
運用管理サーバでacnas backup (NASボリュームのバックアップコマンド)を実行します。-gオプションには、事前に確認したNASバックアップ設定のコピーグループ名を指定します。
[実行例]
acnas backup -g NAS_QuickOPC_0
ポイント
コマンドでNASボリュームをバックアップした場合も、NASボリュームのリストアはWebコンソールから実行する必要があります。
参考
NASバックアップボリュームのマウントを実行した場合、NASバックアップボリューム内の共有フォルダの設定値(共有状態やアクセス設定など)は、バックアップ実施時点のNASボリュームの設定値になります。
NASボリュームのバックアップは、NASボリュームからNASバックアップボリュームに対してQuickOPCを利用してデータをコピーします。
NASボリュームのアドバンスト・コピーの状況確認や停止は、以下のコマンドで行うことができます。
NASボリュームからNASバックアップボリュームへのコピー状況は、acopc query(OPCまたはQuickOPCのコピー状況表示コマンド)で確認できます。
[実行例]
acopc query -g NAS_QuickOPC_0
注意
acopc queryコマンドで確認できるコピー状況と、NASボリュームのバックアップ成否とは一致しないことがあります。バックアップの成否は、バックアップコマンドの結果から判断してください。
NASボリュームからNASバックアップボリュームへのQuickOPCによるコピーを停止する場合は、acopc cancel(OPCまたはQuickOPCのコピー停止コマンド)を実行します。
[実行例]
acopc cancel -g NAS_QuickOPC_0
注意
NASボリュームからNASバックアップボリュームへのコピー停止は、NASボリュームの2次バックアップを行う手順で実施します。
物理コピー中にコピーを停止した場合、acnas backupコマンドが正常終了していても、バックアップデータは保証されません。