リストアは、ETERNUS VX700 seriesのスナップショット機能を用いてLogical Unit(業務ボリューム)単位に復元します。
図8.4 スナップショット機能によるリストア
注意
リストア処理は、バックアップ元となる業務ボリュームに対してだけ可能です。リストア先を変更することはできません。
システムにマウントされているファイルシステムが存在するボリュームをリストアする場合は、リストア開始前にすべてアンマウントしてください。
Symfowareデータベーススペースのリカバリー
AdvancedCopy Managerでは、SymfowareのLogical Unit(ディスク)単位またはロググループ単位でのデータベーススペースをリカバリーできます。
AdvancedCopy Managerのリカバリーは、次のように処理します。
適切なリカバリ制御ファイルとスナップショットを選択します。
スナップショットを業務ボリュームへリストアします。
最新の状態または特定の時点へ復旧する場合、リカバリ制御ファイルを元に、アーカイブログを適用します。
ポイント
アーカイブログを外部媒体に退避している場合、AdvancedCopy Managerは、外部媒体に保管したアーカイブログ退避ファイル名を書いたファイル(アーカイブログ退避先名が列挙されたファイル)を指定してリカバリーできます。
“アーカイブログ退避先名が列挙されたファイル”に指定したファイルに、MT(テープ装置)に退避されたアーカイブログ退避ファイルを記述した場合は、リカバリーできません。
AdvancedCopy ManagerでバックアップしたSymfowareのデータベーススペースは、AdvancedCopy Managerでリカバリーする必要があることから、スナップショットをテープなどの二次媒体に退避しても二次媒体から直接リカバリーできません。