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ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 16.0 運用ガイド
FUJITSU Storage

F.7.1 ノングローバルゾーンの設定

ノングローバルゾーンの設定をします。

参照

構成手順の詳細は、OSのマニュアルを参照してください。
クラスタ運用の場合は、PRIMECLUSTERのマニュアルを参照してください。

ノングローバルゾーンの構成

ノングローバルゾーンを、zonecfgコマンドを利用して構成します。

[実行例]

ノングローバルゾーン(zone01)の構成を作成します。

# zonecfg -z zone01<Enter>

デバイスの割当て

AdvancedCopy Managerで利用するブロックデバイスとローデバイスを、「add device」を利用して、ノングローバルゾーンに割り当てます。

[実行例]

/dev/dsk/c0t1d0s0および/dev/rdsk/c0t1d0s0を、ノングローバルゾーン(zone01)に割り当てます。

zonecfg :zone01> add device <Enter>
zonecfg :zone01:device> set match=/dev/rdsk/c0t1d0s0 <Enter>
zonecfg :zone01:device> end <Enter>
zonecfg :zone01> add device <Enter>
zonecfg :zone01:device> set match=/dev/dsk/c0t1d0s0 <Enter>
zonecfg :zone01:device> end <Enter>
表F.1 Oracle Solarisゾーンサポート機能の対象

ノングローバルゾーンのデバイス、ファイルシステム

ZFS
ファイルシステム

ZFS
ストレージプール

ZFS
ボリューム

UFS
ファイルシステム

ローデバイス

グローバルゾーンのデバイス、ファイルシステム
(zonecfgの指定方法)

ZFSファイルシステム
(add fs)

×

ZFSストレージプール
(add dataset)

×

×
(注1)

ZFSボリューム
(add device)

×

UFSファイルシステム
(add fs)

×

ローデバイス
(add device)


(注2)

○: サポート対象です。
×: サポート対象外です。
―: 存在しない組合せです。

注1: ZFSのバックアップ/リストアは、グローバルゾーンで実施します。詳細は、「付録G ZFSファイルシステムのバックアップ/リストア」を参照してください。
注2: ノングローバルゾーンのローデバイスをUFSファイルシステムでフォーマットします。

注意

  • 割り当てたデバイスをファイルシステムとして使用する場合は、以下のどちらかを実施してください。

    • ノングローバルゾーンでファイルシステムを手動でマウントする

    • ノングローバルゾーンのブート時にファイルシステムがマウントされるように、/etc/vfstabに配置する

  • ノングローバルゾーンの設定を実施しない場合、デバイス情報の取得反映で、ノングローバルゾーンのデバイスが表示されません。

  • PRIMECLUSTER GDSのボリュームを利用する場合、次の方法でデバイスを割り当ててください。詳細はPRIMECLUSTER GDSのマニュアルを参照してください。

    • ボリュームをノングローバルゾーンからrawデバイスとして利用する方法


fs-allowedプロパティの設定

グローバルゾーンの基本ソフトウェアがSolaris 11の場合だけ、以下の手順を実行してください。
ノングローバルゾーンでマウントするために、ノングローバルゾーンの構成時に使用するファイルシステムのfs-allowedプロパティを設定します。

[実行例]

fs-allowedプロパティに、ufsを設定します。

zonecfg:zone01> set fs-allowed=ufs

構成変更の反映と保存

ノングローバルゾーンの構成変更の反映と保存を行います。

[実行例]

zonecfg:zone01> verify
zonecfg:zone01> commit
zonecfg:zone01> exit

ノングローバルゾーンのインストール

既存のシステムを移行してノングローバルゾーンをインストールする場合、すでにAdvancedCopy Managerエージェントがインストールされているときは、一旦アンインストールしたあとに、再インストールしてください。