運用管理サーバのIPアドレスは、以下の手順で変更(追加および削除含む)します。
IPv4アドレスまたはIPv6アドレスを追加する場合、手順1および手順7は不要です。
運用管理サーバを論理IPアドレスで運用しており、物理IPアドレスだけが変更になる場合は、手順5~7を行ってください。それ以外の場合は、すべての手順を行ってください。
運用管理サーバで、レプリケーション管理機能を使用して複製元または複製先ボリュームとして定義している場合は、「7.6.2 複製元/複製先ボリュームの削除」を参照して、複製元/複製先ボリュームの設定を削除します。
運用管理サーバで、システムのIPアドレスを変更して、システムを再起動します。
運用管理サーバで、サーバ情報変更指示ファイルを作成後、「10.3.4 stgxfwcmmodsrv(サーバ情報変更コマンド)」を-fオプション付きで実行してIPアドレスを変更します。
運用管理サーバで、AdvancedCopy Managerの各種デーモンを再起動します。
再起動方法は、「第2章 デーモンの起動と停止」を参照してください。
運用管理サーバにStorage Cruiserエージェントをインストールしている場合は、以下の手順を実施します。
Storage Cruiserエージェントのデーモンを停止します。
Storage Cruiserエージェントの起動IPアドレスを変更します。
Storage Cruiserエージェントのデーモンを起動します。
Storage Cruiserエージェントの起動/停止方法は、『ETERNUS SF Storage Cruiser運用ガイド』の「エージェントの起動と停止」を参照してください。Storage Cruiserエージェントの起動IPアドレスの変更方法は、『ETERNUS SF Storage Cruiser運用ガイド』の「setagtip (エージェント情報変更コマンド)」を参照してください。
『ETERNUS SF Webコンソール説明書』の「サーバ情報の変更」を参照して、IPアドレス情報を変更します。
レプリケーション管理機能を使用する場合は、レプリケーション管理の環境を再構築します(「7.4.5 複製元/複製先ボリュームの設定」以降の作業を実施してください)。
Storage Cruiserの障害監視機能を使用している場合は、各管理対象のSNMPトラップ送信先IPアドレスを変更します。『ETERNUS SF Storage Cruiser運用ガイド』の「sanadmsh chtraprcvip (SNMPトラップ送信先IPアドレスの変更コマンド)」を参照してください。
参照
クラスタ運用での変更方法は、「9.5.7.1 運用管理サーバ業務のIPアドレスの変更」を参照してください。
注意
運用管理サーバのIPバージョンを変更・削除する場合は、変更・削除前のIPバージョンで登録されている管理対象サーバに対して、以下の処理を実施してください。
IPバージョンを変更(IPv4からIPv6への変更、またはIPv6からIPv4への変更)する場合
対象となる管理対象サーバを削除します。
手順に沿って運用管理サーバのIPアドレスを変更します。
対象となる管理対象サーバを変更後のIPバージョンで再登録します。
IPバージョンを削除(IPv4/IPv6両方から、IPv6だけまたはIPv4だけへの変更)する場合
対象となる管理対象サーバのIPアドレスを、変更後のIPバージョンに変更します。
手順に沿って運用管理サーバのIPアドレスを変更します。