名前
esfast tierpool delete - Tierプールの削除
形式
esfast tierpool delete -name name [-mode deleteMode] [-s]
コマンドパス
$INS_DIR\AST\Manager\opt\FJSVssast\sbin\esfast tierpool delete
($INS_DIRは、ETERNUS SF Managerをインストールしたときの「プログラムディレクトリ」です。)
/opt/FJSVssast/sbin/esfast tierpool delete
機能説明
Tierプールを削除します。コマンドの実行には、OSの管理者権限が必要です。
オペランド
Tierプールを削除します。
オプション
削除するTierプール名を指定します。
指定可能な値は以下のとおりです。
半角英数字、"#"(シャープ)、"-"(ハイフン)、および"_"(アンダースコア)から構成される、1~16文字までの文字列画面で作成済みのTierプール名を指定してください。
大文字・小文字は、区別しません。
Tierプール削除時のモードを指定します。指定可能な値は以下のとおりです。
ETERNUS SF ManagerのTierプールの情報を削除します。装置上のTierプールは削除しません。
確認メッセージを出力せずに、処理を継続します。
終了ステータス
=0 : 正常終了
>0 : 異常終了
終了ステータス | 意味 |
---|---|
0 | 正常終了 |
1 | 指定されたコマンドが見つからない |
2 | 指定されたコマンドが不当 |
3 | 指定されたパラメーターが不当 |
4 | 指定されたオプションが不当 |
5 | 指定されたパラメーター値のフォーマットが不当 |
22 | esfast tierpoolコマンド実行エラー |
254 | 内部エラー |
255 | 予期せぬエラー |
使用例
装置上のTierプール[TrPool1]を、サイレントモードで削除します。
> C:\ETERNUS_SF\AST\Manager\opt\FJSVssast\sbin\esfast tierpool delete -name TrPool1 -s INFO:esast9000:Command terminated normally.
# /opt/FJSVssast/sbin/esfast tierpool delete -name TrPool1 -s INFO:esast9000:Command terminated normally.
装置上のTierプール[TrPool1]は残して、ETERNUS SF Managerが保持しているTierプールの情報だけをサイレントモードで削除します。
> C:\ETERNUS_SF\AST\Manager\opt\FJSVssast\sbin\esfast tierpool delete -name TrPool1 -mode file -s INFO:esast9000:Command terminated normally.
# /opt/FJSVssast/sbin/esfast tierpool delete -name TrPool1 -mode file -s INFO:esast9000:Command terminated normally.
注意事項
以下が起動していることを確認してください。起動していない場合、コマンドがエラー終了します。
Windows環境
ETERNUS SF Storage Cruiser Optimization Optionサービス
Windowsの「サービス」画面を開き、サービスの状態が『開始』になっていることを確認してください。
Solaris環境、Linux環境
ETERNUS SF Storage Cruiser Optimization Optionデーモン
以下のコマンドを実行して、プロセスが存在するか確認してください。
# /bin/ps -ef | grep FJSVssast | grep -v grep
Tierプールに仮想ボリューム(FTV)が存在する場合は、Tierプールを削除できません。storageadm volume deleteコマンドで仮想ボリューム(FTV)を削除した後、Tierプールを削除してください。
Tierプールを削除すると、Tierプールに設定されているFlexible Tier Sub Poolも同時に削除されます。