ノングローバルゾーンの設定をします。
参照
構成手順の詳細は、OSのマニュアルを参照してください。
クラスタ運用の場合は、PRIMECLUSTERのマニュアルを参照してください。
ノングローバルゾーンの構成
ノングローバルゾーンを、zonecfgコマンドを利用して構成します。
[実行例]
ノングローバルゾーン(zone01)の構成を作成します。
# zonecfg -z zone01<Enter> |
デバイスの割当て
AdvancedCopy Managerで利用するブロックデバイスとローデバイスを、「add device」を利用して、ノングローバルゾーンに割り当てます。
[実行例]
/dev/dsk/c0t1d0s0および/dev/rdsk/c0t1d0s0を、ノングローバルゾーン(zone01)に割り当てます。
zonecfg :zone01> add device <Enter> zonecfg :zone01:device> set match=/dev/rdsk/c0t1d0s0 <Enter> zonecfg :zone01:device> end <Enter> zonecfg :zone01> add device <Enter> zonecfg :zone01:device> set match=/dev/dsk/c0t1d0s0 <Enter> zonecfg :zone01:device> end <Enter> |
ノングローバルゾーンのデバイス、ファイルシステム | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|
ZFS | ZFS | ZFS | UFS | ローデバイス | ||
グローバルゾーンのデバイス、ファイルシステム | ZFSファイルシステム | × | ― | ― | ― | ― |
ZFSストレージプール | × | × | ― | ― | ― | |
ZFSボリューム | ― | ― | × | ― | ― | |
UFSファイルシステム | ― | ― | ― | × | ― | |
ローデバイス | ― | ― | ― | ○ | ○ |
○: サポート対象です。
×: サポート対象外です。
―: 存在しない組合せです。
注1: ZFSのバックアップ/リストアは、グローバルゾーンで実施します。詳細は、「付録G ZFSファイルシステムのバックアップ/リストア」を参照してください。
注2: ノングローバルゾーンのローデバイスをUFSファイルシステムでフォーマットします。
注意
割り当てたデバイスをファイルシステムとして使用する場合は、以下のどちらかを実施してください。
ノングローバルゾーンでファイルシステムを手動でマウントする
ノングローバルゾーンのブート時にファイルシステムがマウントされるように、/etc/vfstabに配置する
ノングローバルゾーンの設定を実施しない場合、デバイス情報の取得反映で、ノングローバルゾーンのデバイスが表示されません。
PRIMECLUSTER GDSのボリュームを利用する場合、次の方法でデバイスを割り当ててください。詳細はPRIMECLUSTER GDSのマニュアルを参照してください。
ボリュームをノングローバルゾーンからrawデバイスとして利用する方法
fs-allowedプロパティの設定
グローバルゾーンの基本ソフトウェアがSolaris 11の場合だけ、以下の手順を実行してください。
ノングローバルゾーンでマウントするために、ノングローバルゾーンの構成時に使用するファイルシステムのfs-allowedプロパティを設定します。
[実行例]
fs-allowedプロパティに、ufsを設定します。
zonecfg:zone01> set fs-allowed=ufs
構成変更の反映と保存
ノングローバルゾーンの構成変更の反映と保存を行います。
[実行例]
zonecfg:zone01> verify zonecfg:zone01> commit zonecfg:zone01> exit
ノングローバルゾーンのインストール
既存のシステムを移行してノングローバルゾーンをインストールする場合、すでにAdvancedCopy Managerエージェントがインストールされているときは、一旦アンインストールしたあとに、再インストールしてください。