目標レスポンスタイムに達成しない場合、またはボリュームが性能目標を達成していてもアプリケーションとして性能目標が達成できていない場合、利用者は目標レスポンスタイムを変更する必要があります。
また、I/Oの特性(リード、ライト、ランダムアクセス、シーケンシャルアクセス)に著しい偏りがある場合も、目標値を達成できないことがあります。このため、I/O特性に応じて、ハードの性能情報を基に目標値を設定する必要があります。
なお、アドバンスト・コピーを利用する場合、大量コピーによって調整に誤差が生じてしまうため、QuickOPCやREC等の初期コピー中は、QoS自動化を停止することを推奨します。
アプリケーションとして性能目標を達成できていない場合は、そのアプリケーションが使用するボリュームの目標レスポンスタイムを変更してください。変更後の目標レスポンスタイムに実際のレスポンスタイムが到達しない場合は、ハード構成を見直す必要があります。
Webコンソールを利用する場合
『ETERNUS SF Webコンソール説明書』の「目標レスポンスタイムの変更」を参照してください。
コマンドを利用する場合
esfadm volume qossetコマンドを実行します。
目標レスポンスタイムの変更後、性能グラフで性能情報を確認します。確認方法は、「6.5 性能情報の確認」を参照してください。